ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

長野県東御市の湯の丸高原近くの池の平湿原ではヒオウギアヤメが咲いています

2012年07月28日 | 旅行
 長野県東御市(とうみし)の湯の丸高原近くにある池の平湿原は三方ヶ峰火山の火口原に広がる、標高2000メートルの高層湿原です。

 三方ヶ峰が数万年前に噴火し火口原をつくり、そこが数万年かけて湿原になりました。東側の東御市側には断崖絶壁をつくっています。



 池の平湿原越しに見える“開放口”と呼ばれる断崖側です。草原の先にある、森が切れているところが断崖側です。

 この開放口近くに行くと、岩などがごろごろと並ぶガレ場の先に、断崖越しに下界の町が見えます。天気が変わると、この断崖から霧が上がってきて、湿原を覆います。

 池の平湿原の別名は“アヤメ平”です。アヤメ(ヒオウギアヤメ)とノハナショウブの花が競うように、あちこちで咲いています。







 たぶん、ヒオウギアヤメの花は今週が見ごろです。

 テガタチドリの花が池の平湿原のあちこちに咲いています。このテガタチドリの花には高山にいる蝶のアサギマダラが蜜を吸いに来ていました。



 アサギマダラは東南アジアから初夏ごろに日本に飛来します。

 盛夏の到来を伝えるコオニユリの花も咲き始めています。



 池の平湿原は短い夏を迎え、高山植物の花がいろいろと咲き始めています。そして花を求めて、いろいろな昆虫が来ています。標高2000メートルの夏を見せてくれています。日本の美しい風景の一つです。