地震が多い島国の
津波の危険がある海の側に
「核兵器製造の経済的・
技術的ポテンシャルを保持する」ために
あれよ、あれよという間に建てられた
原子力発電所。
けれどプルトニウムを造りすぎ
困ったげくにプルサーマル。
灯油にガソリンを加えてストーブで燃やすごとく
ウランにプルトニウムを加えて
原子炉で燃やすことを考える。
電力会社いわく
「3分の1までのプルトニウムなら安全です」。
国際的な取り決めで持っていることも許されず
かといって捨てるところも見つからず・・・
半分に減るのに2万4,000年もかかるプルトニウム。
「安全でクリーンなエネルギー」のはずなのに
過疎地の
さらに人の少ない場所を選んで
あれよ、あれよという間に建てられた
原子力発電所。
それぞれの地域で、今、訣別の時。
*小出裕章氏講演会より
ブラックベリーの葉〈バラ科〉
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