万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

張扇(はりせん)を作る

2010年06月28日 | Weblog
 明夜は2回目の正信偈練習会になります。前回から指導をいただいている明専寺様が拍子をとるのに何かありますかと申されましたが何の用意もしていなかったので次回までに作っておこうと「張扇」(はりせん)について少し調べてみました。ネットで調べていましたら何と「張扇」の作り方が出ていましたのでそれを参考に作ってみました。
 「張扇」は邦楽、能楽、雅楽、声明、講談などの練習の拍子取りに必備のものです。皮張りのものなど和楽器店で入手できるようですが、手作りのものが以外と多く使われているようです。和紙の張りぐわいなどで音の高低や響きなど調整ができるので自分が作る方が面白いと云うことです。

 材料は短歌用の短冊1枚、竹ヒゴ1本、和紙、糊 です。舞扇くらいの大きさに短冊を切り、中央に竹ヒゴを骨にし、和紙を糊で包み貼って行きます。4枚和紙を貼って見ました。乾燥に少し時間がかかりました。

 張扇で叩いて拍子をとる「拍子台」は本堂建築の時の斗組(ますぐみ)の「ます」が一個余っていましたので残していたものを利用してみました。硬い材の欅ですから適当です。赤のラッカーをスプレーしその上に黒ラッカーをスプレーして仕上げました。

 乾燥したので叩いて拍を取ってみました。これならどうにか使えるでしょう。中々いい音が出ます。自画自賛。

 画像は住職作の張扇と拍子台
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