fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

いまだ半引きこもり状態です

2020年10月31日 | あいさつ
 世の中は、GOTOキャンペーンで旅行に行く方、食事に行く方も増えています。対面句会も私の周りでは始めています。
 でも、私はまだ半分引きこもり。句会も春までは通信句会に決めています。
 観たい展示会もちらほらあるけど、がまん。
 ランチのお誘いもいくつか、ごめんなさいをしました。(つきあいが悪くて、すみません)
 でも先日は、友人とZOOMでおしゃべり。買い物には行きますし、来週はめがね屋さんに、電車で出かけようかとも思っています。
 
 これまで知り合いに新型コロナウイルスに感染した方はいなかったのですが、割と最近、出たこともあり、やはり油断はできないなと感じています。でも、それにともない、マスクがかなり感染防止になっていることもわかりました。
 欧米の状況を見ると、やはり怖いと思ってしまいます。日本は、経済のことを考慮して、今の状態になってますが、密ではないのは、私のように「出ない」人間も案外多いからなのではないでしょうか。
 
 でも、どこかへ行きたいなあという気持ちはあります。山は紅葉がきれいでしょうね。

  先日の十三夜。後の月です。
 

穭田(ひつじだ)

2020年10月29日 | 自然観察
         

 稲刈りが終わった田んぼが、今このように青々としています。
 ひこばえは、春の季語・秋の季語としては、この田んぼのことを、穭田(ひつじだ)といいます。稲穂になるわけではないので、うらなりとも言いますね。

 ひつぢ田の案山子もあちらこちらむき  蕪村

 一気に晩秋になりました。

新刊のお知らせ『ジャンプして、雪をつかめ!』おおぎやなぎちか作・くまおり純絵(新日本出版社)

2020年10月24日 | 自作紹介
         高学年以上向け

 11月12日に発売になります。
 この作品は、もともと10年ほど前に「季節風」に初めて掲載していただいたものです。その後、同じ登場人物で数編を投稿、掲載されたりボツになったりしたものを、改めてまとめ直しました。

 まだ「季節風」に入会してまもないときのこと。この作品の校正をしながら、何度もそのころのことを思い出していました。
 「季節風」はよく「人を描け」と言います。この作品、やっぱりそれができてるなあと。
 亡くなられた後藤竜二さんに手渡したかった一冊です。

 寒い時期から始まって、秋までの物語。
 舞台は青森です。なぜ青森なのか・・。それはラストのほうで明らかになります。
 舞台は青森ですが、実はイメージというか、いろいろモデルは岩手です・・。その点は創作なので。
 
 これから雪の季節。両親の離婚にともない主人公は、母と東京から引っ越して、その雪の多さ大変さ、そして暮らしの大変さに直面します。
 ぜひ、お読みいただけますよう、よろしくお願いいたします。

 

芋茎(ずいき)煮る

2020年10月22日 | 日記
 きのうまで書いた「デビューするまで」は、本日削除します。読んでくださった方ありがとうございます。

 さて、近所の農家で野菜を買いました。
 白菜、うろぬき大根、里芋。白菜は、まだあの立派な感じにはなっていなくて、青菜っぽいものです。もう終わりにしたかったのか、白菜をもう1束おまけしてくださって。
 そして、これは? と芋茎をすすめられました。

  
 芋茎って、料理したことなくってといったら、教えてくださったので、100円だし、買ってきました。
 里芋の茎です。芋茎むく、芋茎干すとか歳時記ではおなじみだったので、俳人なら食べてみなくては!
 農家のおばあさんが、皮をむいて、こうして刻むところまでやってくださっているわけだし。

  

 酢水につけてあくぬきをして、ごま油で炒め、シラスと薩摩揚げをいれて軽く煮ました。
 おいしかった! 繊維質がたっぷりある感じ。堅くもなく、しゃりっとして。

月刊「こどものとも」2019年5月号「くもにアイロン」(福音館書店)

2020年10月19日 | 自作紹介
       

 まだお読みいただいてない方、ぜひ、バックナンバーとして書店にご注文をいただけますよう、お願いいたします。雑誌なのでやすいです。440円。
 この絵本、とても楽しいですし、山村浩二さんの絵が最高です。このまま月刊誌で終わらせるのではなく、ぜひ書籍化してもっとたくさんの子ども達に読んでいただきたいと願っています。

 「こどものとも」は、年中版、年長版で、毎年24冊発行されます。その中で、書籍化になるのは、3,4冊ときいています。それを決めるのは、営業部とのこと。つまり、売れ筋かどうか? なんですね。
 
 くもにアイロンというタイトルですから、途中でくもにアイロンをかけます。アイロンは、とにかくいろんなものにスイスイサッサとかけていって、ぺらぺらにしてしまうんです。
 あんなものや、こんなものまで・・・。
 山村浩二さんは、世界的な賞をたくさんとられているアニメーターです。「おかあさんといっしょ」のエンディングテーマ「ベルがなる」の作詞とアニメの方。この方が描いたものを月刊誌で終わらせるなんて、あり得ない。

河北新報木曜夕刊「みちのく山のゆなな」中盤に入っています。

2020年10月18日 | 自作紹介
        

 河北新報夕刊「みちのく山のゆなな」中盤に入っています。年内17回連載のうち8回まで終わったところです。
 山神の娘ゆななは、元気いっぱい。走り回り飛び回って遊んでいます。
 先週は里のお祭りに行く話。そして、次回からは、少しずつ季節の先取りになり、山神様が出雲の神様の会議に出かけ留守をする話、そしていよいよ冬になっていきます。
 毎回、古山拓さんの絵が私も楽しみでしかたがありません。迫力かつあたたかいんです! 

夕刊のない地域では、金曜日の朝刊。
 また東北以外の方も、河北新報のHP販売申し込みフォームから、バックナンバーとしてお申し込みをいただけます。木曜夕刊のみで送料込みで月500円くらい。郵送ですので、地域によっては翌週の配達になりますが、ご利用ください。

 また、お読みになった方の感想も河北新報へお寄せいただけたら、嬉しいです。よろしくお願いいたします。

だまこ餅

2020年10月17日 | 日記
 新米の季節です。この時期になると、無性にきりたんぽが食べたくなります。秋田人ですから。(パンケーキが好物の首相は、どうなのでしょう)
 でも、きりたんぽは売っていない(以前は東京のスーパーでも見かけることがあったのですが)。でもでも、そうだ! だまこ餅なら作れるじゃない!

    
 きりたんぽは、太い杉の棒に炊いた新米を半殺しにしたのを筒状につけて、表面をこんがりと焼きます。
 だまこ餅は、炊いた新米を半殺しにしたのに、少しの塩と片栗粉を混ぜ(つなぎに)、丸めます。他の鍋は同じ。
 おいしかったー。
 ただ残念なのは、東京では今の時期、芹が手に入らないこと。芹、重要です。水菜でがまんしましたが。
 そして、食べていて、次は比内鶏の肉をお取り寄せして、これやりたい! と思いました。

『ぼくたちのだんご山会議』(「季節風」書評)

2020年10月16日 | 自作紹介


 少し前の「季節風」に森くま堂さんが書いてくださった『ぼくたちのだんご山会議』の書評です。
 このまま埋もれてしまうのは惜しいので、アップさせていただきます。


ありがたいなあ。
他の本の書評も、去年以前のなら出してもいいと思うので、おいおい探しだしてスキャンしようと思います。
「季節風」は、私が所属している同人誌。正確には全国同人誌連合会です。後藤竜二さんが立ち上げ、亡くなられた後はあさのあつこさんが代表を引き継ぎ、現在は代表を置かず、プロもアマも同じ立場で切磋琢磨する、そんな会です。この会でどれほど学んだことか! 現在進行形です。
書評を書く書評委員会として、私も毎回書評を書いていましたが、来年は、みちのく童話賞の仕事が増えるため、お休みさせていただくことになりました。

日野駅開業130年記念絵はがき

2020年10月15日 | 日記
           

 130年前っていうことは・・。明治。1890年開業だそうです。
 日野図書館を中心とした「日野宿発見隊」の皆さんが、絵はがきを作られました。昔の日野駅や多摩川を渡る中央線の懐かしいモノクロ写真の絵はがきです。
 その表紙となっている淡い色彩の絵。これは、「ひのっ子日野宿発見」という絵本からの抜粋です。イラストは、広田美穂さん。そして、下の部分の文章を書いたのが私です。

 いってらっしゃい。
 おかえりなさい。
 朝早くから夜遅くまで、日野から他の
 町へ行く人と、他の町から日野に来る
 人が行き交う駅。
 柱が太く、土間がある、むかしの農家のような駅舎。
 これは、二代目の駅舎です。
 明治23年(1890)にできた最初の日野駅は、もう少し豊田よりの
 ところにありました。列車を引いていたのは蒸気機関車。1日4往復でした。


 絵本として出す本なので、あまり長々と説明はできません。最小限で、でも素っ気ないものにならないよう、書きました。

 「ひのっ子日野宿発見」の絵本、実はウエブで読むことができます。青文字をクリックしてください。
 

ラジオ放送、無事に(?)終わりました。

2020年10月14日 | 日記
 tbcラジオ放送「ロジャー大葉のラジオな気分」。電話での出演、終わりました。

 みちのく児童文学リレーのコーナーで、紹介したのは、

  

 『木があつまれば、なんになる?』(おおぎやなぎ作・マリーニモンティーニ絵)あかね書房と、
 

 『せなかのともだち」萩原弓佳作・洞野志保絵(PHP出版)です。この画像では、「つばさ賞受賞」となってますが、その後「ひろすけ童話賞」もご受賞されています。

 どちらも低学年向けの童話です。ファンタジーの世界へ心をとばす、なんてことをお話させていただきました。そして、公募からのデビュー作品という流れから、みちのく童話賞のことも、アピール。最後は時間がなくて早口であわただしくなってしまい・・・。アナウンサーの方、すごいです(って、前回もこれいったような)。

 どちらも、小さいお子さんへのプレゼントに最適です! 

 そして、みちのく児童文学リレー、これで2巡しましたが、来来週からは3巡目に突入です! 次回は佐々木ひとみさん。私の出番は、12月になります。

 
 

東山堂北上店さんが、『俳句ステップ!』を応援してくださってます。

2020年10月13日 | 自作紹介
        

 東山堂さんは、岩手へ行くと必ず立ち寄る書店さんです。こうして、展開してくださって!!
 ありがとうございます!!

色紙を書いてお送りすることにもなりました。
 書店さんで、私の色紙(ポップ用の小さいもの)を出してくださるところがありましたら、どうぞ遠慮なくご連絡ください。
 

tbcラジオ放送 ロジャー大葉のラジオな気分2回目出演します。

2020年10月12日 | 日記
 隔週火曜日のラジオ放送に、佐々木ひとみさん、堀米薫さん、野泉マヤさん、そして私の4人が「みちのく児童文学リレー」というコーナーで、お話をしています。
 私の2回目が13日です。

  

 自著ともう一冊、他の方の本をご紹介。(なんの本をご紹介したかは、放送後に)
 宮城以外の方は、ラジコに加入することで聴くことができます。

 こういうのに出ると、アナウンサーの方達って、滑舌がよくて耳に心地よい声をしてらっしゃるなあと、つくづく思います。

新型コロナウイルス

2020年10月10日 | 日記
 年内発売の本の詰めをしているのですが、再校のチェックをしていて驚いた部分がありました。
 新型コロナウイルスのことを、主人公が見聞きした過去の災害の1つとして、さらりと書いているのです。これは、春の頃、初稿のときに、発売の頃には、コロナは収束しているだろうとたかをくくっていて、入れたのです。
 ところが、今、アメリカ大統領まで感染した状態。現在進行形です。
 さらりと描けるような状況ではないので、そこはカットしました。

 東日本大震災が起きた10年前も、この後、書き手はこれをどう描くのか。不安になったものです。いろいろなことが変化していく。書き手の意識も変えなくてはならないのでは? と。このコロナに関しても同様の不安がありますが、ただ、東日本大震災のことを考えたとき、人の根本は変わってはいない。そこをしっかり押さえれば大丈夫かなという思いもあります。

  
 
 アメリカセンダングサ

これまで出した作品のフォトチャンネル

2020年10月09日 | 自作紹介
 自分の作品紹介だけのブログもあるのですが、そちらで、フォトチャンネルを更新しました。
 おおぎやなぎちか作品集

 スライドショーとして見ることができます。よろしかったら、ぜひ。

  
 最新刊『俳句ステップ!』引き続きよろしくお願いいたします。