ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

福島県北塩原村の観光道路「磐梯吾妻レークライン」でウグイスに出会いました

2012年07月15日 | 旅行
 福島県耶麻郡北塩原村を通る観光道路「磐梯吾妻レークライン」は、小野川湖と秋元湖の近くを東西に走る有料の山岳道路です。磐梯吾妻国立公園を貫く観光道路です(現在は、福島の観光活性化を図るために、通行料が無料になっています)。

 磐梯吾妻レークラインの西側の入り口は、桧原湖(ひばらこ)と小野川湖の中間地点にあります。五色沼の中で一番大きい毘沙門沼の近くです。

 小野川湖と秋元湖の間にある山々の尾根沿いを通っているため、三つの湖を望めることができる観光スポットがあります。

 正確には三つの湖を同時に見ることはできません。山道の峠らしき場所から、眼下に小野川湖を望むことができ、その背後に桧原湖の一部を見ることができます。



 梅雨空の曇天の下で、遠くに桧原湖がぼんやりと見えます。

 この場所がある道路の反対側に渡って、下を見下ろすと秋元湖が見えるという構図です。これを三湖が見えると称しています。

 この場所で、三つの湖を眺めていると、ウグイスが近くで鳴き始めました。すぐ側の木に、ウグイスが留まって、よく鳴いています。





 一般的にウグイスは木の葉陰や薮の中で鳴くため、すぐ傍で鳴いても、姿は見つけにくいものです。このウグイスは警戒心があまりないようです。ウグイスの身体の羽根は薄い茶褐色であることがわかります。いわゆる“ウグイス色”は、メジロを見間違えたものです。

 桧原湖と小野川湖、秋元湖などの大小の湖は、1888年7月15日に磐梯山が大噴火し、山体崩壊による土砂崩れによってつくられた、大きな堰止め湖です。例えば、小野川湖は、小野川がせき止められてできました。秋元湖は中津川などをせき止めて、できました。このため、秋の紅葉シーズンになると、中津川渓谷の紅葉見物の方々が多数押しかけるそうです。

 磐梯吾妻レークラインの西側の入り口付近に、花の色が白いホタルブクロが咲いていました。



 ホタルブクロの花は、一般的に薄い赤紫色です。この付近だけに、白色の花が咲いていました。不思議な感じがしました。時々、例外があるから自然は面白いと思いました。

 近くで、濃い紫色のノハナショウブの花が咲いています。



 気品のある紫色が美しい野草です。梅雨の末期を彩っています。