万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

鹿の子の小袖

2009年05月13日 | Weblog
5/14、今日は浄土真宗の中興、本願寺8代蓮如上人のご正当です。
明応8年(1499)3月25日に山科の本願寺において85才で
もってご往生になられたのでした。その御命日を太陽暦に換算いた
しますと、本日がご正当になります。
 当万福寺には蓮如上人の4幅のご絵伝が伝わっていましてただ今
地下の納骨室予備室に展覧しております。親鸞聖人の4幅のご絵伝
は大方の寺に伝わっているのですが蓮如上人のご絵伝は極めて珍し
いものだそうです。
 画像の絵は「鹿の子の御影の段」、上人6才の折、上人の母は鹿
の子絞りの小袖を幼名布袋丸と呼ばれた上人に着せて、絵師に肖像
を描かせ、母は布袋丸に浄土真宗を興隆するようにこんこんと諭し、
「鹿の子の御影」を胸に抱いてどこへともなく姿を隠されたのでし
た。
 長い部屋住み生活であられましたが、43才で本願寺第8代門主
を継承された蓮如上人はあらゆる手だてで母を探索されましたが、
消息はありませんでした。ただ、「ビンゴ」(備後)の人であられ
た由の風聞はあったようです。
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