万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

白詫助椿(しろわびすけつばき)

2009年12月11日 | Weblog
鉢植えであった「白侘助」を今春境内へ下ろし植えました。夏の水やりが足りなかったのか活きが悪く蕾が一杯ついていました。これは遺憾と、蕾をほとんど落としておきました。どうにか活着しそうです。その残しておいた蕾が一輪咲いていましたので早速摘んで小さな花器に挿してみました。
 白侘助はこれぞ「侘助」と云える上品で冬の真珠のようです。枯葉がほとんど散る頃に稟と咲いているので余計にすごさを感じます。
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木村三千人作楽茶碗(きむらみちとさくらくちゃわん)

2009年12月11日 | Weblog
今横浜にお住いの木村三千人先生が作陶されたお茶碗が2碗あります。
先生は小学校の教職にあられましたが、多方面に才能豊かな方で著述、カメラ、茶道、陶芸、木彫、石彫などなど、多方面に勝れた感性を発揮されました。
 画像の黒楽茶碗は今から30数年前に作られたものと思いますが、その頃、全国のプロ、アマを問わず茶碗100点を選ぶと云うコンテストがありました。そのコンテストに出品されて見事100碗に選ばれたのでした。その時何碗も焼かれた中の2碗を下されたのです。すさまじいお茶碗でどっしりと存在感があります。黒釉はカセていて良くは分りませんが楽長治郎のカセた黒を思わせるものがあります。
 100碗に選ばれてからは作陶をあっさりと止めてしまわれました。
 先生には随分と多くのことを教えていただきました。人生の楽しみ方と云うことなのでしょうか、今高齢期を生きて行く上に随分と助けられています。
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