ヒトリシズカのつぶやき特論

起業家などの変革を目指す方々がどう汗をかいているかを時々リポートし、季節の移ろいも時々リポートします

福島県北塩原村の雄国沼湿原で、ホオアカなどの野鳥に出会いました

2012年07月17日 | 旅行
 福島県耶麻郡北塩原村の西側に位置するカルデラ湖の雄国沼(おぐにぬま)の雄国沼湿原は、ニッコウキスゲ(ゼンテイカ)の花が見ごろを迎えています。

 雄国沼の南側にある雄国沼湿原は木道が整備され、ニッコウキスゲを見るハイカー・観光客などで賑わっています。





 霧が少し流れる曇り空の下で、カルデラ湖の雄国沼と雄国沼湿原では、カッコウとホトトギスが遠くで鳴いています。このカッコウなどの鳴き声は、高原らしい雰囲気を漂わせています。また、雄国沼の湖面の上を、カワウがたまに飛んでいます。

 ニッコウキスゲの群落の中にも、野鳥が何羽かいて、時々飛び上がります。ホオジロ系の野鳥と推定しました。双眼鏡で確かめると、珍しいホオアカでした。眼の近くに赤い斑点がある野鳥です。





 ホオアカは5月ごろに日本に飛来する夏鳥です。ホオアカ同士は一定の距離を保って、低木や野草などの上に留まっています。観察していると、巣作りのために小枝や野草を集めています。番(つがい)になっている二羽もいました。

 雄国沼と雄国沼湿原の周囲にある低木の雑木林の中から、ウグイスの鳴き声があちこちから聞こえます。

 一羽の野鳥が出てきて、枯れ木の上に留まりました。ホオジロの仲間のアオジでした。



 お腹の辺りの黄色い羽根がきれいです。眼の周りは、黒色でサングラスをかけているようです。とても美しい鳴き声を聞かせます。

 カルデラ湖の雄国沼と雄国沼湿原は、人里からかなり離れている“秘境”であるため、野鳥の楽園になっています。

 カルデラ湖の雄国沼と雄国沼湿原は、冬は豪雪に覆われ、4月ごろまでは雪の下だそうです。最近は、冬期にスキーによるトレッキング(登山)で訪れる対象になっているそうです。かなりハードなトレッキングになると思います。