画像の軸は当山前住職釋三智の閑寂と題した短歌です。
閑 寂
底光る潮のたゝえに石つぶて
児の投げしその水の音聞く
癸亥元旦 八十二叟 沙門三智
昭和58年の2月に大三島町の産業文化祭に茶席が設けられその茶道部
の請いによって書いたものですが、短歌はそれより数年前孫たちがまだ
幼少の頃の情景を詠ったものです。孫が歩き始めると郵便局に行く時や
散歩の折、屡々連れて歩いていましたからその頃のものでしょう。
本年で前住が寂してから17年に満ちました。前住の孫たちもそれぞ
れ成人独立していますが、祖父のことはくっきりと心に刻まれているよ
うです。
前住の命日は平成4年1月19日の寒中、水仙の咲き薫る日のことで
した。
閑 寂
底光る潮のたゝえに石つぶて
児の投げしその水の音聞く
癸亥元旦 八十二叟 沙門三智
昭和58年の2月に大三島町の産業文化祭に茶席が設けられその茶道部
の請いによって書いたものですが、短歌はそれより数年前孫たちがまだ
幼少の頃の情景を詠ったものです。孫が歩き始めると郵便局に行く時や
散歩の折、屡々連れて歩いていましたからその頃のものでしょう。
本年で前住が寂してから17年に満ちました。前住の孫たちもそれぞ
れ成人独立していますが、祖父のことはくっきりと心に刻まれているよ
うです。
前住の命日は平成4年1月19日の寒中、水仙の咲き薫る日のことで
した。