PRIDE AND PREJUDICE ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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1813年 ジェーン・オースティン
婚活…たいした注目を浴びていますが、今に始まったことではない上に
過去の方がどれだけ熾烈であったやら…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_lose.gif)
財産や家柄を廻って本人や親のみならず親戚一同やらご近所までが
ふさわしいだの不釣り合いだの うるさい! って言いたいわ。
20世紀初頭までのそこそこ家柄の良い家にはなぜか未婚女性が多いのですが
こんなにうるさいこと言ってちゃあ嫁にいけないっすよ…
男性陣だって少しでも家柄が上で持参金が多い娘がいいわけですからね。
オースティンが21歳の時に書いたという物語… 結婚事情を見据えてますが夢もあります。
エリザベスは、たいした家柄はないがプライドはあるというベネット家の次女で
理知的で思慮深く機智に富んでいる(と思い込んでる)女性です。
ベネット家の5人の娘たちはとにかく結婚に関して不利なのね。
地所はあるけど男の子がいないので父親の死後は従兄弟に相続されちゃうし
父親が怠惰な理想主義者で財産もあまりないし、他家に誇れる親戚筋もないし
爵位もサーの称号もありゃしない。
その上母親が無知で下品でおしゃべりときちゃ上流階級とのおつき合いは難しい。
けれども長女ジェーンは美しさと善良な人柄で裕福なビングリーに見初められ
エリザベスはウィットに富んだ会話と聡明な快活さで良家の若き主人ダーシーに
愛を打ち明けられるまでになります。
もちろん意地悪な横やりや誤解など、紆余曲折はあるんですけど。
それなのに五女リディアが軽はずみにも駆落ち事件をおこします。
身内のスキャンダルでふたりの結婚はどうなるんでしょう? 台無し?
もちろん悪いようにはなりませんから…![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_smile.gif)
オースティンが書いていることは、男女の出会い、気持ちの変化、愛を打ち明けて
障害があって、ハッピーエンドというきわめて思春期に夢見がちな恋物語で
別冊マーガレットとか少女フレンドにもってこいです。
少し登場人物の年が上かもしれませんけどね。
けれど、とにかく面白くて何度読んでも飽きないんですよね。
わたくし的には、オースティン文学の楽しみ方の本道からは外れているかもしれないですが
主人公たちの「何様?」な自惚れと凡ミスの数々やギャフンぶりが好きですね~
たまに自己反省とかするんですが、またそれが高飛車だったりして…笑うわ。
高邁な思想があったり斬新な手法がとられているわけではないと思うし
芸術的価値云々は高いんだか低いんだか分かりませんが
そうやって論じられる小説だけが名作ではないわけですよね。
とことん楽しませてくれるオースティン作品を私は今後何回も読んでしまうでしょう。
オースティンは2回目、3回目と回を重ねた方が面白い気がするんですもの。
それに作品があんまりないからね![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/rabi_cry.gif)
もっとたくさん書いていてほしかったですね… 残念です。
こちら河出文庫、新装版だそうですよ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/star.gif)
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1813年 ジェーン・オースティン
婚活…たいした注目を浴びていますが、今に始まったことではない上に
過去の方がどれだけ熾烈であったやら…
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財産や家柄を廻って本人や親のみならず親戚一同やらご近所までが
ふさわしいだの不釣り合いだの うるさい! って言いたいわ。
20世紀初頭までのそこそこ家柄の良い家にはなぜか未婚女性が多いのですが
こんなにうるさいこと言ってちゃあ嫁にいけないっすよ…
男性陣だって少しでも家柄が上で持参金が多い娘がいいわけですからね。
オースティンが21歳の時に書いたという物語… 結婚事情を見据えてますが夢もあります。
エリザベスは、たいした家柄はないがプライドはあるというベネット家の次女で
理知的で思慮深く機智に富んでいる(と思い込んでる)女性です。
ベネット家の5人の娘たちはとにかく結婚に関して不利なのね。
地所はあるけど男の子がいないので父親の死後は従兄弟に相続されちゃうし
父親が怠惰な理想主義者で財産もあまりないし、他家に誇れる親戚筋もないし
爵位もサーの称号もありゃしない。
その上母親が無知で下品でおしゃべりときちゃ上流階級とのおつき合いは難しい。
けれども長女ジェーンは美しさと善良な人柄で裕福なビングリーに見初められ
エリザベスはウィットに富んだ会話と聡明な快活さで良家の若き主人ダーシーに
愛を打ち明けられるまでになります。
もちろん意地悪な横やりや誤解など、紆余曲折はあるんですけど。
それなのに五女リディアが軽はずみにも駆落ち事件をおこします。
身内のスキャンダルでふたりの結婚はどうなるんでしょう? 台無し?
もちろん悪いようにはなりませんから…
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オースティンが書いていることは、男女の出会い、気持ちの変化、愛を打ち明けて
障害があって、ハッピーエンドというきわめて思春期に夢見がちな恋物語で
別冊マーガレットとか少女フレンドにもってこいです。
少し登場人物の年が上かもしれませんけどね。
けれど、とにかく面白くて何度読んでも飽きないんですよね。
わたくし的には、オースティン文学の楽しみ方の本道からは外れているかもしれないですが
主人公たちの「何様?」な自惚れと凡ミスの数々やギャフンぶりが好きですね~
たまに自己反省とかするんですが、またそれが高飛車だったりして…笑うわ。
高邁な思想があったり斬新な手法がとられているわけではないと思うし
芸術的価値云々は高いんだか低いんだか分かりませんが
そうやって論じられる小説だけが名作ではないわけですよね。
とことん楽しませてくれるオースティン作品を私は今後何回も読んでしまうでしょう。
オースティンは2回目、3回目と回を重ねた方が面白い気がするんですもの。
それに作品があんまりないからね
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もっとたくさん書いていてほしかったですね… 残念です。
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こちら河出文庫、新装版だそうですよ。