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私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

笑いは健康の源とは言うけれど…

2016-06-02 21:45:48 | 講演・講義・フォーラム等
 笑いは健康の源とは言うけれど…、分かっちゃいるけど実践できない自分がいる。「北海道笑ってもいいんでない会」の笑司長(会長)である伊藤一輔氏の話を聞いた。 

             

 今年度3回目となる「かでる講座」は5月31日(火)午後、開講された。
 今回のテーマは「笑いは健康の源! ~笑いと人とのステキな関係~」と題して、「北海道わらってもいいんでない会」の笑司長の伊藤一輔氏が講師を務めた。
 伊藤氏は勤務医として長く務められ、現在は職を離れて悠々自適という環境の方のようだ。

             
             ※ 「北海道笑ってもいいんでない会」の法被を纏い講演する伊藤氏です。

 伊藤氏は医師として、笑いと健康についての科学的に研究する「日本笑学会」が1994年に誕生したときに学会に加わり、1996年に誕生した北海道の支部(北海道笑ってもいいんでない会)結成に尽力された方のようである。
 その「北海道笑ってもいいんでない会」の設立年月日が平成八年八月八日午後八時八分八秒だったそうだ。お分かりと思うが「ハハハハハハ」と洒落が効いた誕生日だということだ。

 伊藤氏のお話は、医師らしく“笑い”が何故健康の源と言えるかを科学的側面からあれこれと説明してくれた。しかし、科学的とは言ってもそこには笑司長である。絶えず話にユーモアを湛え、笑いを誘いながら共感を得る巧みさがあった。
 伊藤氏の話の中で、特に印象に残った話は、笑うことでNK細胞(ナチュラルキラー細胞)が活性化し、免疫力が向上することが医学的にも実証されているとのことだった。
 その他、さまざまな面から“笑い”の効用を説いてくれた。

 伊藤氏が説かれることはすごく分かる気がするのだ。しかし、それを実践するとなると、私の場合はどうもいけないのだ。というより多くの人はなかなか実生活において、いつも笑っていることは難しいのではないか?
 そこが問題なのだが…。

 講座は、後半に「笑いヨガ」を実践されている二人の方が登場し、笑いヨガのワークショップが行われた。その要諦は体を動かしながら、ともかく笑ってみる、ということの繰り返しだった。参加者の中にはリーダーの合図でノッテいた方もいたが、私はダメだった。何かが邪魔して、素直になれない私には笑いは無理だと悟らされた。

             
             ※ ワークショップで指導してくれた二人の女性のうちのお一人です。
 
 伊藤氏は言う。「前向きな心が健康を呼び込む」と…。私の場合、せめてこのアドバイスくらいは実践したいものと思った。

 伊藤氏は最後(?)に「笑いの三原則」を示した。それは、
 1.面白いとき笑いなさい。
 2.面白そうなときに笑いなさい。
 3.面白なくても笑いなさい。

 恐れ入りました。さすが「北海道笑ってもいいんでない会」の笑司長の言葉です…。