fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事の無断転用はお断りいたします

Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

一年間お世話になりました

2013年12月31日 | あいさつ

 今年も今日で終わり。今年お会いできた皆様、お会いできずとも、こちらを訪れてくださった皆様。本当にありがとうございました。なかなか足踏みばかりの私ですが、来年もあきらめずにやっていきたいと思います。

   アマリリスも咲いたことだし。

 どうぞ来年もよろしくお願い申し上げます。

 皆様もよいお年をお迎えください。


納豆汁

2013年12月30日 | 日記

 無性に納豆汁が食べたくなり作りました。その時間帯午後3時。夕飯には早いけれど、ちょうど納豆もある。2パックの納豆をまな板で刻み、すり鉢(小さいのしかないのですが)ですり、鍋に出しと、冷蔵庫にあった茸類を入れ、煮立ててから味噌を入れ、それからすり下ろした納豆と刻んだ葱を入れました。茸類はいらなかったと言われました。私はあっていいと思うのですがね。

 お味は? 味噌汁に納豆が入っている味です(笑)。すり下ろしても、つぶつぶは消えず、ひきわり納豆を細かくしたのがはいっているという風。考えるとどちらももともと大豆。これに豆腐を入れたら、トリプルだなあと。でも、あとでまな板やすり鉢を洗うのが結構大変でした。スポンジひとつ捨てました。そしてその手間暇ほどの味ではないというのが正直なところ。でも、何年かに一度は食べたい。秋田の友人は、納豆汁には、里芋やなめこなどネバネバ系を入れると言ってましたっけ。体にはよさそうでしょう? 

 あ、でも子どものころ、よく食べたとか、そういうわけではないのです。初めて食べたのは大人になってからだったような。

 納豆汁は、冬の季語。根深汁、闇汁、河豚汁、粕汁などなど~汁は寒いときに嬉しいからなのでしょう。で、納豆汁で句ができたかって? 一応作ったという程度。

 

   多摩センター

 


アホエンと補中益気湯

2013年12月29日 | 日記

          

 こういうのを飲むと、やっぱり元気になるんですよ。アホエンって、ネーミングどうよ? と思っていたら、ニンニクの成分なのだそうです。会員になり、年会費を振り込むと、2ヶ月に一度送られてきます。漢方は、病院で処方してもらっています。

 これで来年も頑張ります。

 


技工用スパチュラ

2013年12月28日 | 日記

             

 もう10年くらい前にもなるでしょうか。某歯科医院で働いていました。受付と歯科助手とをしていたのですが、先生が病気で亡くなられ閉院。その際、いただいてきたのですが、歯につめるいろいろなセメントを練るためのものです。これが、大掃除のとき、大活躍なんですよ。グリルなどのこびりつきをこすり落とします。お掃除用品としても似たものが売られていて、それを買ったこともあるのですが、このスパチュラには及ばない。この小ささそして、なんというか力の伝わり方、しなり方がいい。あのとき、もっといただいてくるんだったなあ。

 で、調べてみたら、通販で買えるようです。いま、なんでもネットで買える時代。

 とまあ、チョビチョビと掃除もしています。ところが片付けてもなにか片付かない。しかも、図書館で借りていた本が一冊紛失。これって、数十年の図書館利用人生で初です。今年中に見つからなかったら弁償になります。古本屋に持っていった中に紛れたか(でも、買い取りませんよね)、紙ゴミに紛れたか・…。(この前大量に出した)まだ家のどこかにあるか。


闇鍋

2013年12月27日 | 日記

 闇鍋や朱塗りの椀を揃へては

 闇鍋や箸にからまるもの長く

 闇鍋の電気をつける役目なる        あぶみ(句集『だだすこ』より)

 何年前だったでしょうか。闇鍋をしますから、というお誘いをいただきのこのこでかけました。なにか一品持ってくること。ということで、私はなにを持っていったんだったかなあ。

 闇鍋で思い出すのは『巨人の星』のマンガの中でのシーン。鍋に下駄が入っていて。でも童子の闇鍋は、ちゃんと食べられるものをというお達しだったので、そういうものはありませんでした。(虚子がやった闇鍋には、まんじゅうとかが入っていたらしい)

 箸にからまった長いものは、春雨だったと思います。あと餃子も入っていたかな。電気を全部消して、電熱器の炎でだんだんほのかに人の影など、見えてくるのでした。なんのためにやるのかって、もちろん俳句を作るためにやるわけで、食べたあとは句会なのです。 数年まえなのですが、元気だったなあと思います。

 いま闇鍋をやるなんて、俳人くらいじゃないだろうか。

    アマリリス、もう少しです。


富士山

2013年12月26日 | 日記

              

 この時期、散歩の楽しみはこの富士山です。 いつかこれが見えなくなる日が来るのでは? という気がしています。それって、ダメだよね。このままでは、原発の事故がまた起こるのでは? 地下水や海水の汚染が進むのでは? 秘密なんたらという法律の行く末、いつか戦争に若い人が行かなくてはならないという事態になるのでは? 少しずつ少しずつ、消費税だって上がっているし。    

 東京都知事の件でも、次の都知事として大事なこととして、一番に揚げられるのがオリンピックを成功させる人という言葉が出たのには、驚愕しました。それが一番? 違うでしょ。      


クリスマスイブ

2013年12月24日 | 日記

            浜松のホテルで

 クリスマス……ですね。だからというわけではなく、きょうはひさびさに出かけます。多摩センターの駅前はきっとイルミネーションがきれいでしょう。学生がぎっしり詰まっているモノレールは避けて、車で行こうっと。


鰰(はたはた)

2013年12月23日 | 日記

        

 子どものころの味覚は一生のもの。私が子どものころ、秋田ではこの鰰が獲れすぎて、1箱100円で売られていました。物価が今と違うとはいえ、叔父さんがお年玉1万円をくれることがあったわけなので、やはり100円はタダのようなもの。とにかく冬場は、毎日鰰だったのです。でもおいしいので、まったくイヤではありませんでした。ただ大人はいつも塩焼きじゃ芸がないということもなく、鍋(しょっつるですな)にしたり、保存のためにハタハタ鮨にしたりというのもあったのですが、これは日本酒でも飲みながらならいいけど、子どもにはおいしいものではなく、塩焼きがやっぱりいい。(干物もおいしい)

 一時期、獲れなくなったのですが、この数年復活しています。東京のスーパーでもこの程度のものなら売っていて、ときどき買って食べます。秋田の市場にあるような立派なものは、さすがにないですが、ぶりっこ(卵)入りもたまに遭遇できます。

 鱗のないこの魚、たぶん関東の方はあまり食べないのでしょう。よく売れ残って半額になっています。でもやっぱ鮮度がね。どういう理由なのかわかりませんが、サンマなどの他の魚に比べて、焼けるのに時間がかかります。このハタハタ、箸でほぐして食べるのではなく、頭と尾をまずとり、背中とお腹を指でくいくいっと押すと骨がすーっと取れます。あとは、ガブリ。

 と、ここまで書いて、味覚だけじゃなく、子どものころに見聞きしたものも同様なんだろうなと思いいたりました。心の栄養ってことで。くり返し読んだ本、夢中になって読んだ本があると、そのときの感覚はずっと覚えている。これがゲームの場合はどうなんだろう。栄養になると同時に何かが破壊されるということはないだろうか? と、思うのですが。


換気扇掃除

2013年12月22日 | 日記

 今の家、8年目にして、初めて業者さんに掃除を依頼しました。初回限定おためし価格ということで、2時間かけてきれいにしてくださり、8400円なり。フードまわりの掃除くらいはできても、中のファンまではとてもこっちではできません。フードも、もちろんファンも全部はずしてのお掃除でした。

          汚い‥‥これが

   全部きれいになりました。

 パパズワークスという立川の業者さん。とても丁寧に対応してくださり、満足でした。お掃除だけではなく、庭木の剪定やリフォームもやってらっしゃるようです。うちの次の懸案は、雨樋の掃除だなあ。(なにしろ、前の森から落ちてくる松葉がすごい)

  作業中。 

タンクのところに、コンテナのようなものを置き、60度くらいのお湯に洗剤を溶かしてつけ込みます。時間があるからと五徳もつけてきれいにしてくださいました。ありがとうございました。


『どうぞのいす』(香山美子作)ーひさかたチャイルド

2013年12月21日 | 日記

            どうぞのいす (ひさかた絵本傑作集) 絵本

 絵本の世界には、ロングセラーとなり2世代3世代で読み継がれているというものが多くあります。これもその一冊。107刷! 

 ウサギが自分のために作った椅子を、「どうぞのいす」と立て札をたて、木のそばに置いておきます。そこにロバがやってきて、背負っていたドングリのはいった籠を置き、自分は木にもたれて昼寝。するとそこに・・。と、次々を展開していきます。シンプルな展開なので、どんどん読める。どんどん気持ちが温かくなる。子どももきっとそう。それでいて、子どもたちは次はどうなるのかな? とページをめくるのが楽しみになるでしょう。 

 子どもたちの劇としても、使われているみたいです。

 そう。こういう絵本、好きなんだということを思い出させてくれた絵本でした。余計な説明はいらない。これって、俳句と同じ。

 香山さん、たしか「げんこつやまのたぬきさん」の作者でもあるんですよね。


2013年下半期読んだ本から

2013年12月20日 | 本の紹介

 今年もあと10日ばかり。半年早いですね。おもしろかったと思った5作、発表です。

・『何者』(朝井リョウ)    就活の若者たちをリアルに描いた作品。朝井リョウの『桐島部活やまるってよ』は、私には? な作品でした。でも『何者』で直木賞を受賞し、そのときに「生きているすべてが書くためにある。この会見も小説に書くかも」的な発言がとても印象的で、現在企業に就職しながら、作家として書いている彼にとって、就活も現在の仕事もすべて小説のためなのだろうという、潔さに拍手したい気持ちでした。『何者』は、その結果のひとつ。ツイッターでのつぶやきが、本音のようでそうではない。そのあたりが現代であり、でも今はもうツイッターよりラインやフェイスブックなのだろうと思うと、そのあたりを小説のアイテムとして出すあやうさもあるんだなあという一冊(それでも『何者』は、ツイッターだけでちゃんと引き込んでくれるという点でもさすがでした)

・『名前探しの放課後』(辻村深月)ー講談社 『ぼくのメジャースプーン』が大好きで、その主人公が脇役で出てくる(こういうことを書くと、いわゆるネタバレになってしまってよくないのかな)。最初は大好きなタイムスリップものかと思って読み始めて、そのうち恋愛まじりのミステリーかと思い、最後は(そうかー! 彼らが!)と、なってじわじわ嬉しい一冊でした。『ぼくのメジャースプーン』も再読してフムフム。辻村さんの『光待つ場所へ』にも、この2編に出ていた脇役が出ている。この作りのファンは多いみたいです。どうやら関連あるらしい未読の『子どもたちは夜と遊ぶ』、今読んでる最中です。これからどうなるのか、っていう引っ張りがうまい。(これには『メジャースプーン』の秋山先生が出てくる。)おもしろい。『スロウハイツの神様』も、読まなくては。こう並べると、タイトルのつけかたうまいなあ。小学生で、あんな辛い体験をしたあの子たちが、中学生になり高校生になりと、その姿が嬉しい近所のおばさん的な感覚でもありました。

・『ローズの小さな図書館』 キンバリー・ウィリス・ホルト(徳間書店)   ローズから4世代にわたる短編連作。1編は短く、ローズはそのたび、少女、母、祖母、曾祖母となっていきます。そして……。短編連作の作り方として、なるほどと思わせていただきました。私はローズのところでは、小さな男の子としてちらっと出てきて、次のところでは、結婚した相手の息子の連れ子、そして主人公(ローズの息子)から見たら異母兄という存在の(名前忘れた)人が印象的。最後まで主人公にならないどころか、各作品でもそんなに重要な位置にもいません。それでもきっと作者は書いていない設定をきちんとしているから、その人間がゆるぎないんだろうなと思ったわけです。

・『想像ラジオ』(いとうせいこう)  読み進めてすぐに、(ああー)という思いになりました。震災後3年近く、そろそろ創作としてあの震災をあつかったものが出ていい時期と思っていたら、やはり出ていました。割とすぐに出た『小説・震災後』も、どうなるんだろうと、やはり生々しすぎたものがあり、そしてそれのラストがあまり好きではなかったので(悪いわけではないのですが)、この「想像ラジオ」は、どうなるだろうという気持ちで読みました。途中、DJが歌を紹介するわけですが、ここでちゃんと歌が聞こえる。このクッションがよかった。でも、やはり悲しい物語ではあります。(楽しい物語は、無理ですね)

・『8つの物語』(フィリッパ・ピアス) これも短編集です。ところが、今覚えているのがこの中の1編だけ……。いや、でも読んだときは、「いいなあー」と思ったんですよ。こういう短編書けたらいいなあと……。そういえば、ノーベル文学賞の作品、未だ読んでない。あの方の短編集、薦めていただいているんですが、図書館にリクエストはしています。年内にくれば、年末年始に読めるんだけどなあ。

・『ブループリント』  近未来の物語。でも、未来という感じはしません。天才ピアニスト、イーリスは、病に冒され、自分の才能をそっくりひきついだクローンを作ることを決意。やがて生まれた子どもはシーリィ。あなたはわたし、わたしはあなた。母と子であり、姉妹であるいびつな時が始まります。近未来の物語として書かれたものですが、クローンとしての人間が成長している現在がありそうって思ってしまいました。

 あ、6冊だ。そのうち、3冊が児童書でしたね。(なるべく児童書以外で選びたいと思っているのですが、読んでいる割合が圧倒的に児童書が多いので、ご容赦ください)

 忘れないようにおもしろかった本はメモっておくようになったのですが、そのメモにあった『片蔭』(吉住侑子)、これ、今全く内容を覚えていません。(半年以内のことなのに、なんてこと!)

 『ぼくとジョージ』(E.Lカニクズバーグ)岩波書店、『スピりットベアにふれた島』(ベン・マイケルセン)すずき出版 が次点です。今回、翻訳もののYAをめずらしく読んだのでした。作者名忘れそう。世界的大御所作家のあの一冊や、A賞を授賞したあれとかは、選外(個人的嗜好なのでね)

 出版社などが落ちているものもありますが、申し訳ありません。そして、長々と。

  太平山 再び(千秋公園より)


木守柿(こもりがき)

2013年12月18日 | 日記

           

 冬になっても、そのまま木に残しておく柿。鳥たちに食べてもらいます。この状態が「木守柿」。

 出不精となりてつくづく木守柿   あぶみ 『いちばんわかりやすい俳句歳時記』(主婦の友社)

 まさに今の私だ。

* 上の写真は11月に岩手で撮ったものです。今はだいぶ鳥たちに食べられていることでしょう。

 *いただいた福岡の柿がおいしくて、おいしくて。これが大きくて立派なのですよ。柿と林檎の毎日です。


第1回童話塾in東北

2013年12月17日 | 日記

 2014年2月8日(土)

 場所は、仙台市民活動サポートセンター6F セミナールーム

 ・童話の書き方  講師 深山さくら

 ・出版を目指して  講師 光丘真理

 参加費1000円 懇親会費500円 です。

 詳しいお申し込みの仕方などは、左のブックマーク、児童文芸家協会 でご覧ください。

 深山さんは山形出身、光丘さんは宮城出身。地元在住作家として、堀米薫さん、佐々木ひとみさんがご準備をしてくださっています。おそらく講演だけではなく、密に講師陣、そして参加の作家のみなさんとの交流ができるはずです。ホントだったら飛んでいきたいところですが、以前書いた理由で、私は行かれません。せめてこちらで宣伝を。

         

 東北新幹線から見える山。(これは福島あたりだったので、安達太良山?)もうすぐ3年になる東北、ぜひいらしてください。