万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

ご本山御正忌に参詣

2009年01月17日 | Weblog
15日朝出発して京都ご本山(西本願寺)の親鸞聖人御正忌法要へ
参詣致しました。坊守、仏婦会長の菅律子さん、その姉の堤恵子さん
もご一緒くださいました。
 御本山の聞法会館の一階の総会所と3階の多目的ホールの2会場で
15日夜7時から翌朝16日6時まで徹夜で布教が行われます。本年度
の通夜布教講師14名に万福寺若院が勤めさせていただくことになり上
山しお参りするご縁を頂いたことです。
 15日午後7時に会場へ参りますと既に満堂でした。全国から個人や
グループで来られているようです。
 画像は総会所での通夜布教の状況。
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聖人の廟堂(びょうどう)

2009年01月09日 | Weblog
 聖人のご遺骨は「鳥部野の北の辺、大谷」におさめられ、文久9年の冬、約10年後に墳墓が改められて同じ東山の吉水の北辺へ納められて廟堂が建立され、その堂内に聖人の御影が奉安されたことが同じく『御伝鈔』に覚如上人によって記されています。その吉水の最初に廟堂が設けられた地は「元大谷」として今も保存されています。知恩院境内の直ぐ下辺りになります。
 「御絵伝」の聖人ご往生、葬送、廟堂の絵図はいずれも万福寺の「四幅の御絵伝」を撮しました。本日より内陣左余間床にお掛けいたしましたから是非とも拝観してください。

 ご本山(西本願寺)での大逮夜、15日の夜7時から翌朝6時まで通夜布教が行われます。会場は本願寺の北、聞法会館内の総会所、とホールの2会場で行われます。当山若院(浅野執持)も16日午前3時過ぎより2会場で布教を仰せつかっています。
またとないご縁と有難く、住職夫婦、2、3のご門徒の方と当日上山する予定にしております。京都近辺の方でご縁ある方はどうかお参り下さいませ。
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親鸞聖人の葬送

2009年01月09日 | Weblog
 京都へ帰洛された聖人の最後の寄寓地は「押小路の南、万里小路より東」にあった聖人の弟尋有(じんう)法師の禅房であられたことが『御伝鈔』に記されています。
 葬送の場所については「洛陽東山の麓、鳥部野の南の辺、延仁寺」で葬儀、火葬が行われたことが知られます。この場所は今の「西大谷」のあたりになります。
 画像は伝絵の葬送の段。
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宗祖御正忌法座

2009年01月09日 | Weblog
 京都ご本山(西本願寺)では本日より16日まで宗祖親鸞聖人御正忌報恩講法要がお勤まりになります。七夜にわたりますので「お七夜」(おしちや)とも呼ばれてまいりました。浄土真宗にとりましては年中で最も大切な法要、お法のご縁です。
 当山(万福寺)の御正忌法座は本年は13日日中席(午後1時始め)、13日夜席(午後7時始め)、14日朝席(午前10時始め)、正午よりおとき、とお勤めさせて頂きます。ご講師は広島市教雲寺ご住職藤井聡之先生をご出講いただきます。寒中ではございますがどうかお誘い合わせてご参詣くださいませ。宗祖親鸞聖人はこの寒中においてお念仏を静に申されながらお浄土へとお帰りになられました。
 画像は親鸞聖人のご一生の絵巻の「ご往生の段」です。撰述者覚如上人(親鸞聖人の曾孫)は
「聖人、弘長二歳、仲冬下旬の候よりいささか不例の気まします。これよりこのかた、口に世事をまじえず、ただ仏恩の深きことをのぶ、声に余言をあらわさず、もっぱら稱名たゆることなし。しこうしておなじき第八日、午時、頭北面西右脇に臥したまいて、ついに念仏の息たえおわりぬ。ときに頽齢九旬にみちたもう。」と記されています。
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あけぼの

2009年01月06日 | Weblog
 曙椿(あけぼの)の蕾がほころびかけています。
曙椿は咲くと大輪になります。ほころびかけた頃が
見頃と云えます。椿は字が示しているように春の訪れ
の近いことを知らしめ春の到来を喜ばしめる花なので
すが、曙椿は殊にその感が強い花だと思っています。
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長尾春子さん

2009年01月04日 | Weblog
お正月も早、三が日も終わりあんなに沢山の車が帰っていたのに
少なくなりました。
 三が日の間、いろんな方が本堂へお参りになられました。
 元旦に野々江にあるグーループホーム「結の家」のお婆さんたち
が参詣になられるのが恒例になっていますが、その中に本年99才
になる長尾春子さんがおられます。非常にお元気で今年もお参りに
なられました。この春子さんは実は私(住職)が昭和17年4月7
日にこの世に生まれた時、取り上げて下さった産婆さんなのです。
生んでくれた母は先年他界しましたが、産婆さんはまだ生きていて
くださるのです。春子さんが私に会うといつも云われるのが、
 「ご院家さん!この世で最初に逢うた人間はこの婆ですからね、
忘れんといてくださいね!」と、
 画像の前列左から二人目が春子さん。
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あけましておめでとうございます

2009年01月01日 | Weblog
 平成21年、2009年の新年を迎えました。
昨年からの様々な変動、不況などを持って越年
していますから、不安の多い新年ではあります。
しかし、天候も静な、天地自然は依然として変り
ない営みを続けて調和を持続しようとしています。
 如来様の大慈大悲も倦むこと無く光耀としてお
わしまします。
 喧騒なのはただ人間界のみの感がいたします。

 ともあれ、新年の寿ぎを謹んでもうしあげます。
旧年中はようこそご訪問くださりありがとうござい
ました。本年もどうか宜しくお願い申しあげます。
                    住職
                    
 床のお花は全く不出来ですが竹を生けました。
 それに寺庭の仙料と水仙を添えました。
 横物のお軸は赤山得誓勧学寮頭筆「四恩」(大坂
 、故人)。平成5年、四恩堂の建立の折揮毫をお
 願いした時の書です。


 
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