田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

繊細なる調べに憩う-北海道ギターフェス

2017-10-23 20:54:08 | ステージ & エンターテイメント
 相変わらずどこにでも出没する田舎オヤジである。この日は特に予定はなく、たまたま新聞でそのイベントを知った「北海道ギターフェスティバル2017 ギターアンサンブルの集い」を覗いてみた。

                    

 10月22日(日)午後、札幌市生涯学習センター(通称:ちえりあ)ホールで開催された北海道ギターフェスを覗かせてもらった。
 ギターアンサンブルのイベントだったので、個人(ソロ)での出場はなく、二人(ペア)以上の16のグループ、団体がステージに登場した。
 私は開会時の12時に少し遅れてしまったために、残念ながらプログラム1・2番目に登場した道外勢の東京と神奈川から駆け付けたアンサンブルを聴くことができなかった。
 したがって私が聴くことができたのは道内勢のみ14のグループ、団体の演奏だった。

               
               ※ 「松木・青山ギターデュオ」のステージです。

 広いちえりあホールはギターファンや私のようなやじ馬でほぼ満杯だった。そんな中、拡声器(マイク)を通さずに繊細なギターの音色が広いホール内に響くさまを耳を澄まして聴くのはなかなか心地良いものである。

               
               ※ ヴェテランを揃えた「アンサンブル アチャカトゥーラ」のステージです。

 ステージに上がった方の中で、目立ったのはシニアの方々だった。私の想像では、職場の第一線を離れて、ギター教室に通われ音楽を楽しんでいる方々がグループを組んでステージに上がるというケースがけっこう多いように思えた。
 もちろん若い高校(札幌北星高校クラシックギター部)や大学(北大ギータアンサンブル)のクラブの出場もあった。

               
               ※ 大学生唯一の出場だった「北大ギターアンサンブル」のステージです。

 演奏の技術の巧拙はもちろんあったが、やはり上手く聴こえてくる音は、演奏する表情にも自信がうかがえるようなステージだった。 
 そのように中、私の耳に素晴らしく届いたのは、二人組の「松木・青山ギターデュオ」(札幌市)、「アンサンブル アチャカトゥーラ」(札幌市)、「紋別ギタークラブ」(紋別市)、「ギター合奏団『ドルチェ』」(札幌市)などだったように思う。
 しかし、素人の私の耳だからあまりあてにはできないというところが本当のところだ。

               
               ※ アンサンブルの良さを発揮してくれた「ギター合奏団『ドルチェ』」のステージです。 

 16のグループ、団体の演奏が終わった後、道内を中心に活動しているギターデュオ「あこる(小文字)と」の演奏があった。さすがにプロである。紡ぎだされる音に表情を感じとることができた。

               
               ※ プロのデュオ「あこると」のステージです。

 それにしても、私などは和音を奏でるのがせいぜいなのだが、ステージに上がった人たちは、一音一音を5本の指で正確にフレットを抑え、もう一方の指もあの細い弦を正確に弾くのだから相当に練習しなければならないと思われる。
 その繊細な音は、巧拙にかかわらず聴いていて、素直に「素晴らしいなぁ」と思いながら聞き入った私だった。