fromイーハトーヴ  ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。近況はhttps://twitter.com/magoyasikiに。記事の無断転用はお断りいたします

読売新聞でご紹介いただきました。『なみきビブリオバトル・ストーリー』

2018年05月17日 | 自作紹介
読売新聞2018年5月7日夕刊の「本よみうり堂」の「ジュニアワールド」のコーナーで、本をテーマにしている本のひとつとして、『なみきビブリオバトル・ストーリー』をご紹介いただきました。

  『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と4人の深呼吸』(さ・え・ら書房)

 この巻で、サッカー好き少年修が、ほかの発表者の質問タイムで、愚直に同じ質問「一番いいところはどこですか?」を繰り返すことにふれてくださっています。よく4人で書いて、このようにちゃんと繋がった物語になっていると感想をいただくのですが、このような楽しいしかけも、一つきいているのだと思います。

  『なみきビブリオバトル・ストーリー2 決戦は学校公開日』
 
 読売新聞さんは、ビブリオバトルの大会を支援したり、このように本を紹介したりしてくださっています。先日の上野の森親子ブックフェスタでおこなわれた私達のビブリオバトルにも記者さんがきてくださり、掲載誌も送ってくださいました。ありがとうございました。

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『オオカミの祠(二)正次が見た影 ー戦時下』書評(季節風134号)

2018年05月15日 | 自作紹介
        


「オオカミの祠を守る一族」と題して、草香恭子さんが、二巻の書評を書いてくださっています。
 シリーズ一度に出た本なので、ひとくくりにされる場合が多いのですが、こうして一冊ずつ丁寧に書評を載せていただけて、ありがたいです。
 
 草香さんは、
 終戦時に、正次は、父が無事に帰ってきたことや、戦争が終わったことをやっとよかったと思えるようになる。続く、『戦争中にはそう思うことができなかった』という一行に、作者は大きい意味を込めたのではないか。

 と書いてくださっています。
 この巻を書くにあたって、お話を伺った一人が、赤石広楽さんという方。昨年暮れにお亡くなりになられましたが、戦争があと3ヶ月続いていたら、間違いなく自分は出征していた。お国のために死ぬのが望みだったとおっしゃっていました。爆撃によって、自分の家が全焼したにもかかわらず、です。
 私の叔父は、帰ってきませんでした。
 又聞きですが、一緒に兵隊に志願しようと誘った友人は戦死して、自分は生き残ったことをずっと心の傷として背負っている方のことも伺ったことがあります。
 兵隊となったお兄さんに面会に行ったのは、少女時代のTさん。待ったいたときに、お兄さんが近づいてくる靴の足跡が今も耳に残っていると。Tさんのお話は、一巻のカヨの家の養蚕を書くときのことも、参考にさせていただきました。
 私の父と双子の兄は、別々の隊に所属していたのですが、戦地での移動時に、偶然に行き会い、それが今生の別れだったそうです。
 全ての人、一人一人にドラマがある。そう思いながら書きました。

 私は平和な時代に生まれ育ちましたが、今子ども達が大人になったとき、その子ども達が大人になったとき、彼らが銃を持たなくてはならない世の中には決してしてはいけないと、思います。そのためにはどうしたらいいか? 
 この二巻は、反戦の物語です。

 なお、書いてくださった草香さんは、このたび、日本児童文学長編新人賞で佳作をご受賞されました。選評を読むと、選考委員のお一人は、これを! と思ってらしたとのこと。どこかで本になっていただきたいです。
 草香さん、ありがとうございました。
 そして、おめでとうございました。 

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「あぶみさんの手紙」(「童子」5月号・桃子草子)

2018年05月14日 | 日記
     

 岩手、秋田へ行っていたため、ようやくきのう「童子」5月号を見ることができました。(正確には、秋田句会で要所部分は見せてもらっていたけど)

 毎月見開き1ページの主宰エッセイ「桃子草子」は、これがまとまって一冊の本になっているほどの内容です。辻桃子さんのエッセイは、ご自身のことをベースに書いているので、ぐいぐい読者を引き込む力があります。

 今月号には、私の児童文学の受賞の事を触れて下さり、以前私が先生に送った手紙が紹介されていました。事前に私信なので出してもいい? というお電話もいただき了解していたのですが、私は先生にちょこちょこ手紙やFAXをお送りしているので、それがいつ書いたどんな内容だったかは把握しないまま、「どうぞ」と。

 

 そうか、この時のか! と思いました。二十五年ほど前、入会したばかりのとき、添削していただいた時のことを書いていたのでした。
 手紙を捨てずに取っていてくださるということも、感激。 ありがとうございました。

 また、今月号は、「冠雪集」というページをいただき、10句とエッセイを掲載させていただいています。『オオカミのお札』(くもん出版)を書いたきっかけとなった吟行のことを書いています。

 「童子」は、東京駅八重洲口の八重洲ブックセンターにあります。
 また「童子」事務所に申し込みをいただけば、送料はかかりますが、購入できます。HPは、左のブックマークから。

 *なお、「あぶみさんの手紙」では、児童文学協会賞を受賞と書かれていますが、正しくは「日本文芸家協会賞」受賞です。
  それから、「あぶみさんと初めて会ったのは、厚木カルチャー」とあるのも、実はそうではないのですが、先生の中ではそういうストーリーができていて、それは訂正するほどのことでもないので、そういうことに(笑)エッセイは報告文ではないので。

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童話塾in東北

2018年05月13日 | 日記
上野のイベントも終わったので、今度はこちらをもう一度宣伝。


 童話塾in東北は、宮城在住の堀米薫さん、佐々木ひとみさん、野泉マヤさんが中心になって準備を進めてくださっています。感謝!!
フェイスブックで、チラシに乗り切らない情報をアップしてくださいました。合評会の講師の呼びかけ、プロフィールも出ています。参加作家さんの情報が、これからも更新されると思います。

  
 なお、合評会は締め切りが5月25日と早いので、お申し込みはお早めに。

  

 東北の方以外の参加も大歓迎です。
 
  

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ビブリオバトル&トーク よかったです!

2018年05月04日 | 日記
 上野親子ブックフェスタ2018の初日3日、都立美術館講堂で行われた「5人の児童文学作家のおすすめ本 ビブリオバトル&トーク」が終了しました。
 このイベントのため、ビブリオバトル普及委員会の粕谷亮美さん、さ・え・ら書房の編集者さんをはじめ、たくさんの方がご準備をしてくださいました。おかげで緊張はしたけれど、安心して臨むことができました!

 230人もの講堂で、来てくださる方がいるのだろうかと思ったのですが、事前申し込みは倍以上あったとのこと。抽選でもれてしまった何人もの知り合いからご連絡をいただきました。
 当日は朝まで雨。風が強まるという予報もあり、来場を見合わせた方もいらしたようで、空席もありましたが、子どもさんもたくさんいらしてくださって、嬉しかった!

 さて、私がご紹介したのは、『こんぴら狗』今井恭子(くもん出版)です。
 5人が何を紹介するかは、お互い知らずに臨んだんですよ。
 『こんぴら狗』は、これを紹介すると決めた後、今年度の夏休み課題図書に認定、加えて日本児童文学者協会賞を受賞というすごいことになっている本です。でも私はあえてそれには触れず、紹介させていただきました。課題図書になるとか、賞をとったとかは関係なく、とても好きだったから選んだ本なので。(もっとも、やっぱり、さすが! とは思いましたよ)

 発表は5分を想定して考えていったのですが、やっぱり時間があまり、あとで、(そうだった、あれを言い忘れた)ということもあり。おきまりのパターンでした。(笑)質問の時、子どもさんが手をあげてくれたのが、よかったなあ。
 実は会場に作者の今井恭子先生もいらしていたんです。終了後、『こんぴら狗』にサインをいただきました。そして時間差で、画家のいぬんこさんからも、サインをいただいて。これは、レアもの(自慢)

 チャンプ本になったのは、濱野京子さんの『100時間の夜』アンナ・ウォルツ/作 野坂悦子/訳(フレーベル館)でした。パチパチ。
 森川成美さんが、『昔話法廷』(金の星社)
 赤羽じゅんこさんが、『オオカミを森へ』(小峰書店)
 松本聰美さんが、『?(疑問符)が!(感嘆符)にかわるとき』(汐文社)
 全部読みたくなりました! 

 その後は場所をテントに移して、サイン会。こちらにもたくさんの方が来てくださって、ありがとうございました。

  これは、さ・え・ら書房さんのテント。

 急遽、予定にはなかったのですが、くもん出版さんのテントで、『オオカミのお札』のサイン会もさせていただきました。最初、売れないかな。申し訳ないなと思ったのですが、なんとか売れてホッ。少年がじーっと見て、最初1冊だけ買ってくれて、少ししてからもどってきて、残りの2冊も買ってくれたの。これが嬉しかったなあ。少年、ありがとう!! もう、読んでくれたかな。

 上野では、まだ明日までこのイベントが行われています。あちこちで読み聞かせや、工作教室、サイン会が行われていて、にぎわっているはずです! すごいパワーが集まっています! 

 お世話になった皆様、お会いできた皆様、ありがとうございました!! 

 *ビブリオバトルの写真は、きっとぼちぼち集まるでしょう。

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『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と4人の深呼吸』(さ・え・ら書房)3刷

2018年05月02日 | 自作紹介
    

 著者は、赤羽じゅんこ、松本聰美、おおぎやなぎちか、森川成美 共著です。

 発売が昨年の6月でしたが、1年のうちに3刷となり、続編『なみきビブリオバトル・ストーリー2 決戦は学校公開日』も発売されました。ビブリオバトルという題材なので、昨年は国分寺のイベントで作者4人が、そして明日5月3日は、上野の都立美術館講堂で、『ビブリオバトルへ、ようこそ』(あかね書房)の著者、濱野京子さんと5人でビブリオバトル&トークをします。

 定員230名を大幅に超えるお申し込みがあり、何人もに抽選にもれたとうかがっています。申し訳なく、そしてありがたく。

 明日はあいにくのお天気のようですが、ビブリオバトルは行います。サイン会はテントに移動してという予定でしたが、天候次第では、講堂の入口になるかもしれません。
 本来、公園で行われるテントでの児童書販売その他のイベントは、天候次第でどうなるか、まだはっきりしていません。  

 明日には、こちら でご確認ができると思います。 

 夜中のうちに、雨風が通り過ぎてくれますように。

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『勇気ある一歩で世界が変わる! ー車いすバスケ 香西宏昭(光丘真理・文)新日本出版社

2018年05月01日 | 本の紹介
 

 光丘真理さんのノンフィクション第二弾です。(ほかにも書かれていますが)
 生まれつき膝から下のない「両下肢欠損」だった香西宏昭くんは、小学校6年生で車いすバスケと出会います。そして今2020年の東京パラリンピックを目指すまでを綿密な取材を元に描かれています。

 中学生のときから活躍をしていた香西くんは、18歳のとき、アメリカイリノイ大学への留学を薦められます。でも、英語はできない。知らないところへ行く不安など、迷ったすえ、アメリカへ渡る決意をします。しかし大学へ入学できたのは2年後。つまり家族と離れての2年間の留年生活を送ったわけです。もちろんその間、バスケの練習もしています。

 お父さんに、「目的と目標」をきかれたときのことも、なるほどと感心しました。

 私がその年齢のとき、どうだった? と考えると情けなくて・・・。

 また香西君は、緊張しやすい性質を克服するため、感情を言葉で表すという訓練をしていたとのこと。これにも、がーんとなりました。言葉で表現するということが、人を変えていくんですね。
ああー。もっと若いとき、ノンフィクションも読むんだったなあ。いや、これからでも・・・。

 光丘真理さんは、世界にはこんなに頑張っている人がいることを伝えてくれます。テレビのドキュメンタリーを観るときとはまた違う心もちになります。

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『金メダリスト・タカマツペア物語 二人でなら、世界一になれる!』光丘真理(PHP研究所)

2018年04月30日 | 本の紹介
         

 2016年、リオデジャネイロオリンピックのバドミントン女子ダブルスで、金メダルを手に入れた高橋礼華選手・松友美佐紀選手(タカマツペア)。それは日本バドミントン史上初の快挙でした。

 二人とも、幼い頃にバドミントンに出会います。高校時代にペアを組んでその後約十年間、何度も挫折を繰り返してきた二人は、あきらめないで挑戦し続けてきました。本書は、二人の強さの秘密に迫り、子どもたちにエールを送る本です。(PHP研究所HPより)

 作家光丘真理さんは、物語、ノンフィクションと数多くの著作を世に出されていますが、共通しているのは、あたたかい眼差しです。ノンフィクションを書くためには、かなりの取材をしなくてはならないはず。その取材を元に、子ども達が読んで理解できる文章で書く。取材相手の気持ちを代弁する。これは簡単なことではありません。
 すらすら読めるということは、それだけ作者が苦労しているということだと思います。

 私は子どもの頃、こういったノンフィクションを読む機会がありませんでした。こういう本を読んでいたら、もっといろんなことを真剣に取り組んでいたかも(笑)。才能だけではなく、努力する。これでもか、これでもかと打ち込む。その結果の金だということが伝わってきます。

 金メダルを取ったことがゴールではない。その後の苦悩もあり。そして、目指すは東京オリンピック! 

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上野の森親子ブックフェスタ 

2018年04月27日 | 日記
          

 あららら、あと1週間となりました。

 おかげさまで、「ビブリオバトル&トーク 5人の作家がおすすめの児童文学」は、定員を大幅に超えるお申し込みがあったそうです。主催者側で厳選な抽選を行い、入場券がわりの葉書が郵送されました。お申し込みいただいたのに、葉書がいかなかった方には、申し訳なく思います。でも、公園の会場では、各出版社さんの本が2割引で買えるし、サイン会、工作教室、読み聞かせなど、いろいろ楽しめます。

 私達もビブリオバトル終了後は、サイン会ブースに場所を移し、サイン会も行います。

 きゅうに緊張してきました。

 どうぞよろしくお願いいたします!! 
 

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第一回かわせみ句会&「季節風」二次会短冊廻し

2018年04月22日 | 俳句
 私を含めて14名。場所は、国分寺、おばあさんの知恵袋。

入り口は、こんな感じ。

 5句出しで行いました。

 秋近き心の寄るや四畳半   という芭蕉の句のような句座でした。

 中は、こんな感じ。
 このお店は、絵本屋さんですが、ギャラリーでもあり、読み聞かせ、英語教室、童話の会、ミニコンサートなど多様な利用ができます。駅からも近く、いい雰囲気です。句会は15人までならできるかな。
 マンションの地下通りですが、古本屋、アンティークショップ、ギャラリーなど、おもしろい空間が広がっています。そこのケーキを買って、おばあさんの知恵袋で食べるというのもありだとか。

 さて、句会ですが、所属の会のまちまちな児童文学作家&作家の卵が集まり、なかなかバラエティに富んだ、個性のある句が集まったと思います。
 私的には、何か言葉をひとつでも覚えていただければ、それでOKという気持ちで臨みました。
 それから先は、言葉を生業になさっている皆さんですから、きっとご自身で咀嚼されるでしょう。

 私が特選に選んだのは、

 桜蘂踏みて戦う十四歳   耕実
 しあわせになれるだろうか花吹雪  こみち
 そういえばわたし春つて苦手だつた  朋

 もちろん、他にもたくさんいい句がありました。

 ワイシャツのポケットにペン春惜しむ  むつみ
 老犬はあくびかみしめ花の宴   福音
 満員のバスから見えた君の春   まちこ
 青き踏む足甲高で幅広で   成美
 若鮎や水面切り裂きのぼりゆく   あこ
 啓蟄の朝隣家からジャズ流れ  真理
 風光る鉄路の先にオホーツク  お遊
 病院の窓ごしに見る花ふぶき  結
 涼麺の汁をとばして本の町   不埒
 花の刻あれよあれよと駆けゆけり  湖魂
 
 花過ぎの地下へ地下へと上野駅  あぶみ


 
 そして、翌日「季節風」春研の二次会で、短冊廻しを。

 春の宵ブランコのりたいきぶんです   そうや     これが、秀逸でした。ブランコも春の季語とわかって作られたかどうか、確認しないでしまいましたが、この季重ねは、問題ないというか、逆に効いていると思います。昼ではなく、夜にブランコにのりたい気分になる。
 とても平易な句ですが、類句もなく、そしてちょっとその気持ちがわかり、かつほのかな恋も感じられます。
 その場で、これを出せるのだから、たいしたものです。普段、俳句やってない方ですよ。

 文学をやるからには、手垢のついていない言葉での表現をめざしたいものです。

 「季節風」の春研はどうだったかというと、それはもう、もちろん、商業出版する、つまりプロとして書いていくことの厳しさ、文学への向かい方など、甘さの入る余地はないのだと肝に銘じました。

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第5回芝不器男俳句新人賞公開選考会

2018年04月17日 | 日記
 先週、第5回芝不器男俳句新人賞の公開選考会を聴いてきました。
 自分の記録として書きます。興味のないかたは、スルーしてください。

 芝不器男は、「ホトトギス」において、期待の新人だったけれど、24歳で夭折した俳人です。代表句は、
 永き日のにはとり柵を越えにけり
 麦車馬におくれて動き出づ
 向日葵の蘂を見るとき海消えし
 あなたなる夜雨の葛のあなたかな
 卒業の兄と来てゐる堤かな
 白藤や揺りやみしかばうすみどり
 一片のパセリ掃かるゝ暖炉かな



 この賞は、応募資格が40才まで。つまり若手の俳人のための賞です。私には縁のない賞。なのになぜ、のこのこ出かけていったかというと、公開選考というのが興味深かったことと、昨年俳句甲子園のおっかけをしてから、若い方の俳句への取り組みが、いいなあと感じていたこと、それと、これまでずーーっと自分が所属している結社以外の方の句に関心を持っていなかったのが、やはり俳句甲子園をきっかけに、目が外にも向いたためです。
 
 応募総数は140編ほど、最終選考に残ったのは34編でした。
 ネット上に、その34編の句が出ていたので、プリントをし、読んでから行こうと思っていたのですが、この賞、一人100句なので、全部読むのは無理でした。それで、4分の1、25句を読んで、よさそうなものは100句読むことにしました。

 私が、いいなと思ったのは、5編。
 はからずも、選考委員の先生達も、5編くらいを選んで、それを元に選考をするやりかたでした。

 選考委員の先生は、

 城戸朱理 (詩人)
 齋藤慎爾 (俳人)
 対馬康子 (俳人 「麦」主宰、「天為」同人)
 中村和宏 (次期現代俳句協会長)
 西村我尼吾 (「天為」同人)

 特別賞選考委員として、 関悦史    (敬称略)

 先生達は、最終的に2~3編に絞り込み、そこから受賞者が決まっていきました。この最終的に絞られた中に、私が選んでいっていたのは、1編しか入っていませんでした。そのくらい、いいと思う句が違うということ。これはある程度予想していましたが。

 でも、いろいろおもしろかったです。
 
 受賞作品に対しては、
 ・人を感動させる作品。俳句人格ともいうべき世界を持っている。どの句を読んでも、作者がそこにいる。季語を肉体かしている。
 俳句は日常が基本、遠くにあるものではなく身の周りのことをどう見ていくかが大事。 
 涙の出ない悲しみに100句が○○している。(ここ、自分のメモが読めない。大事なとこなのに) などの評がありました。ほとんどは、中村先生の評です。

 対馬先生は、選考することは、自身の俳句観が問われるとおっしゃっていて、本当だなと思いました。
 現代俳句協会が関係していることもあり、先生達のコメントでは、

 ・有季定型写生を突き抜けていいのでは。
  アバンギャルドである事の難しさ。新たな前衛とはどうあるべきか、考えてほしい。
  もっと変わってもいいはずなのに、今の俳壇はなんでもありになってしまっている。
  新しい詩を発見しようという姿勢があるか。(城戸)
 ・時代が病んでいるときは、真っ先に詩人が病まなくてはならない・・・三島由紀夫。今の俳壇は通常の俳人が多すぎる。俳人とは、「人に非ず」なのである。(齋藤)

 などという言葉が、ありました。

 「童子」の仲間では、松本てふこさんが、中村和弘賞を、見事受賞。やりました! 
 彼女の句に対しては、対馬先生が、
 ・オーソドックスかと思うと変なところで肩すかしがあり、たんたんと自分自身を映し出している。

 と、評されました。私はやはり、てふこさんの俳句はとてもしっくりくるものが、多かったです。

 

 これは、上野の都立美術館前のオブジェ。こういうものが、前衛と言われたこともあったでしょうが、今では普遍的なものになっていると思います。新しさということを考えつつ、頭の中だけでそれをやる危うさも感じた次第です。
 会場にいらしてた若い受賞者が、これからの俳壇を担っていかれるのでしょう。長い道のりですが、期待大です。
 ご興味のある方は、芝不器俳句新人賞で検索していただければ、入選句を読むことができるはずです。

(メモに基づいて書いたので、誤字があるかもしれません)
 
 

 

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第5回童話塾in東北

2018年04月12日 | 日記
         

 童話塾in東北の募集が始まりました。
 開催は、9月2日とまだ先ですが、合評会は作品を送っていただいて読み合う時間が必要なため、申し込みが5月25日締め切りとなっています。

私はC分科会を担当します。
 東北の方はもちろん、東北以外の方もぜひ、お待ちしております!! 
 
 チラシに名前のある作家さん以外でも、佐々木ひとみさん、堀米薫さん他、いらっしゃいます。

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天然理心流

2018年04月10日 | 日記
           

 天然理心流については、間違ったことを書くといけないので、割愛しますが、新撰組の浪士達が、通っていた日野道場で行われていたものです。近藤勇は師範代だった……かな。(すみません、おぼつかなくて)

 日野にはこの天然理心流を井上源三郎のご子孫が受け継いで道場をやっています。折に触れて、演舞を披露し、観客に体験もさせてくれます
 で、行ってきたわけで。やってきたわけです。
 場所は日野宿本陣駐車場。かつて土方歳三などが通っていた道場があった場所です。
 
 マスクとれよ。でもマスクしてるから、ここにも出せるのですがね。 

 このときは、真剣での菰切りもありました。むしろをダイコンくらいに丸めたものを、えいっと切って。
 そのときに、そのむしろが濡らしてあったので、「なんでですか?」と聞いたところ、「人の体に近づけるため」という思いもかけない答えが返ってきました。
 人を斬るためのものなのだ! 

 武術も、極めるためには、ちょっとやそっとじゃあ、無理ですからね。
「やー」
「たーっ!」 とかけ声だけは、しっかりやりましたよ。

*写真は、日野市のカメラマンIさんが撮って送ってくださいました。その件名が「さらなる転身を」だったので、しばし開いても大丈夫なものか躊躇しましたよ。(笑)

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第42回児童文芸家協会賞~『オオカミのお札』(一~三)くもん出版

2018年04月01日 | 自作紹介
           

 このたび、

 『オオカミのお札(一)カヨが聞いた声 江戸時代』
 『オオカミのお札(二)正次が見た影 戦時中』
 『オオカミのお札(三)美咲が感じた光 現代』
 の三部作。いずれも、くもん出版、中川学・絵 

 が、第42回児童文芸家協会賞を受賞いたしました。

 身に余る光栄です。

 これからも、気持ちをひきしめ、子ども達に作品を通してエールを送ることができるよう、努めたいと思います。

 この本ができるまで、そしてできてから、多くの方に力をいただきました。

 『カヨが聞いた声』の冒頭部分を投稿し、3部作としてから合評会に出した「季節風」の皆様、編集のTさん、くもん編集部の皆様、画家の中川学さん、デザイナーさん、営業の方、取り次ぎ、本屋さん、それ以外にも印刷会社、紙問屋、運送屋さん、など。
 そしてこのたび、賞の候補にしてくださった児童文芸家協会様、選考委員の諸先生。
 すでに本を読んでくださった皆様。これから読んでくださる皆様。

 ありがとうございました!!
 これをきっかけに、さらに多くの方が手にしていただけたらと願っております。
 今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

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苦み、えぐみ

2018年03月31日 | 日記
 ヨモギ料理をあれこれやって、「苦み」というものと出会いました。
 翌日口にすると、その苦みが強く、しかも食べ終えてから一日中えぐみが舌に残りました。
 でも、買ったヨモギ餅には、それはない。

 何かその工夫をしているのかなと思っていたら、多くの製品には、ビタミンCが加えられていますが、これが苦みを包んで、日数が経っても苦みが出ないのだそうです。ペットボトルのお茶もそう。
 じゃあ、苦みが出ていないのかというと、包まれているけれど出てはいる。
 
 苦みやえぐみは、体にいいものではありません。日持ちがするように加工されているものは、やはり体にいいものではないということ……なのかなあと考えている次第です。
 酸化防止剤が加えられていると、ん? と思うけれど、ビタミンCが入っているとあれば、逆に体にいい? という気分になります。これが案外まやかしなのか? 

 お茶は、淹れ立てを。食するものは摘み立て、作りたてこそおいしいし、体にいい。ただ、それには手間がかかるということなのですね。

  実は、これ。翌日のヨモギ団子。苦かったんですよ。

 注 本日の記事は、私の実感に基づいたもので、科学的には素人なので、正確な部分はわかりません。

ペットボトルのお茶に入っているビタミンCについての記事です。

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