田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

北海道低山紀行 60 ホロホロ山(1322.3m)

2016-06-20 16:30:03 | 北海道低山紀行 & Other
 徳舜瞥山々頂からは至近にあるホロホロ山だが、徳舜瞥山とは違い山頂近くの急登で私の体力は一気に奪われてしまった。わずか30分強の登りなのだが、その急登のために私はMAXのパワーを消費しなければならなかったのだった…。

           
          ※ 手前のガレ場を下り、尾根コースを経由して向こうに見えるピークを目ざします。

 徳舜瞥山頂からホロホロ山へは、前日の最後の写真のように(今回も掲載した)尾根コースを辿って行くコースである。まずは、急な岩場を下って行く。ホロホロ山の方がやや標高が高いのだから、登り返しのことを考えるとこの下りは辛い。

          
          ※ このようなガレ場を下りました。ということは帰りにはここを上らねばなりません。

 尾根コースとはいっても、森林限界ではないため、両脇は低い灌木に覆われたコースだった。そのコース脇には、徳舜瞥山を登るときには見られなかった高山植物が次々と見ることができ、目を楽しませてくれた。ハクサンチドリ、ミヤマキンバイ、シラネアオイ、等々…。

          
          ※ 尾根コースで見た花々です。ハクサンチドリの若い花?

          
          ※ こちらはミヤマキンバイでは?と思うのですが…。

          
          ※ シラネアオイは開ききって盛りを過ぎたようでした。

          
          ※ こちらはまるで分からない。

 急激な下りが終わり、しばらくは平坦に近い尾根コースが続いたが、やがてホロホロ山々頂に向っての激しい上りが待っていた。
 まるで頭上に上って行くような急登箇所が二ヵ所待っていた。私の後ろを上っていた若い女性が荒い息をしながら私を追い抜いて行った。
 その急登を上るのに、時間的には10分も要しなかったと思うのだが、私はすっかり消耗しきってホロホロ山々頂に立った。
 山頂は晴れていたのだが、遠くは雲がかかり遠望は十分とはいかなかった。

                

          ※ 急登の写真2枚です。上の写真は滑って難儀した箇所です。
                

          
          ※ 逞しき女性の荒い息遣いに、私は優しく(?)道を譲ってあげました。

          
          ※ 消耗しきって到達したホロホロ山々頂です。

          
          ※ 山頂からの景色は、雲に隠されているところもありイマイチでした。

 私はホロホロ山々頂で約15分休憩し、再び徳舜瞥山へ向かった。消耗しきった私には徳舜瞥山に向かう急登もかなり辛い思いをしながら徳舜瞥山に還ったのだった。
 徳舜瞥山では、今回珍しくガスストーブを持参したので、お湯を作りカップ麺とコーヒーを楽しみたっぷりと40分の休憩を取り、下山に備えたのだった。

          
          ※ ホロホロ山々頂から徳舜瞥山を望んだところです。

          
   ※ ホロホロ山から徳舜瞥山に還ってみると、山頂はご覧のとおり大賑わい。これでも写真には半分か写っていません。

          
※ お気付きの方もいらっしゃると思うが、私の山行記録のタイトルを「札幌近郊低山紀行」から「北海道低山紀行」に改題した。私の山の記録が札幌近郊だけにとどまらなくなってきたことがその理由である。しかし「低山」という言葉は残した。私が「北海道山紀行」と呼称するのはおこがましい。確かに中には羊蹄山や大雪山系の山もあるが、それは特別な場合でありOtherに括ることとし、やはり私はこれからも低山を中心に山を楽しんでいきたいという意志をタイトルに込めたいと思ったことをご理解ください。

【ホロホロ山 登山データ】
標 高  1322.3m
駐車場  大きな駐車場有り(20台くらい? それでも今日は足りなく路上駐車が多かった)※徳舜瞥山登山口
行 程  ※ グランドシニアの足とお考えください。
     徳舜瞥山々頂→(33分)→ホロホロ山山頂(15分休み)→(38分)→徳舜瞥山山頂
時 間  上り(33分) 下り(38分)
天 候  快晴、無風
登山日  ‘16/06/19