画像の椿は一昨年頂いた挿し芽の鉢に咲いたお初の開花です。「乙姫」と名札に書かれています。ピンクの花弁に
白い斑が入っています。胡蝶侘助によく似ているのですがピンク色の感じが少し違うようです。侘助椿と付して呼んでもいいよう
にも思いますが、「乙姫」とのみ名付けられています。この花の持つ可愛い華麗さが「乙姫」の名を得たのでしょうか。
「乙姫」の名を聞きますとすぐに昔話「浦島太郎」の竜宮城の乙姫さまを思います。それで『御伽草子』を取り出して見てみま
すと竜宮城は出てきますが「乙姫さま」ではなくて「美しき女房」となっています。何時の時代に「美しき女房」が「乙姫さま」
になったのかは寡聞にして知りません。ただ云えることは私たちが幼少時に絵本などで知っている「浦島太郎」のお話と『御伽草
子』に収録の「浦島太郎」とは随分相違が見られることは意外なことでした。
それにしてもこの椿「乙姫」は昔話、民話に語られてきたメルヘンテイックな海底にある竜宮城の「乙姫さま」を彷彿とさせる
に十分な容姿と色香をしていると思います。
早速HPを読ませていただいてます。
そして私の故郷には、こんなにすばらしいお寺があったんだ・・・って想いです。幼い頃奥様のオルガンで歌を歌い、住職様にお話をいただき・・・あの頃を懐かしく思い出しました。毎日忙しく過ごしてますが、ふと疲れたとき、心ががさがさする時、改めて読ませていただこうと思ってます。昨日のお話ですが、16年前、娘が成人式を15日に迎え、16日の夜大学のある神戸へ帰りまた。そして被災しました。幸い怪我はありませんでしたが、彼女の心は大きな傷をおい、毎日悲惨な神戸の映像を見ては泣いておりました。夜1人になるのを怖がり、私はしばらく傍に連れ添っていました。あの時、そして今も、誰か目に見えない方にお守り下さったと思ってます。日々、感謝の心で過ごさなくてはと感じました。乙姫、とても可憐ですね。
この寒さももう一息でしょうか・・・。福山在住