fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

ラジエターが空っぽ?

2013年09月30日 | 日記

 と、給油したスタンドで言われました。そもそも中距離を走らなくてはならず、その前にセルフのスタンドに寄ったのですが、給油をしていると、女性の店員が「ウォッシャー液をお入れましょうか?」といってきたので「結構です」と答えました。するとその後男性店員が「無料で、お入れいたしますが、よろしいですか?」と。ここで「ただ」に弱いバカな私はつい、「それだったらお願いします」と。

 で、だいたいそのあとはおわかりでしょう。「ラジエターが空っぽで、このままだと危ない(なんかよくわからないカタカナも言う)」「普通この線までピンクの液がないといけないのに、全く見えない」「ここがもうすでに熱くなっている」といってきます。料金を聞くと「追加は2100円」でも「交換すれば2年もつ。追加だけだと、すぐにまたなくなる」「交換は工事費こみで6000円だけど、5000円でいいです」。これが、普段だったら「今日はいい」と断るのですが、中距離の運転がこちらは不安。とうとう交換をお願いしました。5000円で安心が買えるならというのと、秋田でのいやな経験(マフラーが取れそうになった)があったので。そしたらこんど、「バッテリーも危ない」と言ってくるではありませんか! 「いつバッテリーがあがってもおかしくない」とか。値段を聞くと、この車は車体は小さいけれど、バッテリーは大きいので3万円だと。これはさすがに、断りました。「今日はこのままがんばってもらいます」と。

 で、なんともなく帰宅。聞くと、ラジエターは車検のときに7年もつのに交換している。エンジンが暖まっているときは、液は水位が低くなるから見えないと。つまり、まんまとカモにされたわけです。はい。(バッテリーがそろそろというのは確からしいですが)

 でもどうですか? そんなやりかたして5000円とって。一番近いスタンドですが、私はもうそこには行きませんよ。そういえば、前に行っていたところ(安かったのに、なくなった)では、店員がそんなふうに、車の中を見ることなんてありませんでした。つまりウォッシャー液を足すなんていう口実で中を見て、ふっかける。しかも私みたいな無知にはなおさら、ということです。そりゃあ、車のこと知らずに乗ってるのも悪いけど、所詮は人と人の関係。そんな商売やってちゃ、ダメだよ。

 冷静になれば、近くに点検してもらった車屋さんがあるのだから、そっちに行くという判断をすればよかったわけですが。気持ちの準備がないとこういうことになります。もっと大きい詐欺に遭わないように、勉強代と思っています。そして、ただほど高いものはない。

 って、興奮して、ながくなりました。気持ちを落ち着けるために、

  峯田敏郎先生作品。逆光で申し訳ないです。

 それに反して、やはり誠意のある商売をしているところは、他の方にもお伝えしてくなりますしね。『だだすこ』を作ってくださった青木印刷さん。低料金で本当によくやってくださいました。皆さん、三重の印刷屋さんですが、メールや電話で全てやってくださるので、何かのときはどうぞ見積もりを頼んでみてください。「童子」の印刷もしてくださっているところです。遠方でも、同人誌など、とてもいいと思います。

 日野市のバイパス沿いのガソリンスタンドは、NOです。(大きいサカナ屋さんのお向かい)


ありがとうございました4

2013年09月29日 | あいさつ

 山懐 「童子」のお仲間。金太郎さんのブログです。金太郎さんのブログは、写真と俳句のコラボです。写真の美しさにまずぱっと目を見開き、それからじっくりと俳句を楽しむことができます。『だだすこ』もそうですが、その前に童子のお二人の句集『踊子』(篠原喜々)、『これがかうなる』(舟まどひ)のご紹介もされていて、私も以前アップしているのですが、雲泥の差。『踊子』の深い黒表紙の色合いをこんなに見事に写すことができるのは、プロの腕です。

 Photo 

 毎日のように季語、二十四節季七十二侯を載せてくださって、よく勉強されていると感心します。私などこのごろ、句会の前しか作らずにいる俳句ですが、毎日ツイッターでもつぶやいているご様子です。俳句が日常にきちんと入っているんですね。

 (写真、金太郎さんのブログからお借りしました。ありがとうございます)

 次はあじさい物語 「季節風」の友人、ハンドルネーム菜の花さん、Hさんのブログです。いつもご家族との暖かな触れ合いの様子が伝わってくるブログ。『だだすこ』もHさんらしい優しさでご紹介いただきました。

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 国分寺の本屋さん「おばあさんの知恵袋」では、『だだすこ』を置いてくださいました。絵本を扱っている小さな本屋さんなのですが、「え、俳句ですよ。いいんですか?」ときいたところ「俳句お好きな方もいらっしゃいますから」と。売れるなんてことがあったら、それは本当に嬉しい。まあ、ためしに。

 そして、『頭がよくなる10の力を伸ばすお話』も、関東の本屋さんにはまだ出ていないと言うと、こちらも置いてくださいました。ありがとうございます。

 国分寺駅南口を出て、左に少し行ったマンションの地下。わらべ歌の講座やミニコンサート、ギャラリーとしての展示など、様々な企画をしていて、店主の三田村さんは語り部として、出張語り(昔話や、紙芝居)をしてもいらっしゃいます。先日ちょっとお邪魔したときは、ちょうど「赤ちゃんサイン」の講座(?)が終わったところで、講師の方と店主の三田村さんと絵本の話などできて、楽しかったです。出会いの場でもあります。

 このマンションの地下部分、骨董屋さんなどちょっと変わった雰囲気のお店が並んでいます。


案山子3

2013年09月28日 | 日記

           警官(これも東京)

 こちらの田んぼも、いつまであるか。ずっとあるといいなあ。

  お願いします。

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 先日「爽やか」「澄む」が秋の季語と書きました。

 爽やかやあの声笑顔話し方

 秋澄むや山のスケッチ遺されて

 曼珠沙華標高一一〇〇メートルに   あぶみ

 去る19日に、「季節風」他でお世話になったAさんが亡くなられました。追悼句を作るほどの親しさではなかったのですが、出会った全ての人がそのご人徳を讃えるような方で、ここ数日はなにかにつけて、その方を思っておりました。

 句を作ることは故人を悼むことですが、自分が癒されることでもあります。上の3句は他ではたぶん発表しないと思います。謹んでAさんのご冥福をお祈り申し上げます。

 追加

 おそらくは霧の布団に眠られん   あぶみ

 文法的にはどうでしょうか。下五、眠ってらっしゃることでしょう、という気持ちなのですが。文法詳しい方いらっしゃいましたら、教えてください。

 追悼のそのさきがけや虫の声  あぶみ

 こういうのって、一句作ると堰を切ったようにできるんです。これくらいにしておきます。合掌


爽やか・澄むなど、秋の季語

2013年09月27日 | 日記

         葛の花

 浅川の川原に、たくさん咲いていました。

 先週は爽やかな一週間でした。去年は、こんな爽やかな秋らしい日よりがあまりなかったように思います。今年は秋らしい。

 そう。「爽やか」っていうのは、秋の季語なんです。

 澄んだ空、澄んだ水の「澄む」もです。 俳句では澄む、爽やかという言葉を他の季節で使うことはしません。澄んだ声という使い方をしたら、それは秋の句になる。でも、これ他童話だったら、澄んだ声が聞こえてきた。っていうのは、他の季節でも間違いじゃあないですよね。

 なので使うときは、意識します。冬の場面で「澄んだ声」……。他の表現ができないか? 本当にこれでいいのか? と。


花茗荷

2013年09月26日 | 日記

          

 東京の我が家で収穫です。3つ(笑) 茗荷大好き。どうもクセのある野菜が好きみたいです。セロリも。

  左の一個が薄黄色い花になっています。季語としては、「茗荷の子」が夏。「茗荷の花」が秋です。


辛夷(こぶし)の実

2013年09月25日 | 日記

          

 大きさがわかるように、名刺大のカードを置いてみました。

  これが親っていうか、木。

 根もすごいです。ここは、個人のお宅なので、このお稲荷さんは、屋敷祠。手前に鉄条網があり、入ることはできません。


ギャラリー華

2013年09月23日 | 日記

 日比谷線広尾駅から、徒歩5分のギャラリー。駅の案内板には外国の大使館の名前がずらり。ほお、そういうところなんだなあと歩きました。やがて到着したギャラリーは、

  別世界

 『だだすこ』の表紙のイラストの作者峯田敏郎先生のグループ展が開催されていました。

  

 いいなあ。どれも欲しいなあという小品ばかり。木彫、テラコッタ、ブロンズと素材は様々。峯田先生の教え子の皆さんなのでしょうか。30代から40代の活躍されている作家さんの作品がたくさんありました。ちょっと後ろに見えるのは、バケツをかぶった子ども。かわいかったです。ここには映っていませんが、木と金属で作った抽象作品も好きでした。

 そしてこのギャラリーのすばらしいのは、庭。

  

  上の少女とこれと、峯田敏郎先生の彫刻です。

 写真撮影もブログへのアップも、オーナーの許可をいただいております。

  庭にはこんな一角も。

 蚊にさされてしまいましたが。とても清々しい気持ちになることができました。箱根や美ヶ原に彫刻の森がありますが、都会のど真ん中のこういった空間は、とても貴重です。

 グループ展は、28日までです。

 10月末からは、目黒の現代彫刻館で企画展があり、そちらでは大きな作品が見られるそうです。


川原

2013年09月22日 | 日記

              

 作品に書くため、川の水の感触を確かめに、浅川に行ったのですが、以前はすぐ川原に降りられたのに、今は草の茂りがすごく、あれあれ? 歩いているとイナゴがピョンピョン、それはそれはたくさんいました。ずーっと歩いて、やっと切れ目を見つけて、川に出ました。すっかり秋草です。

 もどってみたら、GパンやTシャツには、イノコヅチがついていたし。子どものころ飼っていた猫を思い出しました。おまえ、どこ行ってたんだよー、ってね。

 秩父より盗人萩をつけてきし  あぶみ 『だだすこ』

  盗人萩(ヌスビトハギ・ヌスットハギ)……盗人の足跡みたいな実が、服につきます。これは私は子どものころは経験ないのです。地域的に東北にはないのでしょうか? ところで調べると、実の形が足袋をはいた盗人の足の形に似ているのが語源とあります。でもサングラスにしか見えないなんても書かれています。あれあれ? 私は秩父電車に乗って、ふと隣にいた人のズボンにこの盗人萩の実がついているのを見て、なあるほど。と思ったのです。服についた実の状態が、点々と、まるで盗人の足跡のようでした。そのとき激しく納得したのですが、違うのかなあ。

 気づくと、ザクロは実になっているし、台風は来るし、すっかり秋です。


案山子2そして稲架(はざ)

2013年09月21日 | 日記

 何体いるでしょうか。    

    ご近所(東京)

 1,2,3,4,5,6。

 ここのお宅のこだわりなのだろうなと思います。

 そしてここが、こうなりました。

  アングルはちょっと違いますが。

 顕わになった案山子の他に黒いものも頑張っています。

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 さてきょうは、土山優さんの『海のむこう』のお祝い会です。その前に峯田敏郎先生のグループ展に行く予定。麻布と新宿、方向音痴なのでまず間違いなく迷うと思う。かなり余裕を持って出ます。


名月

2013年09月19日 | 日記

            ご近所

 きょうは仲秋の名月。でもきのうがほぼまん丸だったように思えるのですが。今宵はどんな月が見えるでしょうか? って、実は私眼鏡をしていても乱視がきっちり矯正できず、月はくっきりと見えないのです。そして情報では、きょうは実際にまん丸の月が見られる数年に一度のチャンスなのだそうです。

 さて今週は、三島由紀夫の「橋づくし」を読みました。仲秋の名月の夜、芸者さんたち4人が願をかけ、都内の橋を渡る。6つ(だったか?)の橋全部渡りきるまで、声を出してはならない、知り合いから声をかけられてもいけない。さて、という話。なかなか新鮮でした。


芋の秋

2013年09月18日 | 俳句

        芋の葉

 芋というのは、芋類の総称ですが、俳句で「芋」といえば、この里芋のことです。ただ「芋」と書いた場合、サツマイモやジャガイモをさすことはありません。薩摩芋、甘藷、馬鈴薯、じゃがいも、とちゃんと書きます。里芋だけは、「芋」。古来からあるのは、これだけなのかな。

 芋の露ゆらすこの世の遊びかな   あぶみ  『だだすこ』

 芋の露ころげるときを待ちてをり   辻桃子 

 という前知識がないと、これらの句を読んでイメージをするとき、絵がぶれる場合が出てしまいます。『だだすこ』にも漢字もルビをふることを考えましたが、最終的にはやめて、俳句仲間以外の方へは、それらを補うべく漢字の読みをつけた用紙を添付させていただきました。でも全てを書いたわけではなく、やはり読んでいただくのに労力を使わせてしまっているかもしれません。これ、どういうこと? みたいなことがあったら、ご遠慮なくきいてください。

 同様に、虫といえば、秋に鳴く「虫」のこと。月は一年中出ているけれど、「月」とだけ出した場合は、「秋の月」のことです。(秋の月といっても、またいろいろというのは、ご承知のとおり。それはまたいずれ)

 ともあれ、秋ですね。

 *句集『だだすこ』の感想をたくさんいただいていますが、だいたいの方が好きな句を何句かあげてくださっています。そこに意外と多いのが、上の芋の露の句。それぞれの方の好きな句を読んでニマニマしています。いつか統計を取りたいなとも思っています。


ありがとうございました3

2013年09月17日 | あいさつ

 またまたご紹介をありがとうございました。

 赤羽じゅんこさん。三日坊主日記にて。そうそう。「モエ」の短歌欄で、常連さんだったことがあるんです。私もいつだったか、整理をしていてそのころの「モエ」が見つかり、赤羽さんの名前を見つけたのでした。当時の常連さんには、東直子さんという、今をときめく歌人&小説家もいらっしゃいました。景気のいい時代だったからか、一首の掲載で、おおっという掲載料が送られてきたのも、あの当時の私は嬉しく、せっせと投稿していたのでした。ふつうは一月にひとり一首だったのが、まとめて6首くらいドンと掲載していただいたこともあったっけ。

 佐々木ひとみさん。つれづれ草子ありがとうございました。

 

 お二人とも、新刊の発売ももうすぐ発売になります。赤羽さん『がむしゃら落語』(福音館)、佐々木さん『もののけ温泉 滝の湯へいらっしゃい』(岩崎書店)。楽しみです。

 


アクアサポート

2013年09月16日 | 日記

            

 リンゴ風味のOSー1といった感じ。飲みやすいです。

 童子のWさんは、薬局を経営している薬剤師さん。Wさんがこの夏、熱中症対策で飲んでいたということで、いただきました。さすがに秋になりましたが、お風呂あがりや散歩のあとなど、気軽に飲むことができます。

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  きょうは、芝のだらだら祭の吟行だったのですが、行くのを断念しました。午後には台風も通過する予報ということで、集合も午後になったのですが、こちらからだとまだまっただ中を出ていかなくてはならないので。俳人は、こういうときこそ野分、野分後の句を作れるぞ! と奮起するものですが。体力気力が前とちがってきました。


巻物

2013年09月15日 | 日記

            じゃじゃん

 なんとまあ! 

  『だだすこ』より

 「童子」のSさんが、『だだすこ』を巻物にしたててくださいました。半紙に書いたものを一枚一枚貼り付けたものです。読んでいただくだけでもありがたいのに、こうして書いて、それを巻物にしてくださるとは!

  

 畳の部屋のない我が家。床に拡げて申し訳ありません。大事にします。Sさん、ありがとうございました。