fromイーハトーヴ  ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。近況はhttps://twitter.com/magoyasikiに。記事の無断転用はお断りいたします

身近な秋

2018年09月23日 | 日記
 ジムに通うようになり、散歩に出るのが少なくなりました。きょうは、久しぶりの秋日和だったので、サイクリングに。

  浅川を望みます。

  川辺へ降りると、秋草だらけ。

  継子の尻拭いというかわいそうな名前の草

   きれいな石も発見! ちょっとわかりにくいですが、青みがあるんです。

 ただ、近所はバイパス沿いにもう一本道路が通る計画。ずっと立ち退きをしていなかった2軒もとうとう、なくなって、

  
 この門のところは、道路からはずれているのか、なぜか残っていました。

『どこどこ山はどこにある』おおぎやなぎちか作/松田奈那子絵(フレーベル館)

2018年09月21日 | 自作紹介
         

 発売になりました!! 
 
 これまで出した単行本は、高学年から大人向け作品でしたが、今回は中学年向けです。

 まどかは、ひいちゃん(ひいおばあちゃん)と大の仲良し。ふらりと外に出たひいちゃんを追いかけていったところは、どこどこ山でした。
 どこどこ山は、不思議な山。ひいちゃんといっしょに、どこどこ山で何度かすごすのですが・・・。

 先日、俳句雑誌「童子」の中で、芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ巡る」の「夢」とは「魂」のことである。という記述があり、はっとしました。私が『どこどこ山はどこにある』で描いたのも、まさにこの「魂」のことなのです。といっても、小学生向けの物語ですので、そんなに堅苦しくはありません。大人の方に読んでいただくと、その辺をわかっていただけるかなと思います。子供さんは、「どこどこ山って不思議」とか、「ひいちゃんって、もしかしたら・・・」と感じてくれたらいいなと思います。
 

 松田奈那子さんが、この物語の世界観をふんわりと描いてくださいました。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。  

『ビター・ステップ』高田由紀子作/おとないちあき絵(ポプラ社)

2018年09月17日 | 本の紹介
  高学年以上向け

高田由紀子さんの新刊です。『まんぷく寺でまってます』(ポプラ社)でデビューされたのが、ついこの前のような気がするのに、あれよあれよと売れっ子作家になってらっしゃる高田さん。これまでは故郷佐渡を舞台とした作品でしたが、今回のは、場所は特定されていません。
 大阪からおばあちゃんが引っ越してきて、いっしょに暮らし始めるという設定です。おばあちゃんは、おしゃれでかっこいい人だったのに、脳梗塞になり体に麻痺が残っています。

 ああー。この状態。今、日本中いたるところで、起きていることでしょう。だからこそ、今回は、場所の特定ではなく、読者の身近なところでの物語になっているのです。

 おばあちゃんは、鬼ババみたいに、意地の悪いことを言ったり、リハビリをさぼろうとしたり、夜中におねしょをしたり・・・。主人公あかりは、とまどい、腹を立て、悲しくなり・・・。

 ビターステップというタイトルが、この家族の今後の有り様を示しています。
 ちょっとおしゃれで、でも、ほろ苦いという意味があって・・・。いいタイトルです。タイトルは、大事。このタイトルは作者がおつけになったのか、編集者さんなのかはわかりませんが、もし編集者さんがおつけになったとしても、それを引き出す内容があったからこそ。高田さんご自身がつけたタイトルだとしたら、「さすが、売れっ子作家!」という感じ。

 私自身、年齢的にはおばあちゃんに近づいているとも言えるし、まわりには親の介護を抱えている人達がたくさんいます。施設の急増は、この本のように家で介護というのが消えつつある現状でしょう。
 でも児童文学は希望を語ってよいのです! 現実ではなかなかできない、家族の中に高齢者がいるという状況を、本の中だけでも残していき、子ども達に体験してもらえるんだなとも思いました。もちろん、あかりの家のように、お年寄りと暮らしている家庭もまだまだあるでしょう。子どもが、人が老いる姿に接することができるのは、幸せなことです。誰しも通る道なのですから。

 高田さんの文章は丁寧で、すらすらと読むことができます。すらすらと読めすぎて、現実はもっと大変だよなと感じてもしまうのですが、いいえいいえ、ちゃんとその大変さも、書かれています。老いの負の部分を、軽いタッチで描けるから、子どもにも届く本になっているのだと思います。




 

『「頭がよくなる10の力」を伸ばすお話』(PHP研究所)重版出来

2018年09月14日 | 自作紹介


 毎年のように増刷になっているこの本、これで11刷です。
 本屋さんでは見かけることはないのですが、通販で売れているのでしょうか。(たぶん)
 アンソロジーというのは、一冊の本を何人もで執筆しているので、一人頭の印税はとても低いのですが、こうして重刷されると、いつの間にか一冊分くらいにはなっています。ありがたいことです。
 お金の話なんてするとひんしゅくをかっちゃうかな。でも、いろいろな意味で、大事なことなんです。

 この中には、物語の他、私は「俳句を読もう」という俳句の解説や「カラスはなぜ感電しないのか」という電気の話なども書いています。詩や伝記や古典的な話のリライトなど、多岐にわたって、一つが4ページ。ちょっと読んであげるのに、ちょうどいいのです。
 プレゼントにも、いいと思います。

 アマゾンさんで、ご購入いただけます。他の本は町の本屋さんでご購入いただきたいので、アマゾンさんのリンクは貼らないようにしているのですが、この本は本屋さんに置いてないので、いいかなと。もちろん、本屋さんにご注文いただくこともできると思います。
 今後とも、よろしくお願いいたします。
 

ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤー ご投票ありがとうございました。

2018年09月13日 | 日記
 ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーで、優秀賞だった私達児童文学者ビブリオバトルチームを含めて5団体で、大賞を決めるための投票がありましたが、その結果が10日発表されました。

 大賞は、草津市立市民交流プラザさんです!! おめでとうございます。
 滋賀県なんですね。なんと、毎日ビブリオバトルをされているとのこと。これはなかなかできることではありません。スタッフの力、すごいなあ。 

 いろいろな方から、投票したよ! と個人的に連絡をいただいていました。
 皆様、ありがとうございます。

 別な言い方をすれば、私どもは、文学賞ではないところで、賞をいただいていたわけで、優秀賞を改めて、嬉しく思います。大賞を投票で決めるというやり方も、楽しませていただきました。

『なみきビブリオバトル・ストーリー』は、児童ペン賞でも企画賞をいただいたし。

 これをまたステップに、がんばりたいと思います。



関係なく宮古の浄土が島の写真です。

復興応援バスツアー陸中うみねこ号③ 龍泉洞

2018年09月12日 | 日記
 最後は、龍泉洞。日本3大洞窟の一つ。地底湖のドラゴンブルー! 
 
 
 もちろん、すばらしいです。でも、私、浄土ヶ浜の青の洞窟のほうがよかったな。
 鍾乳洞はライトで照らされている空間。これは観光客が歩くのに、危険がないよう、当然なのですが、青やグリーンのライトがちょっとなあと。人工的なものが加味されている感をいなめなくって。地底湖の青も、光がないとその色は見えないわけだけど、自然光じゃないわけでね。 ここは、だから暗がりの鍾乳石の雰囲気のほうがよかったです。
 ここを最初に探検した方は、興奮したででしょうね。
 洞窟の中にいたときに、地震があったらどうしよう。もし閉じこめられたら・・。実はそんな気持ちもあり、(だって、最近の自然災害ったら・・・ですから)リュックに小さな懐中電灯と飴やおかしなどそのときのためのものをしのばせていました。(もちろん、無事に出られましたよ)中は寒いのも予想できたので、しっかり着込んで。すると、前を歩いていた若いグループの女性がパンプスを片方、下に落として・・・。途中から靴下で歩いて「冷たい~」と。見るとサンダルばきの人なんかもいて、(おいおい)と思いました。歩くところは、きちんとコンクリで道にはなってますし、手すりもあるけど、湿った洞窟の中なので、濡れています。気温は10度低いです。停電になったら、闇になります。遊園地のアトラクションではないのです。
 今回はツアーだったので行けなかったけれど、近くにもう一つ洞窟があり、そこでは原始人が暮らした跡も発見されているそうです。

 外に出たら、すぐそばの川が烟っていて、幻想的でした。

 

 復興応援のため、おみやげ屋さんでは、買い物をしました。

 
 宮古の塩、しそうどん(宮古は紫蘇が特産だそうです)、龍泉洞の水、化粧水、(どちらも、北上でも売ってるけど)乾燥椎茸の粉、くるみ。サンマの蒲焼き。重くて、リュックがずっしりでした。
  こちらから。緑の「こちら」をクリックすると、ツアーの詳細が見られます。

 3回に分けて書きましたが、読んでくださった方、ありがとうございます。
 ぜひ、岩手に、東北においでください。

復興応援バスツアー 陸中海岸うみねこ号② 三鉄&震災遺構(田老)

2018年09月11日 | 日記
 宮古駅から田老駅まで、三鉄(三陸鉄道)に乗車。

 
 三鉄も、乗りたいとずっと思っていたのですが、果たせていなくて、初めてでした。今回意外だったのは、三鉄は海沿いを走る電車と思っていたのが、実はそうではなく、ほとんどトンネルや海の見えないところを走るのだということ。テレビドラマの「あまちゃん」では、数少ない海が見える地点で撮影があったとのことです。震災後の復旧も進んでいますが、今後赤字にならないよう、利用客が増えるといいなと思いました。

 田老では、復興ガイドさんの説明をお聞きしました。
 田老というところは、昔から津波の被害があるところで、10メートルの防潮堤があり、ここを超えることはないだろうと、皆さん安心していたとのこと。

 ところが311では、その防潮堤を越えて波がおそってきた。海側に住んでらした方は、早く避難して助かったけれど、かえって防潮堤に守られていると思っていた方々が亡くなられたとのことでした。すぐそこに、津波のときに避難するべく避難道路があちこち、(白い手すりで目立つ)あるというのに。
  破壊された10メートルの防潮堤の残骸

  10メートルの防潮堤の残った部分から、新しい防潮堤を望む。
 
 そして、震災遺構第一号となった「たろう観光ホテル」。

 
 震災の遺構については、つらいからという声も多く、取り壊しになった建物が多いのですが、このホテルは、幸い犠牲者が出ていないということ、鉄骨がまっすぐに残っていて、危険性がないということで、残すことができたそうです。(これは、壁の材質のおかげ)
 チェックイン前でお客さんがいなかったので、従業員を全部避難させて、社長一人6階にのぼって、おそってくる津波の映像を撮っていらした。その映像を、現在、同じ場所で観ることができます。私達のツアーは、時間がなく、外から見るだけだったので、いつか再訪し、その映像を観たいと思います。マスコミには出していないものだそうで、ここでしか観られないもの。
 現在17メートルの防潮堤を造っています。でも、ガイドさんはそれを信用はしない。何かあったら、逃げるとおっしゃっていました。宮古の沿岸をぐるりと巡らすこの防潮堤、何か、薄ら寒いものを感じました。宮城では、このやり方はせず、沿岸に人を住まないようにという方針だとか。

 帰ってから、岩手の家においてある震災の報道写真を改めて見ました。宮古……。絶句。
 

 
 
 そして、今。

 
 岩手在住の方はもちろん、東北の旅行を考えてらっしゃる方、ぜひ、震災のことを忘れないためにも。遠方の方は、盛岡のホテルにお泊まりになり、このツアーを申し込むというのがいいと思います!!

 こちらから。緑の「こちら」をクリックすると、ツアーの詳細が見られます。
 観光だけじゃないところが、いいです。東日本大震災は、復興が遅い足取りですが進んでいます。
 報道で見るだけではなく、現地に行くことでこそ感じるものがあります。
 そして私が今回思ったのは、やはり個人的に訪れるより、現地の方のお話が聞ける形がいいということ。 
 今回のバスガイドさんは、宮城県石巻のご出身で、震災当日は中学の卒業式だったと! 津波てんでんこ で、ご家族とは、避難場所を決めていたので、後で会うことができたそうです。
 近畿の台風、北海道の地震と続いた今年。もう一度防災について家族で確認しなくては。 ③へ続く。

 

復興支援バスツアー・陸中海岸うみねこ号 ① 浄土ヶ浜

2018年09月10日 | 日記
 日帰りバスツアーに行ってきました。(バスツアーのところクリックしていただければ、料金など詳細が見られます)

 とてもよかったので、復興支援という意味でも、ぜひたくさんの方に参加していただきたい。11月25日まで、土日、祝日運行しています。

 長くなるので3回に分けます。

 朝8時 盛岡発 
  岩手の内陸部から沿岸へ向かう。北上山地を越えるのですが、地図で直線だとそれほどでもないようで、結構遠いです。自分で運転して行くとなると、これだけで疲れてしまいそう。
 いきなり、バスツアーは楽だ! と思いました。しかも、ガイドさんが賢治のこと、遠野物語のことなど、語ってくれます。
     
 10時半宮古 浄土ヶ浜 
  この日はあいにくの天気でしたが、散策時は雨がほぼ止んでくれて、よかった。

 ここでは2時間時間があり、遊覧船が200円引きで乗船できます。

  ウミネコが・・・。
 なにしろ、景色がすばらしい。そして、降船後も昼食を含めて1時間あるので、ちらっと見えた「青の洞窟」という幟が気になり、そっちにも、行ってみました。これは、さっぱ舟という小型の漁船(ボート)で湾をぐるりと周り、洞窟に入ってくれるもの。
 これが、すばらしかった!! 1500円の価値ありです。
  実際はもっときれい。
日本にこんなきれいな「青の洞窟」があるなんて! 皆さん、海外まで行かなくても、こんなすばらしいところがありますよ!! 浄土ヶ浜の岩は、ほとんどが流紋岩という火山岩で、白っぽく、なので洞窟に入り込んだ光がこんな色になるのだそうです。

  洞窟の中から外を見たもの

 ②へ、続く。

 

第4回児童ペン賞・企画賞受賞ー『並木ビブリオバトルストーリー 本と4人の深呼吸』

2018年09月07日 | 自作紹介
       

 このたび、『並木ビブリオバトルストーリー 本と4人の深呼吸』赤羽じゅんこ・松本聡美・おおぎやなぎちか・森川成美(さ・え・ら書房)が、第4回児童ペン賞において、企画賞を受賞いたしました。

 編集者さんが、「この本は何か波がひいたと思うと次の波がくる」 というおっしゃり方をされました。まさに! 
 先日、ビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーで優秀賞を受賞したと思ったら、今度はこの「児童ペン企画賞」。驚くやら、嬉しいやら。(あっ、でもビブリオバトル・オブ・ザ・イヤーは、投票が締め切ったばかり←投票してくださった皆様、ありがとうございます。波はまだ引いてませんね。ひとつの波がひかないうちに、また別の波が来た!)
 本当にありがとうございます!!

 このたびは、企画賞。私など、その企画にほいほいと乗せていただいたという感じ。本当にありがたいです。
4人で設定や構成を話し合って書いたのですが、その際、ビブリオバトル普及委員であり、ビブリオバトルの本を出してらっしゃる粕谷亮美さんにレクチャーしていただいたり、さ・え・ら書房さんに読んでいただくのと平行して、粕谷さんにも読んでいただき。
 出版が決まってからは、編集者さんが、中に取り上げている多数の本をすべて出版社さんに、掲載の許諾をいただき、(その本の作者さんにもご連絡がいっているはずで、中には、感謝のお言葉をくださった方も)もちろん、改めてビブリオバトル普及委員会にも読んでいただいた上での出版でした。物語としての編集をしながらのことですからね。

 うん。関わってくださった皆さん。そして中に取り上げた本もいっしょの受賞! なんですね。 
  
 大賞は、内田麟太郎さん。他に最上一平さん、村上しい子さん、などなど、すばらしい顔ぶれです。
 授賞式は12月と先ですが、楽しみです!!  

童話塾in東北 終わりました!

2018年09月04日 | 日記
 9月2日、無事に「童話塾in東北」が終わりました。
   

 午前中は、3つの分科会に分かれての合評会。私は30枚の作品を持ち寄るC分科会の講師として、参加。思えば講師としての合評会は初めてかも(今更)。バラエティに富んだ作品が集まり、事前のレポートも皆さんしっかり書いてきてくださったので、私は段取りをして、ちょっとまとめるくらいで、進めることができました。無事に時間内でもおわり、ほっ。
 いつもながら、合評会に出ると、皆さんの創作意欲がびしびしと伝わってきます。 

 私も新作幼年童話、今年中に1作、書くぞ! 

 午後は、野泉マヤさんの講演とワークショップ。無駄のない講演内容に、ふむふむ。
 ワークショップは、がっちり頭を使って。ひとつ創作の種を拾って(笑)。

 懇親会は、作家として、皆さんからの質問を受けたり。

 この童話塾は、5回目を迎えましたが、合評会をするようになったのは、去年からとのこと。(実は私は去年からの参加)。
 このあと、この童話塾参加者から、作家が出る! そんな予感がびしばしとした一日でした。

  この写真は、東北新幹線で北上途中。たぶん福島あたり。
 福島あたりって、いつもこんな感じで雲がたなびいていて、大好き。あー、みちのくに入るなと思えるんです。

新刊予告『どこどこ山はどこにある』おおぎやなぎちか作・松田奈那子絵(フレーベル館)

2018年08月27日 | 自作紹介
   
  9月発売の新刊のご紹介です。

  

  発行年月:2018年9月
定価  :1,300円(税別)
対象年齢:小学校中学年から
サイズ :21×16cm
ページ数:144ページ
ISBN  :9784577046937

まどかのひいおばあちゃん「ひいちゃん」には、最近ちょっとふしぎなところがあるみたい。ふらっと外に出たひいちゃんを追いかけて、まどかは知らない山に迷いこんだ…。(フレーベル館のサイトより)

 この作品は、フレーベル館さんと2年越しのやりとりの末のものです。最初は1,2年生向けのものだったので、私が当初もっていたものでは長かったので一度短く改稿し、それを今度は、この内容なら3,4年生向けにしたほうがいいのでは? ということになり、改めて加筆。なんてことも。
 改稿の途中で、編集長さんからとても嬉しいお言葉をいただきました。(言っていいよね)
 「童話から、高尚な文学のような雰囲気になった」。
 童話も文学だし、高尚なというのも、こう書くと(自分でそこ書いちゃうかい!)って、感じですが、作品の質が上がった的なニュアンスだと感じましたし、光栄でした。
 そしてこの一言が後押しとなり、企画が通りました。もちろん担当してくださった編集者さんのアドバイスあってのこと。この数ヶ月は特にゲラの段階での改稿を丁寧にやってくださり、また画家さん、デザイナーさん、印刷所とのやりとりも、全て! 

 松田さんのイラスト、素晴らしいです!! 表紙は、もちろん「どこどこ山」。どこどこ山がどこにあるのか? どんな山なのか? ぜひ読んでください!!
 
 装丁は城所潤さんです。

先日は、カバーまわりと完成した挿絵を送っていただきました。感涙。挿絵はどれもかわいいし、いいのですが、特に気に入っている目次のページを。
 
 私はそんなに本を出しているわけではないのですが、今のこの時期、幸せだなあと思います。

 あと一息。

『みちのく妖怪ツアー』佐々木ひとみ・野泉マヤ・堀米薫作/東京モノノケ絵(新日本出版社)

2018年08月26日 | 本の紹介
         

 東京から一台のバスが、みちのくへ向かった。乗っているのは、夏休み中の小学生達。
 3泊4日の「みちのく妖怪ツアー」だ。
 
 好奇心いっぱいの子供たちが、バスに乗る。でも、なんか変だ。
 運転手さんは、夏だというのに大きなマスクにサングラス。添乗員の四角美佳さんは、冷たい感じ。
「みちのくは、今でも妖怪たちが、人間のそばで生きつづけている土地でもあります」という言葉とともに、バスは動き出す。
 
 出てくる妖怪は、

 1 安達ヶ原の鬼婆
 2 たんころりん
 3 泥田坊の息子 
 4 座敷わらし
 5 ナマハゲ
 6 雨降り小僧  

 東北6県、それぞれ一つの物語になっています。

 いやー、こわい。最初の物語で、これはやばいって思いましたよ。だって・・・。いや、やめておきましょう。読んでください。
 子供達も、どきどきしながら読むのではないでしょうか。

 作者の3人は、9月2日、仙台で開催される「童話塾in東北」の中心スタッフです。地元に根付いて作家活動をされている皆さんならではの本ができました。
 時々、東北各地のおいしいものがでてくるのが、ちょっとほっとします。

 こういうツアー、実際にあってもおもしろいと思うな。

『おれからもうひとりのぼくへ』相川郁恵作・佐藤真紀子絵(岩崎書店)

2018年08月23日 | 日記
      中学年向け

 岩崎書店では、隔年で「福島正実記念SF童話賞」と「ジュニア冒険文学賞」の公募を行っています。
 福島賞のほうは、小学校中学年向け。
 ジュニア~は、高学年以上。

 大賞受賞作は、書籍化。ここからたくさんの本が生まれ、作家がデビューしています。

 『おれからもうひとりのぼくへ』は、今年の福島賞受賞作! 作者の相川さんは、「季節風」同人。つまり仲間です。先日初出版のお祝い会があり、そこで初めてお会いしました。
 私と同年代の方! 嬉しいデビューです。

 さて、作品は、「おれ」がある日、自転車とぶつかりそうになる。その自転車に乗っていたのは、「おれ」にそっくりなやつだった。そしてその後、身の回りの人の性格や関係がこれまでと違ってくる。ここは、おれの世界じゃない! と気づく、《パラレルワールド》の物語です。
 こういう作品は、「こんなことないだろ」と思わせては、そこで終わり。この作品はそうではなく「ああ、もう一つの世界、あるのかも」と思わせてくれます。
 小学生男子の人間関係の描き方にも、共感がもてます。
 ぜひ、小学生に読んでもらいSFに目覚めてほしいな。

金足農業、甲子園準優勝おめでとう! ありがとう!!!

2018年08月21日 | 日記
 金農は、秋田市の北に位置する高校。
 私は、ピッチャーの吉田君が注目されているとか、まったくわからず、一回戦を途中から秋田市の病院のカフェで観ました。あれ? 鹿児島実業に勝ってる? そして一勝。そこから、吉田君がいいからというような話をちらほらと聞いて、あれよあれよと勝ち進み、決勝まで進んでくれました。
 もうベスト8からは、かぶりつき。

 残念ながら、優勝旗を持ち帰ることはできなかったけれど、すばらしい活躍でした。準優勝、おめでとうございます。

 彼らの高校野球は終わったけれど、まだ人生は続いています。
 プロに行く選手もそうじゃない選手も、ずっと応援します。

 みんな、ほんとにいい顔です。誇らしい。

うちにある野球のボール。ついている土は、15年くらい前のもの。甲子園ではありませんが。

古い雑誌

2018年08月16日 | 日記
        

 岩手の家の押し入れに、衣装箱に漫画や雑誌が入っていました。
 「鳩よ!」マガジンハウス社。「MOE]白泉社。「MOE」は、今でも続いている雑誌ですね。これは1991年のもの。

  
 当時、短歌、俳句、詩と、各見開きで投稿コーナーがあったのです。その短歌に投稿し、掲載していただいたのが、私の創作が初めて活字になったものでした。一人一首だったのですが、この号だけ、まとめてバンと載せていただき、嬉しかったなあ。となりに載っているのは、東直子さん。この方は今や短歌会の重鎮で小説家にもなってらっしゃいます。
 そして、私はといえば、俳句へ道を曲がり、その後児童文学へ。

 雑誌などいろいろ整理しましたが、これはもうしばらく取っておきましょう。

  「鳩よ!」は、充実した雑誌でしたっけ。