ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

福島県北塩原村の雄国沼湿原で、ニッコウキスゲの大群落を楽しみました

2012年07月16日 | 旅行
 福島県耶麻郡北塩原村の西側にあるカルデラ湖の雄国沼(おぐにぬま)は、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の花の大群落で有名な場所です。「雄国沼湿原植物群落」は、国の天然記念物に指定されています。

 雄国沼の南側に、“雄国沼湿原”が広がっています。ミズバショウ(水芭蕉)、レンゲツツジ、ワタスゲ、ニッコウキスゲなどが順番に咲きます。6月にレンゲツツジの花が咲き、7月初めからニッコウキスゲの花の大群落が咲き誇ります。





 ニッコウキスゲと同時にヒオウギアヤメ(檜扇菖蒲)やサワラン、トキソウなどの花が咲いています。ヒオウギアヤメは、雄国沼と湿原の境で多数咲いています。





 ヒオウギアヤメの根元には、雄国沼の水が迫っています。

 赤桃色のサワラン(沢蘭)の花が点々と咲いています。湿原の野草です。細長いラッパ状の花は30ミリメートル程度と小さいです。





 雄国沼は、猫魔ヶ岳や雄国山、古城が峰、厩岳山などを外輪山にもつカルデラ湖で、標高1000メートルぐらいの位置にあります。雄国沼の周囲の山々はブナ林などで、桧原湖側の「北塩原村雄子沢口」からの登山ルートでは約1時間かかり、さらに南側の雄国沼湿原まで約30分ほどかかるそうです。一般の方には簡単には行くことができない秘境です。

 雄国沼湿原でニッコウキスゲの花の大群落が咲くころになると、喜多方市郊外から雄国沼近くの金沢峠まで、シャトルバスで行くことができます。金沢峠から雄国沼湿原までは20分ぐらいでたどり着きます。

 喜多方市郊外から金沢峠までの山道は道幅が狭いために、2005年度からマイカー規制となり、交通渋滞を解消しました。山道は、急な坂道なので、シャトルバスに乗る方が楽だと思います。