私の野次馬精神は止まることを知らない(苦笑)。今度は遠く新琴似まで出かけてアマチュアのマジックを楽しんだ。中には危うい手付きのマジシャンもいたが、それでも十分にマジックを楽しめたひと時だった。
※ 会場の「プラザ新琴似」の入口に掲示されていたポスターです。
10月29日(土)夕刻、「プラザ新琴似」において北大奇術研究会による「MAGIC PATY」が開催された。私は事前に前売券を購入し、当日は地下鉄を乗り継ぎ新琴似まで出かけ
たという物好きである。会場は体育館を兼ねる緞帳が付いた舞台だった。
渡されたプログラムによると、1年目会員が14名、2年目会員が1名、3年目会員が1名というとことで1年生の会員が主体のマジックショーということだった。
私は “マジック” という世界にはまったく馴染みがないために、いくら初歩的なマジックでもなんとなく「あれっ?不思議?!」と思いながら観て、楽しむことができるのだ。
今回の「MAGIC PATY」は主体が1年目会員とあって、いわば初心者たちのステージだったのだが、私には十分に楽しめたものだった。
※ こちらは事前に購入した入場券です。
MAGIC PATYは一部、二部に分かれ、なかには二人で演じるステージもあったが、ほとんどは独りで演ずるステージだった。都合14の演目が披露されたが、ステージはマジックだけでなく、ジャグリングを披露する人もいた。一年目とはいえ、手際よくマジックを披露する人もいたが、なかにはかなり危うい技の持ち主もいなかったわけではない。しかし、それもご愛嬌というものである。
告知によると12月には2・3年目部員が中心となって発表する「Magic Festival」も予定されているとか。つまり今回は1年目部員の初舞台を体験させる場だったようだ。
開演前に会場内には「飲食禁止、撮影禁止」と書いたボードをもった部員がいたので、写真撮影はすることができなかったが、代わりにボードを持った彼を写させてもらった。
※ いかにも若手マジシャンといった面持ちの一年目部員(?)です。
その彼に「四年目部員は卒論作成のために活動には参加していないの?」と聞いたところ「はい。奇術研究会では3年目で卒団ということになっています」との回答だった。
考えてみると、奇術研究会とは学生本来の学業を阻害することなくサークル活動ができる団体なのかもしれない。彼ら(彼女ら)が披露したマジックやジャグリングは学業を優先しながら、ちょっとした時間を有効活用することによって、一つや二つの技は習得できそうである。さらに四年目は卒団が不文律となっているという。
これは学業を疎かにしたくないと考える学生には人気かもしれない。その上、将来職に就いてからも職場においてちょっとした芸を披露するとヒーローになること請け合いである。そういえば、昨年暮れに日本生命の札幌支社長さんが保険の話をしながらマジックを披露して人気を博したことを記憶していた。場合によっては仕事に活かすことも考えられる。(その時の投稿記事「支社長さんはマジシャンだった」はこちら⇒)
奇術研究会…、学生には格好のサークルかも??