fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

夜業 あるいは、夜なべ

2021年09月30日 | 日記
 夜業や夜なべは、秋の季語。
 このところ、日中は、家事と創作の仕事。家事は手抜きですが。
 
 夜は、作業的なことをやっています。何の作業かというと、みちのく童話賞に関連した作業です。作業がいっぱいあるんです。
 今回初めてだったので、次回はもっと効率よくできる・・はず笑。

 夜はどうせ、創作ははかどらないんです。夜に書いたものって、翌朝見ると、ほとんど直したくなるし、朝書けば30分で書ける内容に2時間かかったりするんで。

 きょうやっていたのは、後援の申請。各新聞社さんなどへの申請書類をダウンロードしたり、書き込んだり、いっしょに送る資料をプリントしたり・・。封筒の宛名を書いたり、差出人のシールをプリントしたり・・。
 返信用の封筒が足りなくなったので、中断です。

 封筒の足りなくなりし夜業かな  あぶみ

  

 写真がないので、新聞社つながりで盛岡タイムスさんのを。盛岡タイムスさんにも、作品集をお送りしようと思います。
 なんの作品集かって? みちのく童話賞ですよ!  
 もうすぐ受賞作の発表です!! 作品集、すごくいいのができました!  作品がいいのはもちろんですが、表紙の絵もいいんです! にまにまして、見ています。 

絵画のよう~釈 迢空の歌

2021年09月29日 | 自然観察
      

 散歩途中のバイパス下の壁がキャンパス。
 ママコノシリヌグイと葛です。

 

 葛の花踏みしだかれて色新しこの道を行きし人あり 釈 迢空

 高校生くらいのころ、この歌が好きで諳んじました。それが今でも覚えている。若い頃に刻まれた記憶というのは、尊いです。
 釈 迢空が、新聞に折々の歌を連載していた民俗学者の折口信夫だと知ったのは、ずっと後です。

 結構、国語の本に出ている詩をそらんじたりしてたのですよ。
 島崎藤村の「初恋」とか・・。でもこれは、今読むと、そんなに好きじゃないです。

いろいろ変わる

2021年09月28日 | 日記
 このコロナの間、2回、オンラインで演劇を観ました。正直どちらもいまひとつで、これ、わざわざ足を運んでは観なかったろうなあと思いました。テレビで自然な演技をしている俳優さん達、すごいなと思います。
 何がいいたいかというと、オンラインの手軽さ。
 
  
 幼児のごっこ遊びも、「オンライン会議」です。

 小学生もタブレットを持ってますしね。

 童話塾のミーティング、童話賞の打ち合わせ、オンラインでできてよかったです。
 もっとも、やはり直でお会いしたいなあとも思いますけど。

句会や合評会のこと

2021年09月27日 | あいさつ
 今毎月、ある句会の選や指導をしています。これは私は出席せず、添削してもらいたい句を10句くらい送っていただく。それに対して、特選、入選などの選と、添削をしてメールでもどすというやり方です。私の添削料は、5句で1000円、10句だと2000円です。
 気持ちの上では、別にお金なんてとも思うのですが、こういうことって、長く続けるためには、無料ボランティアはやらないほうがいいというのが私の考え。逆の立場だったら、無料でいつもじゃ悪いからたまにはお礼をしたほうがいいんじゃない? と思ったり、また教える立場でも、長くやっていると、どうせボランティアだしという気持ちが働かないとは言い切れないのです。でもお金をいただいている限りは、きちんと対応をします。

 児童文学の合評会もそうですが、勉強中の方、やはり自分達でその場を作った上で、こちらにある程度の指導料(安くていいんです)を払うので、読んでもたいたいと言っていただけたら、対応をします。
 どこかの会でやっているお知らせを見て参加するというのが、お手軽ですが、自分でそれを企画するという実行力が必要なのでは? 
 なぜ、こんなことを書いているかというと、自分がそういう場を作って、呼びかけたり、締め切りなどを連絡するという手間を、今これ以上やる余裕がないからです。勉強したい方がそれらの段取りをやった上で、声をかけてくれたら、対応をします。ZOOM合評会、どなたか企画しませんか?
 AIYAという私がやっている会も、実は、私が今それができずにいて、今年は合評会をしていません。

 冒頭で書いた句会は、それをやってくださるから、ずっと続いているんです。今度アミーニ句会というのでも講師として、出ますけど、やはり告知から振り込みの確認、お知らせを全部アミーニさんがやってくださる。これ、本当にありがたいです。
 冒頭の句会お世話係は大変なところもあるはずなのです。ありがとうございます! 
 
  マルバルコウソウ

自分もいろんな方に読んでいただいて、いろんな方から情報をいただいて、やってきました。恩送りをしたいという気持ちを持っているのです。それが、未来を作る・・のではという思いです。

遅まきながら『鬼滅の刃』について

2021年09月26日 | 日記
 もしかしたら以前、否定的なことを書いているかもしれません。
 以前評判を聞いて、コミックの1巻を購入し読みました。そのとき、冒頭の惨殺シーンがあまりにもひどくて、その後も感情移入できませんでした。
 でも、このところ、まとめてアニメの放送があり、先日は『無限列車』の放送がありました。それを観て、どんどんひきつけられている自分がいて、最後には泣いていましたよ。
 煉獄さんが「立ち止まるな」と炭次郎にいったときは、私に言われたような気持ちになりました。
 魅力は皆さんが語っているので、言うまでもないでしょう。
 戦いのシーンはやはり残虐で、グロテスクで小さい子にはみせたくはありません。
 大人には、大事な人を守る、心を守る というメッセージがしっかりと伝わる作品だと思いました。
 遊郭編がテレビで始まるようですが、どうしよう。録画してみようかな。でも今回のように一気に観るほうが、いいような気もしています。

        お茶の花

秋の花・草・実 ~ZOOM句会

2021年09月24日 | 自然観察
         
 
 なんだろうと思ったら、イタドリの実のようです。中に黒い種が透けて見えます。

  
 えのころ草。こんなふうに黄色になっているのを、「金えのころ」といったりもします。

  

 秋海棠。

 ようやく秋らしい日が続いていて、散歩が気持ちいいです。

昨晩は、ズームでの句会に出席。すごく久しぶりで楽しかった! いつもは句稿を送っていただいて、選や添削をさせていただいている句会だけど、時にはこうしてお顔を見て、やりとりできると、また違う。作家、元編集者さん、落語家さんなど多彩な顔ぶれの句会は、句もいろいろで、楽しい。
 即吟の無茶ぶりにも、ちゃんと対応できて。いつもよりいい句を作ったりするんだよなあ。即吟って、訓練になる。

 
    

#あなたの本棚のあいうえお

2021年09月24日 | 日記
#あなたの本棚のあいうえお というハッシュタグのツイートが回ってきました。おもしろい! と早速私も。

         

 かきくけこ さしすせそ・・と夜遅くにやっていました。

 

 

 

 『どこどこ山はどこにある』を入れるんだった~~。

 

 くうう~~。「ぬい」がない! その後、他の方も「ぬ」がないと言っていて。そしたら『ヌシ』というのを出してる方がいました。「ぬらりひょんの逆襲」とか、書かなきゃ。

 

 

 

 当然ですが、児童文学や絵本が多い。そのほかでは、妖怪ものと俳句・・・かな。

 

 
 
 

 

『オン・ステージ! ②邪悪な影に気をつけろ!?』高田由紀子作/アサダニッキ絵(ポプラ社)

2021年09月23日 | 本の紹介
            

 演劇部に入り、無事に初舞台を終えたひかりに、さらなる騒動が巻き起こります。
 何しろ、成仏できない幽霊一色瞬が見えるのはひかりだけ。しかも演劇部は人数は少ないけど強烈キャラ揃い。
 この②巻では、なんと裏演劇部の存在が明らかになるのです。さらに増えるキャラ達。
 
 文庫の軽妙な文体は、読んでいても気楽です。読みながら、あ~あたしがこういう文体で書くってどうかなあ、なんて思ってしまました。おばさんが若い子のスカートをはくみたいなもの? いやいや、ぶんぶん(首を振ってるつもり)。 って、ちょっとやってみたけどどうでしょう? いたいかな。

 それはさておいて、このどたばた劇のような一冊には、演劇という要素が実は真面目に組み込まれています。高田さん、演劇部だったことがあるそうで、そこが、要所要所できちんと押さえられています。
 1巻では「よだかの星」をアレンジした作品を、演じたけれど、今回はオリジナルの脚本。これ、読んでいるとさら~っとすすめるけど、これを劇中劇で書くって、大変なことだと思います。
 若い子が共感できるテーマ「アカウント」というのもいい。まって、ということは③巻も④巻も、必ず一つは舞台があるのかな。わくわく。
 一色瞬は、いつかはひかりの元を去るのか? そこをどう決着させるのか? これも書き手としては気になるところ。
 書店に行くと、児童文庫は、わりと似たテイストのイラストの本が平台に並んでいます。文庫の場合、子どもが「これ、読みたい」と思ってくれるかどうか、続き読みたいと思ってくれるかどうかが、大事なんだと思います。『オン・ステージ』、演劇という世界を描いた作品は、あまりない? どうだろう。演技をするって、どういうことなのか。素の自分にとって、演技をすることがどう影響するのか。私は今後の展開が楽しみです。

盛岡タイムスの記事~なんと一面でした!

2021年09月22日 | 自作紹介
        

 『ぼくらは森で生まれかわった』を記事にしていただいたのですが、その掲載誌を見てびっくり!!

 なんと、一面の半分近くを占めています。驚きました。嬉しいいです。もう一生こんなことはないかもしれません。

 こちら で記事の全文を読むことができます。 赤の「こちら」をクリックしてください。
 記事も丁寧で、嬉しいです。電話でのインタビューを受けたのですが、私の言葉から大事なところをしっかりすくいとってくださっています。盛岡周辺の皆様、ぜひ、お読みください。

破芭蕉(やればしょう)

2021年09月21日 | 自然観察
        

 俳句をやっていていいなというのは、こういう言葉を覚えること。
 じゃあ、これを何かに使えるかっていうと、たぶん日常では使わないし、児童文学の中でも使わないと思います。
 でも、こんなふうに破れて、あとは枯れていくものを、「破芭蕉」という呼ぶと、なんかいいなと感じます。それだけなんですけど。

 きょうは、中秋の名月ですね(仲秋との違いを調べたことあったんだけど、よくわからない)。
 きのうがほぼ満月で、きれいでした。きょうは少し雲がありますが、切れ目から見えるかも。

 ただ、乱視なんで、眼鏡をかけてもくっきり見えないんですよね。無念。

 名月やけふも推敲また推敲 あぶみ 

 連休に改稿をしていた3作品のうち、2作品は、送りだしました。あとはお返事を待ちます。もう1編は読み返したら、まだだなあと思い、またやっています。先日、ちょっと書いたやつです。(わかいふうふがどうたら・・の)幼年ものなので、子どもの気持ちになると、あ、ここはわかっていないことを前提に書かなきゃという部分があるんですよね。


 

推敲

2021年09月20日 | 日記
  日々推敲です。
 今やっている原稿にこんな一文がありました。
 
 もうすぐ赤ちゃんが生まれるわかい二人が、こっちに歩いてきました。

 さあ、どうでしょうか。声に出して読んでみると、主語である「二人が」、までが長い。
 もうすぐ赤ちゃんが生まれる、わかい二人が、こっちに歩いてきました。 かな。でもここに句点を入れるの、あまり好きじゃないんだよな(ダメではないようで、編集者さんからの赤でこういうのが案外あります)。と思っていて、じーっと見つめます。

 そうか。「二人」を修飾するのが、「もうすぐ赤ちゃんが生まれる」と「わかい」と二つあるからダメなんじゃない? 頭でっかちの文になってるんだ。

 わかいふうふが、こっちに歩いてきました。
 女の人のお腹が大きくて、もうすぐ赤ちゃんがうまれるみたいです。


 かな。まてよ。「こっち」と書いているので、実はそこに主人公がいるのです。その主人公から見て、歩いてくる二人が夫婦だと断言はできないよな。とも考えました。

 わかい男女? でも、男女っていう言葉、幼年童話には固いなあ。

 おなかの大きい女の人があるいてきました。もうすぐ赤ちゃんが生まれるのかな?
 赤ちゃんのパパを手まねきして、よんでいます。


 なんて、いきつきました。(パパとは限らない? ううううーっ!)でも、この二人が夫婦で、その後赤ちゃんが生まれるというのは、必要な設定なんです・・・。

 さて、最終的にどうなるか? この作品は何度か編集者さんとやりとりしているものです。気に入ってはいただけてるんですが、まだ出版が決まっていないので、がんばって改稿します。編集者さんに読んでいただいたあと、何度も会議がある。これ、普通です。夏には、1編、編集者さんとのやりとりを何度かしてなおしたけれど、その上の会議でダメだったというのもありました。あれも、またがんばりたいな。

  

 たぶん、サフランだと思います。
 

大根の芽

2021年09月19日 | 自然観察
         

 大根蒔く は、秋の季語。
 これから、葉っぱが伸びて、地中には白い大根ができていく。
 自然はつくづく素晴らしい。
 
 連休ですが、いろいろ詰まっています。がんばる~~。
 新しい作品も書きたい。
 どこに持ち込むとか予定なくても、短編を時々書いておくと、どこからか依頼があったときに、それを使える場合があるんですよね。今改稿中の短編集の中の数編は、それ。もっとも、かなり直していますが。ゼロから書くのとは、やはり違うわけです。
 っていうか、わたしはよく「筋トレ」という言葉を使うのですが。短編を書くのは、それに近い。
 大根だって、種を蒔かなきゃ芽も出ない。水や栄養をやらなきゃ、おいしいものは育たない。その前には土を耕しています。
 おいしい大根を作っている農家さんは、毎日畑に出てらっしゃると思います。
 ぽんっと、大根がいきなりできるわけじゃない。
 創作だって、そうです。と、私は思っています。
 日々パソコンを開いて、文字を打ち込む。これをやらずに、作品ができるわけはないのです。

児童文学ファンタジー大賞、来年で終了

2021年09月18日 | 自作紹介
 今年、第28回の結果発表がありました。
 佳作ご受賞の原あやめ様、おめでとうございます。大賞は該当作なしでした。
 第1回と3回しか大賞は出ていないので、24年なかったことになります。
 それは、主催者側と選考委員の先生達のお考えなのだから、まわりは受け入れるしかありません。
 
 第15回で佳作をいただいたのが『しゅるしゅるぱん』。この作品は単行本として出版まで6年の改稿期間がありました。受賞時の原稿ではとても売り物として出せる段階ではなかったわけです。そういう意味で、あれに佳作を与えてくださったこと、そして出版まで導いてくださった福音館書店さんには、感謝しかありません。
 そういう「可能性」に対して賞を出すというのは、大いにありだと思うのです。



 規模はまったく違いますが、私は今年、みちのく童話賞の実行委員長として動いていました。書き手を発掘する、育てるというのはちょっとおこがましいですが、賞はかなりのモチベーションになります。受賞された方は、それを励みに頑張っていただきたいし、受賞を逃した方は、悔しさをバネに頑張っていただきたい。
 みちのく童話賞の受賞作品発表は10月1日HPにて。

 いろいろな賞がこれからも続いてほしいですし、新しい賞も現れてほしいです。

 ハードではなく、ソフトの部分を、大事にするという意味で。

 

 

盛岡タイムズで、ご紹介いただきました。~『ぼくらは森で生まれかわった』

2021年09月17日 | 自作紹介
         

 盛岡タイムズさんで、ご紹介をしていただきました。
 記者さんから電話でのインタビューを受けお答えしたのですが、まとめがお上手です。以前には『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』のご紹介もしてくださった記者さんです。

 こちらで全文を読むことが できます。赤の「こちら」をクリックしてみてください。

 書影が大きい! 
 ありがとうございました!!

茸のこのこ

2021年09月16日 | 自然観察
          
 先日散歩していたら、こんな茸がありました。もちろん、毒茸だとおもいます。それが、翌日行ったら、

  

 開いていました! 
 山菜は、蓬やカラスノエンドウや、ちょこちょこ摘んで食べますが、茸は無理。
 
 でもおいしいですよね。茸たっぷり入れた茸汁、食べたいなあ。
 あと、肉厚のしいたけを焼いて、じゅっとお醤油をかけて・・。