fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

リストレスト

2015年06月30日 | 日記
       
 
 先日、右手がしびれるとここに書いたことで、リストレストが固いからかなと改めて思い至り、以前使っていた中がジェル状タイプをア○ゾンで購入。
 やはりこっちの方が柔らかくて、使いやすいです。
 今しびれがないのは、先々週はほとんど寝ていたし、先週今週はまごまごな状態で長くパソコンいじっていないからか? このリストレストのおかげなのか? 

2015年上半期おもしろかった本

2015年06月29日 | 日記
 ・『いとの森の家』  東なおこ   ポプラ社
 東なおこさんは、歌人。おそらくかなり自伝的なのでは? と思われました。転校したクラスで流行っていた虫を使った遊びなど、想像だけでは書けないでしょう。死刑囚に慰問に行っているおばあさんとの交流があるのですが、その部分が浮いてしまっているような、でもそこがなければサラリとしすぎているかも、というところ。

 ・『学校のセンセ』 飛鳥井千砂  ポプラ社  
 主人公が学校の先生というのは、あまりないような気がします。先生も人間というあたりをうまく書いていると思いました。

 ・『家族シアター』  辻村深月 講談社
 辻村深月ファンとしては、読み始めたときは(これは半年のこれにはあがらないかな)と思ったのです。短編連作なのですが、ひとつひとつの物語の登場人物に感情移入ができなくて。(他の辻村作品は、それが強いので)でも、最後の1編がとてもよかったので、やっぱり、これは入ります。

 ・『神様たちのあそぶ庭』  宮下奈都  光文社
 エッセイです。一年間北海道十勝郡のど真ん中の山の中に山村留学をした宮下家の記録。最初は一年間かあ、それはいいとこ取りでずるいかなとも思いました。でも、ご本人がそれをちゃんとわかっている様子もあり、それをさっ引いても、その暮らし(自然、不自由な環境・・スーパーもレンタルビデオショップも30キロとか離れている)を楽しんでいる姿がとてもとてもいい。3人の子ども達は、小中合わせて10人ちょっとの学校で、それぞれいきなり生徒会長になったりもするわけで、そこに関わってくる先生や大人達の真剣さをきちんと感じているところも、いい。クスリ、フフッという部分も多く、とてもとてもよかったです。
 
 ・『放射線を浴びたX年後』 伊東英朗  講談社
 テレビのドキュメンタリーから映画になり、各地で上映会が行われています。それを書籍化したもの。
 被爆した人たちが住んでいるのは、広島長崎、そして福島だけではなく、土佐もだということ。かつてビキニ沖でアメリカが原爆実験をしたときのマグロ船に乗っていた方たちを追ったものです。癌の原因が全て放射能ということは確定できないので、どこかうやむやになってしまうけれど、数十年後福島で被爆した人達の健康被害が怖い。マグロの口からきのこ雲が出ている表紙が不気味。

 
 おっと、忘れちゃいけない。
・『かくかくしかじか』 東村アキコ  集英社
 がありました。これは以前の記事で感想を書いたので。

 今年も、明日で半分ですね。

塩辛とんぼ

2015年06月28日 | 俳句
     

 塩辛とんぼは、秋の季語です。赤とんぼといえば、日本人には秋とインプットされているけど、なんとなく塩辛とんぼは夏っぽいですよね。鬼やんまも、秋。
 川蜻蛉や、糸とんぼは、夏なのでした。涼しさを呼ぶ感じがあるからでしょうか。

 がつつんとしほからとんぼつるみけり   佐藤明彦(『実用俳句歳時記』辻桃子編)

ハーフバースディ

2015年06月27日 | 日記
           
 最近は、生後6カ月をハーフバースディとして、お祝いするんですね。まったく知りませんでした。
 子どもは生まれたことが、まずは親孝行。そして小さいときのかわいい笑顔やしぐさなどなどで、一生分の親孝行をするのだと思うのです。小さいときっていうのが何歳までか? というのはその子によるかな。
 
 

多摩センター句会

2015年06月26日 | 日記
 先日の写真、アリストロメリアということでした。教えてくださったMさん、ありがとうございました。たぶん、園芸種。舅が生前気まぐれで球根を植えたのかなあと思っています。
 さて。

  

 写真、よくわかりませんね・・・。
 私が幹事をしている「童子」多摩センター句会の入り口(たま・まち交流館)、階段横の展示スペースにメンバーの句を展示しています。6月いっぱいとのことでしたが、もう少し長く(いつまでは未定)出していただけるようです。
 A3の額に入れて、4枚です。
 筆でさらさら~っと書いたものなら、もっとよかったのでしょうが。でも、作っていたときは、小さいから目立たないかな? と懸念もしていたのですが、そんなこともなく。

  

 

文学全集おまけ

2015年06月25日 | 日記
 たぶん兄が買ってもらっていた子ども向けの文学全集に、「小公子」がありました。
 私が、最初に夢中になって読んだ物語。(ほほえましいでしょ)
 小学校2年くらいだったかな。それを読んでいた居間やソファーもセットの記憶。
 
 そして大人になったとき、「小公子」が実写映画化されたのですが・・・。
 全集の挿絵では、セドリックは金髪の肩くらいまである巻き毛だったのです。それが、映画の方ではおかっぱストレート。「違う! これはセドリックじゃない」と、映画は観に行きませんでした。
 あの本、手にしてみたいなあ。実際は記憶と違うところもあるでしょうね。カバーを取ると臙脂色の本でした。

 映画「風と共に去りぬ」は、名作で、中学か高校の先生が、「あれは映画のイメージ通りだった」と言っていた記憶があります。確かにかなり。でもでも、それでも文字で読んだときに味わったスケールは、もっともっと大きかったと私は思うのです。映画は省略されているもの。
 そういう本の力に、子ども達、出会ってほしい。(くどい?)
  名前がわかりません。
 岩手の小屋の後ろに、出ていました。

文学全集

2015年06月24日 | 日記
 先日、電子書籍のことを書きながら思い出したこと。
 「児童文芸」の最新号は、「名作を読む」という特集でした。これ、おもしろかったのです。いや、正確にいえばおもしろいのです。(つまりまだ全部読んでいない)
 中で、数人の方が、自分が名作と出会ったものとして、家にあった全集をあげていました。それは、子ども向けの全集もあれば、大人向けの物もあるようで。
 
 そうなんですよ。私が子どもの頃も、うちにありましたよ。あれで、物語に出会ったのですよ。
 うちには、世界名作全集(これで、「風と共に去りぬ」や「嵐が丘」を読んだ)山岡荘八、松本清張、江戸川乱歩、吉川英治それから、数冊しか記憶にないけど子ども向けの文学全集(これで、「小公子」を読んだ)あと日本の城とか、美術全集とか、よくもまあ。
きっと出入りの業者のようなのがいて、言われるままに買っていたのでは? と思うほどずらりとあったのでした。
 でも、子どもの頃、その大きな本を開いて、ピカソやゴッホやマネの絵を見ていたなあ。
 お城は、識別できるほどにはならなかったけど、あれこれ眺めていて、今も城は好き。(美術全集だけは、もらって岩手においてある)

 つまり、今の子はやっぱりそういう出会い方はあまりないだろう。本と出会う前に、テレビアニメと出会っているかな。ただその中で、絵本だけは読み聞かせというのが、肌と肌の触れ合い的に残っている気はします。絵本は残るだろうと思うのですが、それ以降の本は、先細りなのかなあ、やっぱり。
 アニメとか、なかったから、本が楽しかったしね。オバQやなんかは楽しみに見てたけど。
 頑張れ、本!

 *子どもの頃あった全集もの。本屋からではなく、ほるぷという訪問販売的なものだったように記憶しているのですが、本屋にもよく行っていたから、そういうわけではないかなあ。ほるぷという会社を検索すると、今は児童書の出版社として出てますね、びっくり。でも、周囲では聞かないです。いろいろ変遷があるかもですね。

  
 岩手の自宅から少し行ったところ。こちらは、まだこういう景色が残っている。

電子書籍

2015年06月23日 | 日記
 電子書籍、人によっては便利に使っているのだろうと思います。でも、やっぱり本とは違う。
 このことに関して、先日NHKの「あさいち」で、詩人の谷川俊太郎さんが持論を述べてらっしゃいました。メモしていたわけでもないし、そのときまだ風邪でぐだぐだから脱していな状態のときだったので、谷川さんの言葉としてここに書くわけにはいきませんが。
 電子書籍の方は、文字が、文字という「情報」以上のことを伝えない。詩には、文字の情報だけではないものがある。と。
 
 本を作るという作業を、私も句集『だだすこ』でやりましたが、本文の紙、表紙の紙、カバーの紙、帯の紙を、ドキドキしながら(これでいいか?と)選ぶわけです。そして、イラストと題字の位置やらなにやら。

 私はソフトカバーの本だったので、入れませんでしたが、栞的な紐(たぶん名前あるはずですが)の色だって、ちゃんと考えられているわけです。あの紐を作っている会社は、日本に一社だけと聞いたことがあります。
 そうやって、作られた「本」と、液晶画面に出てくるものとでは、違って当たり前。伝わる質が違って当たり前。

 私はPC上で、物語を書いていますが、推敲するときはプリントアウトしないとできません。なんでか、そうなのですよ。たぶんそういう方、多いはず。(大雑把なところはやりますが)

 まあ、昔の小説家は、原稿用紙にペンで書いていたわけで、その人達からしたら、「そこも違う。ペンから紙に伝わるものがある」のかもしれませんね。
 100年後はどうなっているでしょうか。
 100年後は私は無理だから、30年後でも充分今と違いはあるかな。

日本の景色はどうなるのか

2015年06月22日 | 日記
         

 岩手の家の回り、ぐるりと三カ所でこういう景色。3軒建っているのではないのです、一カ所に数件。うちの田んぼ、いつまで抵抗できるのだろうか。

 そして、これだけ家が建つということは、買う人がいるっていうことなんだろうなとも思うわけで。田舎だから安いだろうって、そりゃあ東京に比べたら少しはという程度。敷地も家も広いので、いいお値段ですよ。
 東京の家のまわりも、しかりだし。(田んぼほんーの少し残っています)

『あめ・のち・ともだち』(北原未夏子)ー国土社

2015年06月20日 | 本の紹介
低学年向け
 「季節風」同人、北原未夏子さんのデビュー作です。
 トモには、ゴウくんという友だちがいます。走るのもおそいし、泣き虫なトモ。ゴウくんはというと、足が早いしサッカーもじょうず。二人が仲良くなったきっかけのエピソード、そして友情を深めるエピソードが丁寧に描かれ、その後ゴウくんは千葉に引っ越しをしてしまいます。「ひっこしても、ぼくたちずっとともだちだろ」「あったりまえだろ」といいあった二人ですが、その後、やはりすぐには会えません。
 そしてとうとう、トモの誕生日会にゴウくんが来てくれることになったのですが・・・。
 お母さんの車が動かず、来られないという大人達の会話を尻目に二人は、行動を起こします。
 会いたい! 会いたい!会いたい! 
 二人の強い思いが、本から溢れ出てくるよう。

 低学年向けの本ですが、読んだ子ども達は、大いに共感することでしょう。

 北原さん、おめでとうございます!!

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 今週ほとんど横になっている状態だったため、腰痛に・・・情けない状態。だが、腰痛になっていられる場合ではないのだ。

ふと思い出したこと

2015年06月19日 | 日記
 以前、私はヘルパーをしていて、あちこちお年寄りの家へ行って介護をしていました。が、所属していた事務所の方針で、一人親支援という形で、子どものいる家へ行くこともあったのです。その子達、今どうしてるかなと思ったのですが、なんともう10年経っているわけなので、3姉妹のお姉ちゃん(当時小6)は22才! 次女(当時たしか小3)は20才! チビちゃんだったあの子(当時小1)は16才!!! 
 どんな感じになってるんだろう。家は覚えているので、張り込みをしてその姿を見たい気分(いや、やりませんよ) 
 
 それにお年寄りの皆さんは、どうしてらっしゃることか。ご健在だといいのですが…。(10年だからなあ、むずかしいかなあ)
 特にがんこだったSさん。

 

 お互いの人生の中で、すれ違ったってことかなあ。向こうも私を思い出してくれたことがあるだろうか。

 そして、今親交のある方とだって、ずっとずっとという事はないかもしれない。だからこそ、今を大事にしなくてはとも思いつつ、今日伺う予定だったお祝い会は、体調を考慮して欠席させていただくことにしました。残念だし、関係者の皆様、何より主役の方に申し訳なく。ご盛会をお祈りいたしております。

生き物たち

2015年06月18日 | 日記
       
  畑を覆っているシートに蛙くん。おいおい、ここよりあっちの草むらのほうがいいんでないの? 

 一方、小屋の庇のしたには、無残に落ちた鳥の巣が。ヒナらしき残骸に蟻が群がって、親鳥(セキレイ)が鳴きながら、上を飛び交っていました。だれが? カラス? わかりません。

 自然界の厳しさ。人もまたその自然の一部なわけで。踏ん張ったり、休んだり、傷ついたり。

 

山帽子

2015年06月17日 | 日記
       

 秋田岩手の往復は、山を抜けるのですが、今は万緑の季節。その中に白い木がところどころ見られます。たぶん、山帽子だろうなと思っていました。これは、町中で撮ったものですが。

 思えば、秋田道〈高速)ができる前は、くねくねした峠道、しかも断崖絶壁を通らなくてはなりませんでした。錦秋湖などは、一般道からのほうが見えるし、景色はいいのですが、冬など特にカチカチに凍ったその山道を通って、怖かった記憶があります。〈子供の頃、父の運転で)私の運転技術であの冬道は絶対無理だ。

右手のしびれ

2015年06月16日 | 日記
       
 パソコンを使っていて、しばらくすると、右手がしびれてきます。あきらかにパソコンのしすぎです。秋田に行っていた一日、全くパソコンを開かなかったのですが、そのときも若干右手に違和感がありました。
 
  右手首にマウスだこができてるし。(←写真撮ってアップしようかと思ったのですが、見苦しくてやめました)


 いつからかマウスパットを使わなくなっています。リストレストは、以前もっとや柔らかいのを使っていたのですが、ぼろくなって買い換えるときに同じものがなく、これにしています。あっちのほうがよかったなあ。丸くて中にジェル状のものがはいっているような。
 
 さあ、今日東京に帰るかどうか。迷い中。