fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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追記(公募のことなど)

2021年05月08日 | 自作紹介
 先日の記事と前後して、ツイッターで公募を今がんばってらっしゃる方とのやりとりがありました。
 「あきらめないで」ということを申したら、一昨年に開いた童話講座で、私は同じことを言っていたみたい。
 「あきらめたら、それで終わり」。これは、ずっと私自身に言っていたことでしたから。同志と思っている方とのやりとりでも、よく言っていました。あちらは覚えてないかもですが。ときに愚痴をこぼし合うこともでき、「でも、あきらめたら終わりだから、がんばろう」と言い合うことができました。
 以前、どこかで、私にはいいライバルがいると書かれたことがあるのですが、はて、誰のことだろうとなりました。私はライバルと思っている人はいません。作家は、皆さんそれぞれ自分の世界で書いているんですから。

 入賞や一次選考通過とかでも、かなりのレベルなのでしょう。そうなるには何年くらいかかるのか? 3年じゃ無理? というコメントもありました。
 これも人それぞれですが、3年とかでデビューできるのは、かなり速い。私は思い浮かびません。
 一次通過とかくらいなら、ひょいっとできる人はいるでしょう。でもそこからが長い。私も小さな賞の受賞は早かったけど、今はもうなくなった賞が、あのころはいろいろあったのです。チャンスが多かったとも言えます。今は、狭き門なのではないかな。だから、一時通過や最終選考に残るようになるまで、もっと時間のかかってる方も多いのではと思います。

 でも、没だった作品も、大切にとっておいてください。
 長く書いていれば、その作品のエッセンスを生かして、書き直すことができるようになります。発想はそのころのほうが、豊かだったりもする・・かも。

 公募とは別のところから、デビューされている方も「季節風」にはけっこういらっしゃいます。掲載作品が編集者さんの目にとまるというやつです。あるいは、いろいろな会で編集者さんと出会って、作品を読んでいただけるようになり、採用とか。どちらにしても、皆さん日々書いて書いて書いてます。それがわかるから、先日のようなニュースが嬉しい。
 そして、人のことを喜んでる場合じゃないよ、書くよ。っていうやりとりもありました。
 まさに!

  ぎしぎし

 とにかく私は公募に出しまくっていたもので、今そうやってる方を応援したい気持ちがあるのです。