fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

『ちこくのりゆう』森くま堂作・北村裕花絵(童心社)

2021年01月31日 | 本の紹介
            

 待ってました!!
 第9回絵本テキスト大賞受賞作です。
 そして、森くま堂さんにとっては、『おむすびころりん はっけよい』に次ぐ2作目。

 なんと、朝起きたらマサシのとうちゃんとかあちゃんは、カブトムシになっていたんです。
 ふたりともくいいじがはっているので、面倒をみなくてはなりません。さて、時計を見たら「えらいこっちゃ」、学校が始まる時間です。マサシは急いで家を飛び出します。ところが・・・。
 のらねこタイショーとのやりとりがあって、マサシは・・・。
 
 とにかく、それがちこくの理由というわけです。
 だから、おこっちゃだめなんです、先生笑。
 
 関西弁っていいなあ。東北弁だと、こうはいかない。
 森くま堂さん、これからも関西弁で、ナンセンスをぶっ飛ばしてください!!

 さて、アテルイ情報、しばらく続きます。
 秋田市在住児童文学作家井嶋敦子さんもブログ 川天使空間 で、ご紹介くだいました。
 皆さん、一気に読んでくださる方が多いみたいで、嬉しいです。
 

『アテルイ』レビュー

2021年01月30日 | 自作紹介
          

 早々に、読んでくださり、ブログでご紹介いただいております。

 高橋秀雄さん 創作日記
 森川成美さん  森川成美の創作日記
 堀米薫さん   どじょう日記a>

 東北の人たちが、まつろわぬ民の末裔だということを、伝えたいというのも、この作品を書いたひとつの要素です。

 ほかにも、メールで感想をいただいております。

 ありがとうございます!! 
 ア○ゾンの在庫も、なくなったり1冊になったりで、動いてるのかなという気がします。そうだといいな。

『ねじれた時間のキョーフ』(フレーベル館)

2021年01月29日 | 本の紹介
        

 日本児童文学者協会編の「24時間のキョーフ」5巻目。これで完結です。

 真夜中、夜明け前・・と時間が刻々と変化して、さいごはねじれる。このシリーズ、どれも、怖い。
 ねじれる時間。時空がゆがむ。5編の話が入っています。

 濱野京子さんの「異次元なわとび」 ほとんどなわとびのシーンで、これだけ表現できるって、すごい。
 ばんひろこさんの「黒い電話」 ほのぼのとしている話なのに、最後は・・・。
 吉田桃子さんの「わたしは少女作家」  私はタイムトラベル話が大好きです。これも・・。ほら、ほらって、主人公に言いたくなります。
 越水利江子さんの「光る蝶」  たくさんの歴史物語を書いてらっしゃる越水さんならではの1作。安土城に、行きたくなります。
 東野司さんの「ぢるぢる…ぢるぢる」  ひたひたと迫ってくる怖さ・・。他の作品も、読みたいです。
 
 このシリーズ、私も1巻目にあたる『真夜中のキョーフ』で、「お願いがあるの」を書かせていただきました。こうして、他の方の作品を読むと、私のは、怖さだけじゃなく、しみじみがあるなあと(誰も言ってくれないので自分でいう)思いました笑。

  

 どの巻も、軽部武宏さんの絵が怖いです。
 子ども達、怖い話が大好き。

 

書店さんの取り組み

2021年01月28日 | 自作紹介
      

 写真は、宮城県のTSUTAYA利府店さんです。「くもんの児童文学フェア」が開催中だったところに、『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』も加えていただきました。
 パネル展示で、ばばばばーんと! 感激です。くもん出版のマーケティン部や編集さん、そして営業さんのチームワークの結果でもあります。みなさんに支えていただいている!!

 また、宮城県の未来屋書店石巻店さんが始めた企画「GOTO読書」が広まっています。GOTOトラベルは頓挫しましたが、読書でいろいろなところへ旅をしようという、この企画、素晴らしい! 各県の形を印刷したオビを巻いて、未来屋書店さんのチェーン店で展開されています。
 ここで、『ジャンプして、雪をつかめ!』は、青森、『しゅるしゅるぱん』『オオカミのお札(三)美咲が感じた光』は、岩手県の本として出してくださっています。ありがとうございます!!

『ジャンプして、雪をつかめ!』のポップ~感激

2021年01月27日 | 自作紹介
           

 ツイッターに流れてきた画像です(ブログへの転載は、許可をいただきました)。
 宮城県の某書店さんなのですが、この完成度。感激です。
 文字は全て手書きです!!  トレースして、きっちり書かれたようで、「腕が痛い」とつぶやかれていました。リンゴの絵だって、ささっと描いた感じじゃないですよね。どれだけ時間をかけてくださってるのか。
 寝ている雪だるまも、嬉しい。これ、ちゃんと本を読んでくださってる証拠です。
 ああ~、幸せ。こんな風に、本を売っていただけるの、夢のようです。

 『ジャンプして、雪をつかめ!』、中には夏のシーンもあるけれど、表紙的に面だししていただけるのは、春になるまでかなと思います。もう少し、頑張れ。
 このポップを見たら、手にしたくなりますよね!!
 Kさん、ありがとうございます!!

 

 

コロナの検査受けました。陰性でした。

2021年01月26日 | 日記
 実は、この10日くらい、風邪気味が続いていました。熱はなく、咳や頭痛も多少という程度。たいしたことはなく、時々体がだるいとか、そんな感じだったので、常備薬を飲んで乗り切れるのではと思っていました。
 仕事もできていたし、寝込むようなこともなく。でも、長いしなあと。いつも行っている医院が空いていたという情報が入ったので、行ってみました。
 受け付けで風邪がなかなか治らずというと、待合室ではなく、廊下に置かれた椅子へ・・。
 コロナの疑いのある場合のケースに入れられた! 使い捨ての手袋を渡され、検温。35,6度。酸素濃度よし。そして、「コロナの検査しましょう」と言われ、拒否などできません。
 鼻の奥に長い綿棒を入れられる検査でした。15分で結果が出たので、抗体検査だったのだと思います。
 9割くらいは、ないないと思ってたけど、症状なしの方もいるわけなので、結果を待ってる間は、もしも、そうだったら・・と不安でした。まず夫は濃厚接触者になる。あとは、いないかな。
 陰性でよかった! 廊下には熱のあるご夫婦もいました。あの方達はどうだったかな。

 風邪に抗生物質は効かないと言われてますが、私の場合、一度風邪をひくと、結局最後は抗生物質を飲むというのがこれまでだったので、出していただきました。胃薬、補中益気湯も。
 たぶん、これで治ると思います。

 気をつけなくては。
 皆様もお気をつけください。

 あ、『アテルイ』今日が発売です。書店の売り場、見に行きたいけど、がまんします。

 

 江頭大樹さんのイラスト。かっこよく、たくましくとお願いしました。ばっちり! 
 イラストのことなども、追々書かせていただきます。
 よろしくお願いいたします。

 

この時期になると思い出す芽キャベツ

2021年01月25日 | 日記
 岩手の舅が亡くなって何年かな10年は経ってませんが。
 毎年、寒い時期に思い出すのが、舅が作っていた野菜の中でも、雪の中から掘ってきた芽キャベツが、抜群においしかったことです。
 
 その後、スーパーで買って、違いにびっくりしました。もう買って食べることはありません。おいしくないもの・・・。
 雪の中にあると、甘みがぎゅっと凝縮されるんですね。
 亡くなった後、遺された畑で作ったことはあったけど、畑仕事って、ほんと大変です。
 
 あれ、食べたいなあ。スープにしたのが、おいしかったな。その記憶があるだけでも、幸せです。

   

 『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』明日発売です。しばらくアテルイネタが続くかもしれませんが、ご容赦ください。

『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』もうすぐ発売

2021年01月24日 | 自作紹介
         

 あさって26日、発売です。ところによっては、もう数日ずれるかもしれません。

  

 
  
 今はネットで買われる方も多いですが、やはり書店さんに置かれるのは、嬉しい。大きく展開をしてくださる書店さんへは、サイン色紙を送らせていただいています。
 
 下準備中。アテルイ達の砦のイメージです。
 この砦、色を塗ろうと思ってたのですが、この透き通った感じが、今はない、かつてあったものというイメージになる? なんて感じて、このままにしました。
 あとは、タイトルと私の名前、書店さんのお名前など書いて、この2枚は仙台へ。

 どうか、たくさんの方が手に取ってくださいますように! 

干大根のある景色

2021年01月23日 | 日記


 散歩途中の景色です。
 うちは、一応東京なのですが、こういう景色が見られます。ただ、この周辺、現在バイパスの脇にまた一本広い道路を造っていて、すでに田んぼはもう見あたりません。15年前に引っ越してきたときは、カエルの大合唱が聞こえるほど田んぼがあったのですが・・。
 この干大根の景色も、いつまであるか・・。大根の手前は、芋茎(ずいき)かな。

雑誌「佼成」にエッセイを寄稿しました。

2021年01月21日 | 自作紹介
           

 「佼成」2月号に、エッセイを寄稿しました。
 『俳句ステップ!』の版元佼成出版社さん経由のお仕事です。
 信者の皆様が読む雑誌なので、エッセイのコーナーは、「無常の風が吹くなかで」。そんなすごいコーナーに私が書いちゃっていいの? と思ったのですが、『俳句ステップ!』を読んでくださった編集者さんからのお声かけで、「葛藤を言葉に置き換え」というタイトルで書かせていただきました。

 いさかひもいささかあれど梅の夜  という私の俳句や

 大寒や見舞ひにいけば死んでをり  虚子  の俳句など取り上げ、どうたらこうたら・・・。
 
 信仰は尊いと思います。私自身は、家は曹洞宗で、実質的には自然崇拝者ですが・・。

「季節風」2021年新春号

2021年01月20日 | 本の紹介
 最新号が届きました。
 「季節風」に入っていてよかった。今号、まだ全部は読めていませんが、そう思いました。
 真っ先に読んだのは、いとうみくさんの『朔と新』野間児童文芸賞受賞の言葉。これが、いい。あさのあつこさんから来たメールの一部を紹介してくださって、こちらも背中をどんとたたかれたような気がしました。
 イタリア在住佐藤まどかさんの児童ペン賞受賞の言葉もまた、いい。児童文学者協会賞とダブル受賞ですが、他の賞ではノミネートされていて、受賞ならずだったとのこと。いらっしゃるステージが違う、と思うけど、仲間でもあるんです。仲間のがんばりが嬉しく、私も今にとどまっていてはだめなんだなあと。
 老体にもう少しむち打ちましょう。
 
  前にも書きましたが、『ジャンプして、雪をつかめ!』は、「季節風」への投稿作品をまとめたものです。今号でも、掲載作、不掲載作に厳しくあたたかい評が載っていて、今ここに投稿して、掲載になるような作品が書けるかなと思いました。今号の掲載作品、私、どれもすごくよかったと思いました。

  
『俳句ステップ!』の評論も載っていました。書いてくださったのは、児童文学評論家の繁内理恵さん。嬉しかったです。
 ひとつ扉を開いたところに非日常の世界があって、そこにはどんな人でも座れる椅子が必ずある。その喜び。・・・俳句という学校と違う世界を見つけた七実に対して、こういってくださいました。嬉しい。繁内さん、ありがとうございます。
 
 
 

日本児童文学者協会・第37期 実作通信講座(2021年4月~2022年3月)

2021年01月19日 | あいさつ
 日本児童文学者協会の通信講座の講師に加えていただきました。
 受付が始まっております。
 
 私、厳しいかもしれませんが・・・。決して安くはない添削料ですからね。何かをつかんでいただけるように、がんばります。

 

 

『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』見本を送っていただきました!

2021年01月18日 | 自作紹介
              

 ジャジャーン。という感じです笑。
 本として、手にするときの瞬間って、もうどきどきです。予想以上にボリュームのある一冊になってます!
 ああ、これ、私が書いたんだなあ。そんなふうに思っています。

  

 フライヤーも作ってくださいました! 

 中学校社会科の教科書に、「蝦夷の抵抗」「坂上田村麻呂と阿弖流爲の戦い」などの見出しで紹介されている出来事を、勇士二人の葛藤を軸にして描く歴史物語。

 
 これをもって、書店さんを回りたいところですが・・。
 1月26日発売です。よろしくお願いいたします。   

『うーん うん うんちちゃん』渡辺朋文・村上康成絵(文響社)

2021年01月17日 | 本の紹介
             
 めっちゃ、かわいい絵本です。
 うんこドリルで一躍有名になった文響社の絵本。

 あー、これは幼児が大好きになる絵本です。
 ロングセラーのうんち絵本では、五味太郎さんの「みんな うんち」がありますが、これはまた違った視点の絵本です。うんちちゃんが子どものおなかにいるところ(でも、そこはリアルではない)で、おどったり、うたったり、ねむったり・・・そして・・・。

 文を書いた渡辺朋さんは、絵本グランプリも受賞して、童心社からも絵本が出版されるのを待っています。それにさきがけて、出たこの絵本、なんとシリーズとして他の作品も出るみたい。すごいです。楽しみ!

 朋さんは、私がやっているかわせみ句会のメンバーのひとりでもあり、ペパンという童話を勉強する会で一年間ご一緒させていただいたことがあります。とにかくセンスがいい! これから、どんどんご活躍されると思います。
 おめでとうございました!!

 こんな時期じゃなければ、お祝い会をするのでしょうが。それは、いつかのお楽しみに。

句集『七十二句』城野三四郎

2021年01月16日 | 本の紹介
           

 高浜虚子の句集名は、「五百句」とか「六百句」とシンプルです。それを思い出させてくれる、この句集。「童子」同人の三四郎さんは、72歳という年齢にちなんで、72句を選んだとのこと。長年の句歴から72句の厳選は大変だったのではないでしょうか。

 三月のうなづくだけの別れかな
 ふがひなきはるのうれひやたかが恋
 逝く人の手に力あり藤の花
 遅き日やたかが俳句に明け暮れて
 三伏のきはだの粉の薬かな         三四郎

 ご友人のイラストも入っていて、句集を編む楽しさ、自由さを感じることのできる句集でした。