王妃(しぶしぶ)容認の愛妾
ダネマンド夫人 フレデリッケ
1790~1862/愛妾 1805~1839
素性がわかりません… 一説によると窃盗で逮捕されている父親の釈放を願い出て
摂政だったフレデリクに会うために宮殿を訪れた際、見初められたと言われています。
フレデリクの妃マリー・ソフィーは毎年のように妊娠していてヘトヘトでした。
フレデリクはフレデリッケに妻の代わりをするように…と申し付け愛妾にしました。
父親は釈放され、フレデリッケはダネマンド夫人という名をいただいて
フレデリク6世が用意した屋敷で暮らすようになりました。
ダメもとでやってみるものね!
釈放を願い出て屋敷の女夫人、明日の暮らしを心配してたのに贅沢三昧、
何ごともあたって砕けろの気持ちで臨まなければ!! という教訓になりました。
(もしかしたら作戦だったかもしれませんけど…)
フレデリクは毎日のようにフレデリッケのもとを訪れました。
妃マリー・ソフィーには「妊娠してるから相手ができないだろ~が!」と言って
フレデリッケとの関係を容認するようにせまりました。
しかし王の愛を受けていたはずのフレデリッケがミステイクを犯します。
フレデリク6世が1814年にウィーンを訪問し翌年帰国すると
なんと! フレデリッケが妊娠してました。 父親は不明です。
「俺の子じゃない!」と思ったフレデリク6世はフレデリッケを遠ざけました。
でも忘れられなかったんですねぇ…
結局1818年にふたりはヨリを戻し、フレデリッケは大佐夫人と同等の位まで与えられました。
仲直りのプレゼントでしょうか?
生まれた子供たちはみな爵位を与えられたり貴族のもとへと継ぎました。
1839年にフレデリク6世は亡くなります。
フレデリッケは王の未亡人マリー・ソフィーとともに柩に付き添いました。
こちら晩年のお写真
フレデリク6世は難局のデンマークにあって人気の高い王でした。
公妾ではないにしても長年王に連れ添ったフレデリッケが亡くなると
軍隊式の葬儀が行われ提督並みの敬意が払われたそうです。
フレデリク6世は、政治的に信頼がおけて子供もたくさん生んでくれた王妃といい
思ったより無欲で愛情を注げる愛妾といい、バランスよい女性環境だったんですね
しかもそのふたりが(仲良くはなくても)いがみ合わなかったなんて…果報者ですな。
(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)
デンマーク、スウェーデン、ノルウェーの歴史をわかりやすく
読んでみたいな!という方は下の画像をクリックしてね
ダネマンド夫人 フレデリッケ
1790~1862/愛妾 1805~1839
素性がわかりません… 一説によると窃盗で逮捕されている父親の釈放を願い出て
摂政だったフレデリクに会うために宮殿を訪れた際、見初められたと言われています。
フレデリクの妃マリー・ソフィーは毎年のように妊娠していてヘトヘトでした。
フレデリクはフレデリッケに妻の代わりをするように…と申し付け愛妾にしました。
父親は釈放され、フレデリッケはダネマンド夫人という名をいただいて
フレデリク6世が用意した屋敷で暮らすようになりました。
ダメもとでやってみるものね!
釈放を願い出て屋敷の女夫人、明日の暮らしを心配してたのに贅沢三昧、
何ごともあたって砕けろの気持ちで臨まなければ!! という教訓になりました。
(もしかしたら作戦だったかもしれませんけど…)
フレデリクは毎日のようにフレデリッケのもとを訪れました。
妃マリー・ソフィーには「妊娠してるから相手ができないだろ~が!」と言って
フレデリッケとの関係を容認するようにせまりました。
しかし王の愛を受けていたはずのフレデリッケがミステイクを犯します。
フレデリク6世が1814年にウィーンを訪問し翌年帰国すると
なんと! フレデリッケが妊娠してました。 父親は不明です。
「俺の子じゃない!」と思ったフレデリク6世はフレデリッケを遠ざけました。
でも忘れられなかったんですねぇ…
結局1818年にふたりはヨリを戻し、フレデリッケは大佐夫人と同等の位まで与えられました。
仲直りのプレゼントでしょうか?
生まれた子供たちはみな爵位を与えられたり貴族のもとへと継ぎました。
1839年にフレデリク6世は亡くなります。
フレデリッケは王の未亡人マリー・ソフィーとともに柩に付き添いました。
こちら晩年のお写真
フレデリク6世は難局のデンマークにあって人気の高い王でした。
公妾ではないにしても長年王に連れ添ったフレデリッケが亡くなると
軍隊式の葬儀が行われ提督並みの敬意が払われたそうです。
フレデリク6世は、政治的に信頼がおけて子供もたくさん生んでくれた王妃といい
思ったより無欲で愛情を注げる愛妾といい、バランスよい女性環境だったんですね
しかもそのふたりが(仲良くはなくても)いがみ合わなかったなんて…果報者ですな。
(参考文献 武田龍夫氏『物語北欧の歴史』 Wikipedia英語版)
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