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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

札幌グルメ紀行 24 大衆食堂 半田屋 西線南七条店

2016-06-09 19:04:03 | 札幌麺紀行 & グルメ紀行
 グルメ紀行にカテゴライズするには相当に無理があるが、「食」という共通点から敢えてグルメ紀行に分類した。私たち庶民にはふつうに美味しく、安価で家庭の味が楽しめる半田屋さんは、面白い存在ではないだろうか? 

          

 NHKテレビの「ドキュメント72時間」という番組のファンである。一ヵ所にカメラをおいて、そこを行き交う人々の表情を追う番組である。無駄な演出を廃し、定点観測によって様々な人間模様が描かれていて、見ていて飽きない番組である。
 5月初旬「北のどんぶり飯物語」と題して、仙台にある「半田屋」が舞台となった72時間を映し出した。
 それを見ながら、「あゝ、札幌にも半田屋ってあったなあ」と思い出した。ネットで調べると、我が家からそれほど遠くない電車通りの南7条にお店があることが分かり興味を抱いた。

          

 興味を抱いたら即行動である。(さすがに妻は同行しなかった)
 電車通りに黄色地に赤色文字の派手な看板が目立つ。「24H営業」の文字も目立っていた。
 店の横には駐車場もあり、タクシー運転手などの御用達店らしさも覗かせていた。
 店内に入ると、まず揚物などの惣菜が皿に盛られていた。そこには「あじフライ 100円」、「コロッケ 100円」、「オムレツ 100円」(いずれも税込価格、以下も同じ)と表示され、いずれもがかなり安い感じである。
 そことは別に、小皿に盛られたさまざまな料理がラップに包まれて並べられ、そこから自由にチョイスしていくシステムになっている。(大学などのカフェテリア方式?)

          
          
 さて、私はどうしたかといえば…。昼どきではあったが朝食からそれほど時間が経ってもいなかったので、それほど空腹ではなかった。
 そこでネットでの評判もなかなかのカレーライスを頼むことにした。その価格が税込で300円である。あまりの安さに福神漬も付いていないのではと思い、キュウリの漬物(50円)と、冷や奴(70円)を追加して、〆て420円のランチとなった。(結局、福神漬は付いていたが)

          

 店内は全体に清潔感が保たれており、さまざまな人たちが昼食をとっていた。ちらちらと他の方々の選んだ料理を目にすると、特に若い人が大きな皿に盛られたカレーライスをかっこんでいる人が目立った。その皿の大きさが半端ない大きさに私には見えた。
 店を出るときに、その大盛りカレーの価格を確認すると420円とあった。その安さだと、若い人なら大皿を頼むわな、と思ったものだった。

          

 さて、私が頼んだカレーライスだが、ホテルカレーのような上品さはないものの、普通に美味しいカレーだったし、私には量的にもちょうど良かった。
 24時間営業ということだから、それこそ定点観測をしていると、いろんな階層のお客さんが入れ代わり立ち代わり訪れるのだろうが、印象としては昔よくあった定食屋さんがちょっと清潔になって、チェーン店化したもの、という感じだった。
 価格的には大学などの食堂とも競争できるのではと思われるくらいの安さである。
 独り暮らしの若者だけではなく、最近増えているという都会の独り暮らしのお年寄りにも頼られる存在となっていく食堂なのではないか、と思えた大衆食堂「半田屋」だった。

【大衆食堂 半田屋 西線南七条店 データー】
北海道札幌市中央区南7条西15丁目1-5
電  話  011‐532‐7599
営業時間  24時間営業
定休日   無休
駐車場   有(5~6台駐車可能?)
座 席   55席(テーブル席)
入店日   ‘16/06/04