万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

今治市文化交流会

2012年03月26日 | Weblog
                     
                     山岡鉄舟筆、山号「西向山」

 昨日、3/25(日)AM11、今治市文化交流会の皆様25名がライトバスで来山になられました。

今治市文化交流会のメンバーは合併前の市町村の長であった方々や経済界のリーダーであった方、またその夫人方で構成されているようです。広域化した市内の所々にある文化施設などを観覧し文化交流と文化興隆を目的としておられます。
 当万福寺に立ち寄って下さったのは大三島町の最後の町長であられた奥本忠孝氏からご依頼があってのことでした。

 大三島町内にある美術展示施設を巡覧し、当院には中島千波画伯の襖絵の観覧に見えたのですが、庫裏の床の間へ今は今治市指定文化財となっています山号「西向山」の本紙の軸装をお掛けして観覧に提することにしておきました。

 2月1日に放映されたNHKの番組「歴史秘話ヒストリア」の「相棒はお前だけ、西郷隆盛と山岡鉄舟 ーー明治をつくった熱い絆ーー」でも山岡鉄舟の高邁な人物が紹介されていましたが、当山の山号額の揮毫は鉄舟居士最晩年の明治21年6月下旬の揮毫になるものです。居士は7月19日に胃がんのために53才で死去されていますから大作の書としては最後のものかも知れません。中島千波画伯の桜の襖絵とともに大変喜んでいただいたようです。


        
        襖絵の前で5人づつ記念撮影。
        右から前大三島町長奥本氏、文化交流会会長新居田氏。
        5グループで撮影した1葉です。

                                     
                                    お花は椿「伊予岩根絞」、椿「(境内に咲く)妙好人」、山茱萸、土佐みずき、花器は水軍窯「旅枕」。
                                    郷土のものを主にしてみました。
コメント (2)
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