ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

福島市郊外の浄土平は、一切経山などの赤茶けた土壌風景の観光地です

2012年07月18日 | 旅行
 福島市郊外にある浄土平は、一切経山や小吾妻富士などの赤茶けた土壌がむき出しの、この世とは思えない風景の観光地です。福島市の西側の高湯温泉から土湯温泉まで通る観光道路「磐梯吾妻スカイライン」の“中間地点”です。

 土湯温泉近くの湖見峠(うみみとうげ)からは、快晴時には、磐梯山近くの猪苗代湖、小野川湖、秋元湖、桧原湖の四つの湖を見渡すことができるそうです。

 浄土平の背後にそびえている一切経山(いっさいきょうざん、標高1989メートル)は、中腹から白煙を上げ、その周囲は危険な火山性ガス(硫化水素のようです)を出している部分もある活火山です。当然、立入禁止の部分もあります。



 一切経山には登山道があり、登る方もいるそうです。

 その向かい側にそびえる小吾妻富士(標高1707メール)は、浄土平駐車場(標高が約1600メートル)から10数分で簡単に登れるため、観光客が多数登っています。

 浄土平駐車場のすぐ傍には、小さな浄土平湿原が広がり、木道を20分ぐらいで一周できます。この浄土平湿原は、火山灰土が堆積し、一切経山などからの地表水や地下水が流入して水が溜まり、形成されたものです。

 シャクナゲは花が咲き終わったころで、ごく一部に花が残っています。





 湿原の大部分はワタスゲの実の“綿”が風にそよいでいます。





 湿原の一部に、コウリンタンポポが咲いていました。



 本当は、周囲に鎌沼(かまぬま)や鳥小平(とりこだいら)などの沼や湿原があり、多彩な植物が育っているそうです。それなりのハイキング装備が必要なので、今回は行くのを諦めました。

 標高が約1600メートルある浄土平は、磐梯吾妻スカイラインによって簡単に行くことができます。その一方で、その近くにある観光スポットに行くには準備が必要です。今回は涼しい高原の風にあたることで満足しました。