田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

駐屯地見学ツアー in 島松 前編

2011-01-29 21:02:53 | 札幌(圏)探訪
 「自衛隊の駐屯地を見学する」と友人に話したところ「うん?」と怪訝そうな顔をした。自衛隊を見学することはそんなに不思議なことなのだろうか?

 自衛隊島松駐屯地が駐屯地の見学ツアーの参加者を募っていることを知り、友人と一緒に申し込んだ。
 1月23日、雪道をおよそ1時間かけて恵庭市にある島松駐屯地に向かった。

 冒頭の話である。
 自衛隊が誕生以来、憲法との関係で微妙な位置づけをされていたことは周知のとおりであり、長い間国民から特異な目で見られていたことも事実である。
 しかし、今や国政レベルにおいても、国民の間においても、程度の差こそあれ容認の方向にあると私は認識している。
 そうした認識のもと、私はその実態を自分の目で確かめてみることが何より肝心と考え参加することにした。

 正門ゲートでチェックを受け、敷地内を会場に向かう。
 オリエンテーションが行われる会場の机には、参加者個人の名前と共に座席位置が決められ、机上にはアンケート記入のための鉛筆・消しゴムなどが用意されているところなどは他の見学会などとは違う雰囲気を感じた。

 島松駐屯地の正式(?)な位置付けは「北海道補給処」と称して、北海道内の各駐屯地に必要な部品を調達・配送したり、各種装備品の修理・整備したりすることが任務の駐屯地である。したがって、今回の見学も整備工場や倉庫、生活隊舎などを見学することであった。

 島松駐屯地の紹介ビデオを見た後、いよいよ施設見学の開始である。
 駐屯地内は専用のマイクロバスが用意され、それで各所を移動して巡るというものだった。

        
        ※ 整備を待つ大型のトラックなどです。
         
 最初に訪れたところは、「総合整備工場」という大きな建物だった。
 中には自衛隊特有のカーキ色をしたトラックやジープなど故障した車両が修理されるのを待っていた。トラック類ばかりでなく、自衛隊駐屯地で使用される除雪機や暖房機などあらゆる機械類が持ち込まれ、修理の対象となっているとのことだった。

        
        ※ こうした自衛体内で使う暖房機の修理もしていました。
 
 一つ気付いたことがあった。
 それは修理の際に使用する各種道具類が整然と並べられている点だった。
 数多くの道具類を必要とするこうした工場ではどうしても乱雑になりがちであるが、それが非情に!整然と並べられているのを見て私は一種の感動を覚えていた。

        
        ※ 整然と整理されて並べられていた工具類です。

 次の訪れたのは「被服工場」だった。
 この被服工場は隊員の制服や訓練服を製造するところではなく、特殊サイズの隊員のために調整、部隊章や階級章などの作成・縫合などを担当しているとのことだった。

        
        ※ 被服工場のミシンの前で説明を受けました。
                               (残りは後編で)