万福寺 大三島のつれづれ

瀬戸内・大三島 万福寺の日記です。
大三島の自然の移ろいと日々の島での生活を綴ります。

吹上城(ふきあげじょう)

2012年01月30日 | Weblog
                          
                         天守閣と藤堂高虎銅像

             
              平成19年復元された鉄御門(くろがねごもん)


 先日、坊守が今治の眼科に診察に行くのに同行し、時間があるので一人で吹上城へ行って見ました。氷雨のような雨がパラつくお天気で人影は見られず閑散としていました。それだけにお城を独り占めしたような殿様気分になっていました。
 吹上さんに来るのは何年振りになるでしょうか・・・この天守閣が建てられたのが昭和55年でしたから、A.Kさんに案内されて来たのでしたがそれ以来になります。拙寺の本堂の建築が始まる頃に吹上さんの「鉄御門」(くろがねごもん)の復元工事が始まっていました。(土地の人は今治城のことを「吹上(ふきあげ)さん」と呼んできました)
 豪壮な鉄板張りの門と櫓などが完成しています。この門が吹上城の大手門に当たるのでしょう、立派なご門です。
 この吹上城は慶長年間に城造りの名手藤堂高虎によって築城された遺構なのです。高虎の在任期間は数年で伊賀上野に転封されていますが、城の遺構はそう変わっていないようです。
 対岸の広島県の三原城、高松の玉藻城、広島の鯉城など瀬戸内海沿岸の城には海城形式が多くあります。この吹上城は代表的な海城でしょう。堀の水は海水です。

 万福寺の本堂の工事が完成した平成20年前後に市内で建てられた木造建造物は桜井の法華寺本堂、吹上城の鉄御門、大三島大山祗神社の総門などがあります。これらのことを記憶に置いておくべきと、インプットしました。


                              
                              天守から多聞櫓と鉄御門を見る

  
  西方に聳えているのは今治国際ホテル、現代のパレスです。           
コメント
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