ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

岩手県平泉町にある毛越寺では、あやめ祭りが6月20日から始まっています

2013年06月23日 | 旅行
 岩手県西磐井郡平泉町にある毛越寺(もうつうじ)は、本堂などの建築物と庭園の組み合わせによって構成された、浄土を表した庭園が有名です。背後に広がる針葉樹の森を借景にした“浄土庭園”は、仏の世界を描いているそうです。

 天台宗別格本山である毛越寺の本堂の脇に広がる大きな大泉ケ池(おおいずみがいけ)は“海”を表し、岩や小石などによって海岸の砂州や荒磯などの景観が表現されています。



 本堂の奥に建つ、毛越寺を開山した慈覚大師(じかくだいし)を祀(まつ)る開山堂(かいざんどう)の手前に、アヤメ園が設けられています。開花したアヤメを観賞する、あやめ祭りが6月20日から始まっています。



 アヤメ園では300種類・3万株のいろいろな色のアヤメの花が咲き競っています。





 各アヤメの株の根元には、各アヤメの名前を書い小さな札が立ててありますが、その札もあせて・汚れていて、アヤメの名前が読み取れません。毛越寺のWebサイトによると、アヤメは「揚羽」(あげは)や「初鏡」(はつかがみ)、「初光」(はつひかり)という種類が植えられているそうです。





 大泉ケ池の中に、龍を模した小舟が二艘(そう)浮かんでいます。



 毛越寺は、アヤメに加えて、春にはウメやサクラなどの木が花を咲かせ、秋にはハギが花を咲かせる“花の寺”としても有名です。

 庭園の一部には遣り水(やりみず)と呼ばれる水路が設けてあり、お酒の入った杯が流れてくる間に、和歌を詠む「曲水の宴」が5月の第四日曜日に開催されるそうです。

 この世に極楽浄土を再現した浄土庭園は四季折々に花などが楽しめそうです。