fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

東北6つの物語

2024年07月11日 | 自作紹介
 東北6つの物語、発売になりました。
          
          
 1冊ずつご紹介したかったけど、井嶋敦子さんがご自身のブログでご紹介くださってます。
 川天使空間 7月8日から10日にかけての記事です。赤をクリックすると、ブログに飛びます。

 東北では、店頭にも並んでいると思います。といっても昨今、なかなか書店さんに新刊が全部並ぶとは限りません。その場合、ぜひご注文ください。
 東北以外の方も、読んでいただきたいので、地元の図書館などにリクエストしていただけたら、嬉しいです。
 そして、東北にぜひ遊びにいらしてください。

 私は「東北まつり物語」で、秋田竿燈まつりを題材にした「おばけ提灯」を書きました。出身小学校の竿燈クラブを取材したら、ぼろぼろのお化け提灯で練習してて、感動しました。パンフレットや新聞は、本番の見事な演技を出しますが、私が書くべきはここだと思った次第です。 
 小学校の練習見学を橋渡ししてくださった、ひらのや書店さんには、「これまで竿燈の物語はなかったので貴重です。書いてくださってありがとうございます」と言っていただけました。
 こちらこそです!
「東北おいしい物語」では、「チームじょっぱり」というタイトルで、青森のおいしい海産物を題材に書きました。これも、おととし、弘前にホテルととり、青森経由で八戸へ日帰りをして、書いた物語です。八食センターという市場で食べたホタテ、せんべい汁、おいしかったなあ。弘前のフレンチレストランも(弘前はフレンチレストランが有名なんですよ)。
 作品内にある竿燈練習中の写真、ホタテとカキとせんべい汁の写真はそのとき私が撮ったものです。カキは三陸産でした。

 じょっぱりは、津軽弁でごうじょっぱりのことです。
 弘前に「童子」の俳句仲間がいるんですが、「じょっぱり句会」です。

 

『わくわくもりのはいくえん』について

2024年07月10日 | 自作紹介
         

 『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな?』という絵本を出しました。
 夏、秋、冬とシリーズになります。
 
 これだけは、お伝えしておきたいことがございます。
 就学前のお子さんにこの絵本を読んであげてほしい。きっと楽しめると思います。
 でも、読み終わった後に、「俳句って、5・7・5なんだよ。作ってみよう」とはやらないでいただきたいんです。
 もし、お子さんの方から俳句らしいものを言ってきたら、「すごいね。俳句だね」とほめてあげてください。
 まちがっても「季語がない」なんて、言わないでね。この絵本にも、季語のない5・7・5を出しています。
 読んでもらったときの5・7・5の心地よさ、リズムのよさを体で感じてもらいたい。
 絵本のかわいい動物たちを、あ、この子は音楽好きなんだな。この子は虫好きなんだな、とわかってくれたら嬉しい(きちんと設定があります)。でもわからなくたっていいんです。

 絵本を勉強には使わないで、ということです。
 はいくって いったいなあに チューリップ  

 ほんと、なんなんでしょう。夏炉冬扇。といったのは、芭蕉。役にたたないものということです笑。

「東北6つの物語」第1期3冊同時発売になります。

2024年06月20日 | 自作紹介
         

 みちのく童話会が企画編集し、メンバーが分担して書いたアンソロジーが発売になります。7月です。一冊に各県の物語が載ってます。どれも胸熱で、楽しかったり、じんときたり。そして、東北の方は地元を見直すような、東北以外の方は行ってみたくなるような物語。

 一冊ずつは、また順を追って、ご紹介します。
1巻「東北まつり物語」 もえぎ桃・おおぎやなぎちか・堀米薫・佐々木ひとみ・井嶋敦子・ちばるりこ
2巻「東北おいしい物語」 ちばるりこ・井嶋敦子・おおぎやなぎちか・野泉まや・吉田桃子・岩崎まさえ
3巻「東北ふしぎ物語」 田沢五月・みどりネコ・岩崎まさえ・野泉マヤ・堀米薫・千秋つむぎ

 装画 古山拓
 挿絵 おしのともこ

 企画してたときから、これはいい本になるという確信がありました。

 書店でのご注文、図書館へのリクエストをぜひ、お願いいたします。

 第1期ですから、2期もあります。年内で6冊セットになる予定。

自著の宣伝② 俳句関連書

2024年06月17日 | 自作紹介
         

 ちょっとごちゃごちゃしてますね。
 こういうのを作ること、きらいじゃない。ていうか、好きなんでしょう。
 
 幼年童話のまとめや、入試問題に使われたことのある本のまとめや・・。いろいろできそうです。

 

自作の宣伝①

2024年06月15日 | 自作紹介
      

 今年の課題図書系(指定図書とか)をまとめました。
 今年は2冊、3団体、都道府県で。ありがたいことです。

 この読書感想文的なこと、課題図書的なことには、賛否両論があります。
 もっと好きに読めばいい。とか。
 おもしろかった、でいいんじゃない? とか。
 たしかになんです。強制はよくない。
 でも、本を読むきっかけになる。
 
 本にかぎったことではないのですが、「おもしろかった」、その内容をもっと具体的に言語化するって、大事なことと、最近思っています。
 句会でも、必ず自分がいいと思って選んだ句にたいして「どこがよかったですか?」ときかれます。ここで、なんかよかったではダメ。どこがどうよかったのか、どう自分に響いたのか。ちゃんと言う訓練、必要です。

 なので、私は読書感想文は、肯定派です。最近ですが。
 第一、これがなかったら、夏休み、本売れませんから。

『俳句ステップ!』が教科書でお勧め本としてご紹介いただいてました。

2024年06月13日 | 自作紹介
 光村図書「国語」小学校三年生(上)です。

         
 今年、教科書が新しくなったので、4年間この教科書が使われるのだそうです。
 他に紹介されている多岐にわたる本を見ると、ここに取り上げていただけたことが光栄です。
 先日重版のお知らせがあったのは、この影響が大きいようです。

 初版は2020年。そのころからどんどん俳句がブームになり、衰えることがありません。
 この教科書には、一茶や芭蕉の俳句も載ってますし。
 
          

          

 今度の日曜日は俳句甲子園東京大会観戦です。

 中学生が主人公の俳句物語、こんど書きたいです。
 

 
 

作曲しました(『わくわくもりのはいくえん』)

2024年06月10日 | 自作紹介


『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな?』の見返しには、楽譜が載ってます。
 園歌? ですね。
 
 はじまるよ るんらららん♪ 

 以前物語内に歌を挿入し(作詞だけ)、幼年童話なら読み聞かせがある。そのとき、好きにメロディつけてくださっていいんだけど、自分だったら楽譜がほしかったなと思いました。
 それで今回、作曲しましたよ! 

 この最初のフレーズ、何か始めるときの歌にしたい。

 ただ、残念なのは、ここって、図書館だと見返しを折った様態で透明シートを(これなんて言うんでしたか?)を貼り付けるので、欠けてしまうんですよね。
 気になる場合はぜひ、ご購入を。
 これから4冊シリーズになるので、たぶん全部つくと思います。
 作曲料、別途いただけるとのこと、思いがけず嬉しい。
 幼稚園教諭してた娘や、ずっとピアノをやっていた友人の娘さんにもアドバイスもらいましたし、編集部のほうでも音楽がわかる方にチェックしていただけたので、安心してお届けできます。
 この作曲のため、物置になっている電子ピアノを片付けたけど、また物置になってます。

『みちのく山のゆなな』が静岡県夏の読書感想画コンクールの指定図書に

2024年06月08日 | 自作紹介
『#みちのく山のゆなな』#おおぎやなぎちか 作・ #ふるやまたく 絵(#国土社)が第42回静岡県夏の読書感想画コンクール指定図書になりました。感想画、楽しみです!

   

 この本、絵になるシーンが、満載です。
 龍とかおろちとか、鬼とか出てくるし、ゆななは空を飛ぶし、動物たちもたくさんいるし。
 すっごく楽しみです。 

 義姉に電話したら、出なくて、すぐにライン電話がかかってきました。ん? と思ったら、「オーストリアにいる」とのこと。電話に出たらこっちの通話料がかかるけど、ライン電話は無料ですからね。兄と二人で行ってるみたい。一気に山や川やお城のイメージが浮かびましたよ。いいなあ。
 行けるうちに、行きたいところに行くべきですね。


新刊発売になりました。~兄の家の猫~

2024年06月06日 | 自作紹介
『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな?』発売になりました。
 大型書店ならあるかなあと思いつつ、確かめにいく余裕がありません。お見かけになったら、どうぞよろしくお願いします。

               

 ネコのミーニャンが主人公。これは、兄の家の猫です。


 もう一匹いるんだけど、そっちはすぐ逃げていく。

 私は断然猫派なのですが、たぶん今後は飼うことないだろうなあ。
 保護猫をもらう場合も、ある程度の年齢の人までなのだそうです。
 飼い主が入院とかなると、困りますからね。

 早いもので6月も一週間が過ぎようとしています。
ここ数日は、その日にやるリストを作り、「ひとつひとつ、あせらずに」と言い聞かせながら、こなしてはリストを消しています。でも夜になって消えてないものがあっても、もう終わり。夜の仕事は効率が悪く、ミスの可能性もあるので。


重版出来『俳句ステップ!』(5刷)

2024年06月04日 | 自作紹介
         

『俳句ステップ!』おおぎやなぎちか作・イシヤマアズサ絵( )5刷のお知らせをいただきました。嬉しいです。発売後、ほぼ毎年重版になっています。買ってくださってる方、読んでくださってる方がいるということですね。
 ありがとうございます!

 中学年向け物語。俳句と出会って、俳句を楽しみ出した七実でしたが、ある日、自分が作った俳句が子ども俳句大会で入選。ところが作者の名前は自分じゃない! さて、どうなるか。
物語を楽しみながら、俳句の作り方のコツもわかっちゃうお得な本です!

         
 
 俳句つながりで、明日は、『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな?』が発売です。こちらも、たくさんの子どもに読んでいただきたい! 
 よろしくお願いいたします。

新刊見本いただきました『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』

2024年05月28日 | 自作紹介
         
 
 31日発売です。でもア○ゾンでは、6月5日発売となっている。どちらでしょう。こんなんで、すみません。

 わくわくもりに引っ越してきたネコのミーニャンがパパとママが仕事の間通うことになった保育園。ところが、ここは保育園ではなくて「はいくえん」でした。

           
 やぎこ先生も他の動物の子ども達も、何かにつけて、5・7・5の俳句を口にします。
 合い言葉は、「こまったときは、5・7・5」。
 こわいクマの子もいるんだけど、だいじょうぶかな。友達になれるかな? という絵本。

             

 初めて出会う俳句絵本として、子どもたちに、5・7・5のリズムを楽しんでもらいたいです。
 かわいい絵も、きっと気に入っていただけると思います。
 よろしくお願いいたします。

新刊絵本の予約が始まってます『わくわくもりのはいくえん』

2024年04月30日 | 自作紹介
 6月5日発売予定。俳句絵本です。


 『わくわくもりのはいくえん おともだわくわくちできるかな はる』(国土社)。絵は、みなみあきこさんです。
 かわいくってかわいくって、たまりません。

 ネコのミーニャン一家が引っ越してきた森で、「わくわくもりの ほいくえん」という看板のついた建物を見つけました(ほんとは「ほいくえん」ではなく「はいくえん」で「は」の文字の左上に葉っぱがかかっていて、保育園だと思ったのです。
 パパとママが仕事のあいだ、ミーニャンはここにくることになりました。
 ところが初日、園に行くとちゅう、こわい顔のクマの子に追い越されます。
 クマのノンノンは、みんながミーニャンを歓迎する俳句をいってくれるときも、だまっています。
 さて、ミーニャンは「はいくえん」になじむことができるでしょうか。おともだち、できるでしょうか。
 ということで、本当は新学期が始まる前の3月末発売を目指していました。でもごらんのように、細かいタッチの繊細な(しかもかわいい)絵。動物たちの数も多く、みなみさん、大変だったと思います。この時期になりました。
 今年夏の絵本も、のはずでしたが、こちらは来年になりそう。
 そうしていずれ、春夏秋冬の4冊セットになる予定です。

 5・7・5のリズムが詰まった絵本、楽しんでいただきたいです。

『家守神④ 声なくせまるあやつり人形』書評(「季節風」井嶋敦子)

2024年04月28日 | 自作紹介
       

「季節風」に井嶋敦子さんが『家守神④ 声なくせまるあやつり人形』の書評を書いてくださいました。
 
      

 敦子さんは秋田市の小児科のお医者様ですが、いつお医者さんになろうと決めたのでしょう。主人公拓は、将来の夢が決まっていません。そこのところ、しっかり書いてくださいました。
 そして最後にアニメ化希望と書いてくださって、嬉しい。作者が一番願っていることです。

 敦子様、ありがとうございました。
 今年5巻が出ます! 初稿をお送りしたばかり。赤の入った原稿がもどってくるでしょう。

 今号からかな? 「季節風」最後のほうに、今号の執筆者として、書評を書いた方の名前も載るようになった。よかった。
 編集委員、作品の作者はもちろんだけど、みんなの力でできてる雑誌なのだから。

今年は多賀城創建1300年~『アテルイ』の展開

2024年04月23日 | 自作紹介
 今年は、多賀城創建1300年。
 これまでがらんとした空き地だったところに、南大門も再建されました。

        
 
 それにともなって、蔦屋書店多賀城市立図書館店様で、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』のミニパネル展をやってくださっています。江頭大樹さんのイラスト迫力満点です。

未来屋書店石巻店様でも!
 
         

        
 児童書コーナー、地元本コーナーの二か所での展開です。ありがとうございます!! 
 この本は一度にどんと売れてはいないけど、地道に売れている感触があります。
 アテルイに関連した書籍、少ないですからね。興味を抱く方のアンテナにひっかかってくれると嬉しい。
 
 当時エミシと呼ばれた民が都の兵の侵攻に対してどう戦ったか。
 ウクライナはロシアの侵攻に対してどう戦っているか。侵攻してくるものに服従するわけにはいかない。そうなると戦わなくてはならない。この繰り返しが歴史の流れの中に、点々と時に大きく汚点を残している。その汚点はどんどん広がっているのかもしれません。人はどうしたらいいのでしょう。
 
 アテルイの記録もほとんどないけれど、確かに東北の地に生まれて生きて、戦った男です。英雄というのとも違う。
 

『ヘビくんブランコくん』音読の5歳児

2024年04月06日 | 自作紹介
おとといは、花曇り。養花天でした。
昨日は、花冷え。今日明日は、土日なので桜が楽しめますね!
    
   この物語、結構長いので、途中で「読んで」となりますが、結構読めます。

 私の本で、『木があつまれば、なんになる?』というのがあります。あれも読んでいるので、「木」「林」「森」という漢字も覚えてます。ババ馬鹿ですみません。