fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)発売になりました。新刊『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~3巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

ストリートピアノ~明治大学

2023年11月28日 | 日記
 先日お打ち合わせで出かけたお茶の水では、早めに行き、明治大学で時間をつぶしました。つぶしたというより、ゆっくりしたというか。
 大学前では、ストリートピアノが演奏され、学生さんがいれたコーヒーが300円で飲めます。
 テーブル、いすもあり、ほんとゆっくりできました。冬晴れでしたし。

 皆さん、ピアノお上手! 
 エントランスに入ると、ソファやテーブルもあり、ここ、仕事ができそうです!

 

調べたら、11月中の水金だけのよう。明日は水曜ですが、やってるかどうかは調べてからおいでください。私はラッキーだった!

旧文化学院

2023年11月27日 | 日記
       

 与謝野晶子の賛同もあり建てられたという専門学校。文化学院。
 今はとある会社になってますが、入り口はそのまま。モダンです!

      

 この中に、お世話になっている国土社さんのフロアがあります。

 うれしい再会もあり、ご縁が続きます。
 そして、やはりお会いすることで、次の仕事の展開が出てきます(まだ何も決まってませんが)。
 がんばりましょう。

明治大学博物館

2023年11月26日 | 日記
 お茶の水駅から数分の立地。しかも無料の博物館。しかも、きれいで充実。
      
         生類憐れみの令(レプリカ) 

 江戸時代の刑罰、はりつけ台や、その理由が書かれた旗。
 国分寺小川村の3人の名前と、泥酔の上、食事に殺鼠剤を混入して人を殺したというようなことが書かれていました。
 ほかに、ギロチンや拷問の道具などなど。

 もちろん、そんなのばかりではなく、埴輪や銅鐸、鏃(やじり)なども。
 阿久悠記念館もありましたが、こちらは立ち寄りませんでした。
 都心の大学、充実してます。

 

『ピアノようせいレミーとリズムのまほう』しめのゆき絵/とこゆ絵(ポプラ社)

2023年11月25日 | 本の紹介
         

 ソラがうっかり乗り過ごしてしまった駅で出会ったストリートピアノ。そのピアノから妖精レミーが飛び出します。
 ピアノの練習がうまくできずにいるソラにレミーはどんな魔法をかけてくれるのでしょう。
 簡単にピアノがうまくなる魔法? いえいえ。
 「ピアノをじょうずにしてくれるのは、練習。魔法はいつかは消えるけど、練習したことは消えないの」
 この言葉こそ、作者が言いたかったことにちがいありません。

 低学年の女の子に、人気が出ること、間違いなし。シリーズになるようです。
 クリスマスプレゼントにもぴったりですね。
 これから、どんな曲が、シリーズから聞こえてくるのか、楽しみです。

 しめのゆきさんは、児童文学者協会でもいろいろな活動をしながら、着々と作品も発表されている作家さん。
 どうぞますますのご活躍を! 

この頃、体調いいです。

2023年11月24日 | 日記
         

 夏から秋にかけて、体調を崩し、ご心配をおかけしました。いくつか、仕事(執筆関係ではなく)もお断りして、申し訳なかったです。
 でも、服薬治療をはじめ、体調が復活しています。
 一人での外出も極力控えていましたが、お打ち合わせなど、出かけていています。きょうも、急遽お伺いすることになりました。
 ただ、やはり今のところ、以前なら絶対出かけていた知り合いの作家さんのイベントなどは、失礼させていただいています。中川学さん(『オオカミのお札』のイラスト)やトミイマサコさん(『家守神』のイラスト)の個展もXで流れてきてて、お伺いしたかったのですが・・。

 12月3日の仙台でのイベントは、夫も同伴(ただし、イベントにはこない)です。
  一人のつもりで、ホテルをとろうとネットでやっていたら、近くを通ったので「仙台、行く?」と何気なくいったら、「行ってもいい」とか・・。せっかくなので、次の日には松島にでも行ってこようと思っています。
 ただ、この頃秋田もなのですが、ホテルがとりにくくなってます。仙台も2泊連泊できるところ(出かけるときは、余裕を持つようにしています)がなかなかなくて、朝食なしのところがやっと。あとで、二泊目は松島にするとかもありだったなとは思ったけど、チェックインやチェックアウトが面倒なので、連泊が便利です。

すかっと冬空~進撃の巨人

2023年11月23日 | 日記
          

 北国は、これから冬本番で、雪の便りもちらほらですが、東京は冬晴れが続いています。
 日の光、ありがたいです。

進撃の巨人、毎晩3~4話ずつ観ています。シーズン3、55話を超えました。すごいです。
 まだまだ???な部分もありますが、少しずつ明かされるのでしょう。
 巨人の怖さ、グロテスクさを、人の魅力が勝っていると、もうぐいぐい観てしまいます。人を描くって、大事なことと痛感。主人公、そしてその友人達が困難に負けず立ち向かう姿がかっこいいです。
 漫画もまたいいとも聞いてますが、空の青さや、瞳のグリーンに癒されてる部分もあり、私はアニメだから観れているのかなと思ってます。

「家守神」ノート

2023年11月22日 | 日記
         

 長編、特にファンタジーの場合は設定をしっかりしないといけません。
 たぶん、皆さん、ノートなど作ってらっしゃると思います。
 「家守神」シリーズ4巻が12月8日発売になりますが、ノート1冊が終わってしまったので、5巻用に新しいのを用意しました。これまで発売前に送っていただいた扉などの資料を切り取って貼って。
 きっと、もっとぎっしりノートを作ってらっしゃる作家さんも多いと思います。本一冊につき、ノート一冊が標準かもです。だから私は少ないほうではと思ってるわけです。

      

 家守神の舞台は現代ですが、そのルーツは江戸時代にあります。つくも神となった彼らが描かれたのは江戸時代後期なので。
 年表も、そこから始まって、大正時代~昭和時代~と続きます。
 横軸は、登場人物。5巻では新たにそこも増えるため、加筆調整。
 どんな人物かは、お楽しみです。というか、その前に4巻をお楽しみください。

       
 ネットギャリーで先読みしてくださったかたのレビューを読むことができます。うるうるしてしまいます。
 
 どうぞよろしくお願いいたします。

        

ボイスレコーダー

2023年11月21日 | 日記
 この頃、お打ち合わせや会議は録音をするようにしています。
 聞き返すと、(そうだった、こんな話も出たんだ)という部分があります。
 でも私が持っているボイスレコーダー、古いため、ちょいもどしができないんです。つまり、声が低くなったり早口になって、あれ? 今なんて言ってた?  ともどることができません。
 それで、いいのを買おうかなと売り場に行ったけど、よくわからなくって・・。店員さんが出てこなかったので、やめました。店員さんの説明を聞いて、決めたいです。
 テープ起こしができるタイプというのは、そういう戻ってもう一度ができるのでしょうか。

 細いスティックタイプのもありますね。なくしそう。
 いや、スマホで録音もできる? あれは、1~2時間でもできるのかな。
 なかなか世間の速度についていけてない・・。

       

 半月前くらいの岩手の紅葉です。今年は紅葉があまり鮮やかではなかったけれど、夕日が当たるときれいですよね。
 うちの近所は今、イチョウがきれいになってきています。

 追記:その後、もってるボイスレコーダーでも、ちょい戻しができることがわかりました。使いこなせてなかっただけ・・。

 

イベントに出ます! 「みちのく児童文学リレー」in仙台「BOOKSPACEあらえみし」

2023年11月20日 | 活動
     

 tbc東北放送ラジオで隔週第2第4火曜日放送している「みちのく児童文学リレー」のリアル版があります。
 場所 仙台フォーラス3F BOOKSPACEあらえみし
 日時 12月3日(日) 14:00~15:30
  出演  佐々木ひとみ 野泉マヤ 堀米薫 おおぎやなぎちか 
 定員 20名 無料
 申し込み こちらから  *赤をクリックしていただくと、申し込みフォームへ飛びます。

 ラジオでは、毎回ひとりずつがリレーのバトンを次に渡す形ですが、今回は一気に4人が、お勧め児童文学や自著のこと、児童書・絵本の味わい方をお話します。私以外の3人はあの『みちのく妖怪ツアー』シリーズの作者でもあるので、そのクイズがあったり、サイン会もありと、楽しい企画になってます! (*今回tbcさんとは別企画なので、ラジオ放送はありません)

 21日から「子どもの本のフェア」として、原画展も開催。(おおぎやなぎの本の原画展示はありません)
 ほかにも興味深い対談がありますね。
 お近くの方、その日仙台に行けるぞ! という方、ぜひ! 
 

名残の菊

2023年11月19日 | 日記
        

 市の菊花展、年々しょぼい雰囲気・・。
 作り手が減っているのかもしれません。

      

      

 菊人形は、全国的に減っているようです。
 でも、やっぱりあってほしい。

 季語としては、秋なので、冬菊とか、名残の菊とか、残菊とか、「のこんの菊」。のこんの菊って、「残んの菊」と書くようです。
 冬になってもまだ残っている菊ということですね。
 

大谷選手、おめでとうございます!!

2023年11月18日 | 日記
 2度目、しかも満票でのMVP!! 
 すばらしいです。

 岩手県。花巻東高校出身なので、花巻出身と思われがちですが、奥州市です。昔は水沢市でした。
 水陸万頃の地。昨日は花火が揚がったとのこと。誇りですね。

 大谷選手と握手できる場所。三回くらい行ってます。奥州市の市役所にもあるみたいですね。(赤をクリックすると、以前の記事に飛びます)
 でも、それ以外は、駅周辺も大谷色はほとんどありません。ご家族が静かに暮らしていらして、騒ぎにならないように配慮されているみたいです。大谷選手が帰省して、イベントをしたとかも聞いたことないですし。 



奥州市を流れる北上川でも出したいところですが、探し出せず、近所の川です笑。

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 追記・MVPのニュースを見ながら、大谷選手、どういう方と結婚するんだろうなんて思ってました。そこに今朝、羽生結弦選手離婚のニュース・・。有名な方がプライベートな幸せを得られないとは、悲しすぎます。

       

 

新蕎麦の季節

2023年11月17日 | 日記
     

 蕎麦(そば)は、一年中食べられるけど、秋が新蕎麦の季節と知ったのは、俳句をやってからでした。
 
 先日、駒込駅近くのしゃれたそば屋さんで、釜揚げそばをいただきましたが、新蕎麦だったのかどうかはきかないでしまいました。太目の麺でおいしかったです。六義園が近くにあるので、外国の方もいらっしゃてて、英語が聞こえてきます。
 レジカウンターの横には、取り上げられている雑誌がたくさん並んでいて、その横に絵本が数冊。
 近くにある出版社さん、福音館書店とフレーベル館さんのものでした。ご近所で作られている本を置いてると気づく方、どれくらいいるでしょう。そういう説明もちょっと書いておいておけばいいのにと思いましたよ。
 
 この二つの出版社さんとのご縁、おかげ様で続いています。
 
        
 『家守神④声なくせまるあやつり人形』(フレーベル館)12月8日発売。予約受付中です。そして、もう5巻が動き出していて、先日はそのお打ち合わせでした。びっしり2時間半! 有難い。ちゃんと消化してがんばらねば。というのが現在です。    
 2025年の朝ドラは、やなせたかしさんとのこと。フレーベル館は、アンパンマンを出してる会社なので、盛り上がりそうです。やなせたかしさん、どなたが演じるのかな。今思い浮かんだのは、矢部太郎さん。弱弱しすぎる? 満島真之介さんは? いい役者さんですよね。

染井吉野発祥の地~駒込

2023年11月16日 | 自然観察
 駒込駅の近くに、染井吉野の発祥の地ということで、小さな公園がありました。
 江戸時代は、染井という地名で、この地の植木職人によって、作られたものだとのことです。





桜も何本かあるだけの小さな公園。

   

  駅をはさんで反対側には六義園がありましたが今年の紅葉はまだいまいちかなという感じ(こちらは、中には入らず)
 
          
 

人間ドック

2023年11月15日 | 日記
 毎年受けてます。
 細かい結果は後日ですが、今回も済みました。
 今年、ずっと受けててよかったなと思ったことは、夏に救急車で運ばれたとき(2回目)、夫が迷わず、人間ドックを受けてた病院を指定してくれたことです。その後も安心して通院ができています。
 早期発見早期治療! 
 でも、人の命はいつかは果てる。そんなことをふと思う日々です。あ、私は元気ですよ! 

          終了後のレストランから見えた富士山

で、人間ドックの結果は・・。まあ、早急に対処しなきゃならないことはないけど、年々少しずつ数値が上がってるものがあり、やはり、運動不足なのかなと、反省しています。

 

『アナタノキモチ』安田夏菜(文研出版)

2023年11月14日 | 本の紹介
         
 ハル君は、自閉症スペクトラムという障がいを持つ子供です。
 なんと、母に捨てられ、祖父母に引き取られます。祖父母は、母の姉一家と二世帯生活。
 こだわりの強いハル君は、ちょっとでも日常に変化があると、パニック状態になります。分刻みで行動が決まっているのです。そんなハル君と同じ年のいとこが、ひより。ひよりは、人の気持ちもよく考える明るい子です。
 物語は、そんなひよりの視点、そして祖父の視点で語られます。
 ひよりは、とてもいい子です。ハル君のことをからかわれることもありますが、おこりません。
 「いい子」はつらい子でもあるのです。
 かつて保育の仕事をしていた祖母は、ハル君の特性を理解し、最も彼に寄り添って接していますが、祖父はそうではありません。なんで、こうなんだ的に思ってしまうのです。この祖父の視点が、新鮮でした。
 
 とても難しいテーマを、書かれたと思います。安田さん、さすが児童文学者協会賞作家です。
 きれいごとではすまない、彼らの生活は、祖母が入院したことで、一気にめちゃくちゃになります。そこからが、すごい。
 料理を全くしてこなかった祖父、もうかかわりたくないというひよりの母。
 祖父は卵を3パックも買ってきてしまいます。ひよりが卵焼きを作るのですが、ハルくんは容赦がありません。「まずい」と吐き出します。せっかく作ってくれたんだから、なんてことにはならないのです。でもでも、そこからの展開が胸熱。
 そして、その後、よかったよかったにならないあたりも、リアリティがあります。ひよりが仲良くなった子との、その後も。ハル君の実母が出てこないところも。

 タイトル、『アナタノキモチ』の「アナタ」とは誰でしょう。最初はハル君のことかと思って読んでいってました。でも、そうじゃない。自分以外の人の気持ちをすべてわかることはできない。なので、自分以外のことなのではないでしょうか。ハルくんも、ひよりも、祖母も、祖父も、母も。私も「アナタ」も、表には出さない「キモチ」を抱えているんですよね。

     

 カバーの折り返しには、拙著『ファミリーマップ』のご紹介もありました。これ、とてもうれしいです。

 かなりとりとめなく書いてしまいました。ネタバレにはなってないように思うのですが・・。ぜひ、お読みください。