まりっぺのお気楽読書

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デンマーク王クリスチャン5世愛妾 ソフィー

2010-10-30 21:03:50 | 王の寵姫・愛妾
幸せな愛妾とはこういう人のことかもね
サムセー伯爵 ソフィー・アマリエ・モス


1654~1719/愛妾 1671~1699

ソフィーは宮廷医師ポウル・モスの娘で、母親ドロテアの頑張りによって
18歳の時クリスチャン5世の愛妾になりました。
クリスチャン5世は前年にシャルロッテ・アマリエと結婚したばかりでした。

         

ふたりの関係は特に秘密にされたわけでなく、宮廷内にはバレバレでした。
1677年にはソフィーがサムセー伯に叙位されて公妾になります。
ソフィーは宮廷でお披露目されて、子供たちも認知されました。

1682年にはゴットルプに領地が与えられて,子供たちも宮廷デビューしました。

1697年に海軍提督ニルス・ジュエルが亡くなると
クリスチャンは彼の住居Thott宮殿(現在のフランス大使館)をソフィーの邸宅にします。

王からこんなに愛情たっぷりの扱いを受けたらつけあがろうってもんですが
ソフィーは万事控えめで政治的なことにはほとんど関わりませんでした。
どちらかというと彼女の兄弟たちがその特権を利用したようです。

Thott宮殿に移って2年後にクリスチャン5世は事故で亡くなりました。

静かに暮らしていたソフィーは新王から追い立てを食うこともなく
その後もひっそりと暮らして1719年に亡くなりました。

一説には他にも愛妾がいたそうですが、誰よりも王の愛を一身に受けて過ごした28年、
スウェーデンとの戦いに明け暮れ疲弊したデンマーク王クリスチャン5世が
唯一くつろげたのがソフィーの側だったのかもしれません。
母親ソフィー・アマリエも奥さんも、わりとパワフルだし…

あら、お母様と同じ名前だったんですね
同じ名前でもずいぶん違うもんだ…

(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)

デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの歴史をわかりやすく
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