fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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Information

『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

一年間お世話になりました。

2022年12月31日 | あいさつ
          

 初詣は人混みなので、暮のうちに高幡不動にお参りしてきました。
 ここでは、護摩焚きの法要を間近で拝見できるのがいいです。

 今年はコロナワクチン接種のおかげで、去年よりは行動できました。
 実は先々日、秋田の母があまり調子がよくないという連絡があり、うわ、まずいなと思っていました。なんといっても来年2月で99歳ですから。これまで歩行器で歩いていたのが、急遽車いすの手配が必要ということでお願いしました。でも、先日は少し元気になり、歩行器で食堂まで行けていたようで、ほっとしました。
 本人100才まで頑張る気でいてくれてます。頑張ってもらいたいです。

きょうは、例年通り、栗きんとんや紅白なます、松前漬け、お雑煮の準備だけして、年を越します。

 来年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

『家守神』シリーズ、台湾で発売になります。

2022年12月30日 | 自作紹介
         
 来年早々に、発売になるとのことです。
 3冊同時です。
 台湾版、お送りいただけたら、またご紹介しますね。
 台湾では、日本の妖怪ものの本が人気なのだとか。
 『家守神』は和のテイストだけど、共感していただけたらいいなあ。

とうとうきょうは晦日。あすは大晦日ですね。
 あまりあわただしくはなく、のんびり仕事もしつつ、新しい年を迎える準備をしています。
 

『ヘビくんブランコくん』北海道新聞でご紹介いただきました。

2022年12月29日 | 自作紹介
 12月25日の北海道新聞で、『ヘビくんブランコくん』をご紹介いただきました。

            
 こちらのコーナー、以前『しゅるしゅるぱん』をご紹介いただいたときも感じたのですが、筆者の方の読みが嬉しいんです。ありがとうございました。
先日は、知り合いの子が、ヘビくんのまねしてブランコにからまっている写真が送られてきました。かわいい。
 ヘビくんブランコくん、来年もがんばれー。

「パステルショートストーリーシリーズ」ラジオでの朗読(再放送)のお知らせ。

2022年12月28日 | 自作紹介
 ABS秋田放送ラジオ
 ABSラジオ特別番組
「子供たちへ贈る童話の世界」があります。
 
おおぎやなぎ『友だちの木』より「登校班」を 12/28(水) きょう、夕方です!
          
堀米薫『夕ぐれ時のふしぎ』より「夕焼け友だち」 12/29(木)
                「たそがれ」   12/30(金)

         
いずれもも、17:46~18:00

 ぜひ、お聴きください!
 パステルショートストーリー 近々新刊も出るとのこと。何色でしょう、楽しみです。
 そして、なんと第2期が来年には出るという情報もいただいています。ということは、第1期が好評・・? 
 全部ずらりと並ぶと、きっときれいだろうなと思います。
 引き続きよろしくお願いいたします。

神社仏閣への畏敬

2022年12月27日 | 日記
 以前のブログで、お守りはいただくもの と書いたことがあります。こちら。 赤をクリックするとその記事に飛びます。

 来週には初詣に出かける時期。
 お賽銭は「投げる」は、ダメ。実際には遠くにあるところにそういう形になるのでしょうが、言葉としてはダメです。納めるのです。実際にも、投げ入れるのはNG。
 そして、お札や破魔矢、お守りなどは、実際にはお金を出して買うのですが、「買う」のではなく「いただく」のです。

 私は子どもが読む作品内でも、そういうことをきちんと伝えたいと思っています。



本日は、13:45~rbcラジオ放送に電話出演。gogoはみみこいラジオな時間内「みちのく児童文学リレー」コーナーで、家守神③金色の爪と七不思議、そして『ぐりとぐらのおおそうじ』をご紹介します。
 このコーナー、おかげさまで来年も続きます。
 宮城の皆さま、ぜひお聴きください。(宮城意外も東北地方ならラジコで聴けるのではと思います)
 たまたまですが大トリです。いつまでたっても、精一杯がんばります。

            
 
 1、2巻もおもしろかったけど、3巻、もっとおもしろい! と何人もの方から言っていただいています。
 3巻から読んでも、内容はわかりますよ! 

     

箱根の寄せ木細工~からくり箱

2022年12月26日 | 日記
 もう何十年か前に買ったものです。
 たぶん、10年以上開けてなかったと思う。
 開けられるかな・・開かない。やっぱり・・。

 開け方を書いた紙が中にあるんじゃないかという声が聞こえてきます。なぜ?

 ここ・・。
 これ以上開かない。で、あれこれやって、


 はあ。
 やっと開きました。なにも入っていない。

 そして、また閉めると開かなくなりそうで、どうしよう。
 からくり箱で検索すると、同じ模様のものがばーっと出てきます。6000円! 私が買ったときはたぶんその半額くらいだったと思う。定番のからくり箱のようです。
 

『光るマウスが未来をかえる』森川成美作・石井聖岳絵(講談社)

2022年12月25日 | 本の紹介
           

 講談社から「おはなしサイエンス」シリーズが刊行されましたが、その1冊、遺伝子工学です。

 帯には、物語を楽しみ、科学のワクワクを感じる! というキャッチコピーがあります。
 
 遺伝子という単語は、小学生も高学年なら知っているかもしれません。でも詳しいことは知らないでしょう。
 子どもが親に似るのは遺伝。私だって、そのレベルに毛が生えた程度。
 遺伝子組み換え食品を使っているかいないかが問題になったりもしますが、遺伝子組み換え食品はダメなのか? どうなのか? 実はよくわかってません。
 
 物語では、主人公の性格描写で、遺伝という言葉が出ます。また友人との間で、「見た目」のことが話題になります。そのことで、傷ついたり、そのつもりじゃないのに傷つけてしまったり、夢をあきらめようかと思ったり。そういう身近なところから、遺伝子工学という分野をのぞくことができる本になっています。
 興味を持った子は、もっと調べるかもしれません。
 そうそう。タイトルになっている光るマウスというのは、なんなのか。これに伴う話では、蚕のことが出てきます。蚕というのは、絹糸をとるために品種改良された虫。光る糸というのも出てきます。それから癌の治療のことも。なんと盛りだくさんなのでしょう。遺伝子工学、これからもどんどん研究が進むでしょう。人類を助けてくれる研究でありますように。なんてことも読みながら思いました。
 その人の興味の方向、度合いによって、いろんな読み方感じ方ができるとも思います。
 
 シリーズは、他にも第一線で活躍している児童文学作家による、科学物語が続々出版されるようです。
 そのタイトルを見ているだけで、読みたくなります。

『もっちりだんごねこ』きみあきよ作・もも りこ絵(ニコモ)

2022年12月24日 | 本の紹介
          

 画面いっぱいにひろがるネコ。おだんごの串を持っています。
 またたびむらにある だんごやに さすらいの たびねこがやってきた。
  
 で、始まるこの絵本。さすらいの旅ネコ! どうもだんごに目がないようです。お腹がもっちり。このお腹に秘密があるのです。
 だんごやの看板娘ミケコ。そこにやってくる三匹ののらねこ。
 
 西部劇的なこの展開。子どもにとっては、かなり新鮮で痛快なのではと思います。
 きみあきよさんは、長く幼年童話を書いてらっしゃる方。つぼを心得ていらっしゃる。
 お名前とお仕事はずっと以前から存じ上げてましたが、九州の方なので、なかなかお会いすることができません。いつかお会いしたい方のお一人です。
 
 
 

こどものとも2023年2月号「とうげのオイノ」森元葉子文・伊藤彰剛絵(福音館書店)

2022年12月23日 | 本の紹介
          

 オイノとは、オオカミのこと。東北地方で、呼ばれる名称です。
 うんとむかしの きたの むら。 つまり昔の東北の話です。

 いちろうの家は農家なので、畑を荒らすイノシシを落とす、ししあな(猪穴)をしかけています。
 ある日、そこに一匹のオイノと二匹の子どものオイノが落ちていました。
 いちろうはじいちゃんを呼びにいきます。
 
 オイノは恐ろしい動物。でも畑を荒らす他の動物を駆逐するものとして、広く信仰を集めています。
 最も有名なのが三峯神社。ここは東北のオオカミ信仰の元でもあるようです。それから、私が何度も訪れて作品にした青梅の御嶽神社。こちらは多摩川沿いにその信仰が広まっています。
 そのオオカミへの畏怖からこの物語は生まれています。

 いちろうとじいちゃんは、オイノの親子を助けます。ところが、その後、村にやめえいぬ、つまり狂犬病のようになったオオカミが現れ、いちろうとじいちゃんは襲われそうになります。そのとき……。

 森元さんは、「季節風」会員。この作品は、「季節風」の大会に出して、推薦作になったものです。そのときは、このような絵本の形ではなく、長編だったものを、言葉を削って削って、見事な絵本に仕上げました。
 小さい子どもも読んでもらって、オイノ親子といちろう、そしてじいちゃんとの結びつきをしっかり感じることができると思います。
 そして、大人の人にも、ぜひ手にとっていただきたい。

 オオカミ信仰は、なぜ、こんなに心ひかれるのでしょうか。『オオカミのお札』を書くために読んだ本のなかには、やはり東北のオイノのことを書いたものがありました。そこには、オイノの餌食になった人間のむごい事実もたくさん書かれていました。オイノボイ(オイノと追いはらうという意味)という言葉もありました。しかし、日本オオカミは絶滅したということもあるでしょう。かつて、オオカミを祀り、信仰した手を合わせたという事実に、私はひきつけられます。
 伊藤さんの絵は、オイノをどこか優しく描き、ここという場面ではその険しさ、厳しさを出しています。

 うちの4才のちびっこに読んでやったら、最初は気乗りしない様子もあったのですが、オイノの子どもが出てきたあたりから、身を乗り出して聞いていました。パウパトロールやすみっこぐらし、ポケモン好きな子ども達からしたら、別の次元の話ですからね。でもだからこそ、こういう物語にも触れてもらいたい。私、小学生のころは椋鳩十や「オオカミ王ロボ」に感動した記憶が、心の隅に残ってますもの。
 「とうげのオイノ」は、年長向けのこどものともです。ちびっこには、2年早かったけど、よかった。次回は危険生物好きの小学生のお兄ちゃんのため、持っていきます(今回は持ち帰ったので)。
 雑誌なので、書店にあるのは1ヶ月間。あとはバックナンバーでお求めになれます。

来年度の講師予定~日本児童文学者協会

2022年12月22日 | 活動
 来年度開始の第51回期日本児童文学学校で、講師をつとめます。私は6月25日の回です。
 詳しくは、こちら 赤をクリックすると、日本児童文学者協会のHPの詳細へ飛びます。
 月に一度、オンラインですから、参加しやすいと思います。他の回の講師陣、豪華ですし、とてもいい機会だと思います。
 私は実は第35期を受講しています。16年前なんだー! そのときの講師の先生の言葉、いくつかしっかり覚えてますよ! 数回公募で入選とかしていたけど、本を出したいという目的を持ったとき、こういう講座を受講したいと考えました。当日も、そんなお話をもっと詳しくできたらいいなと思っています。
 
 ぜひ、お会いいたしましょう。
 一回だけのビジターという形での受講もできるはずで、私はビジター受講の経験もあります。
 
 他、添削講師も引き続き、行います。今年度は3人の方とやりとりをさせていただきました(まだ、終わっていませんが)
 私の担当は短編です。

         俳句と童話の募集も、始まったばかり(未来屋書店多摩平の森店)。店頭にある短冊でなくてもOK。家で細長い神に書いてポストに入れてください。童話は、原稿用紙、あるいは、パソコンならマス目なしで。上手じゃなくても全然OK。お気軽にどうぞ。

ヘビくんブランコくん塗り絵

2022年12月20日 | 日記
    

   ヘビくんブランコくんは、モノクロページも多いので、塗り絵ができます。

   好きに塗っていいよ言ったら、すごく喜んでました。 そっか本にいたずら描きしちゃダメと思ってるんですね。自分の本ならいいんだよ。

      

 自由に、楽しんでもらいたいな。図書館の本はダメだけどね。

やっぱり、がまん

2022年12月19日 | 日記
 ふと、またフジコヘミングさんのコンサート行きたいなと、調べたら、けっこう近くでまたある。うう、行きたい。でも・・、今またコロナが増えてます。静かに聴くコンサートは安全かもしれないけど、人が集まる場所には極力行かないようにしようと思います。
 映画も。「すずめの戸締まり」は震災を扱ってると聞いて、すごく気になるんですが。
 ぐっとがまんです。
 年内は、娘のところに行くくらいで、あとは人と会わないかもしれません。
 家の中でも、声を出すようにしないと(夫と会話・・)、いや、原稿を声に出して読もう。喉の筋肉衰えないように。ダンベルでの筋トレも。今、足の巻き爪で散歩が前のようにできないので。
 恒例の小掃除をして、食器棚で全然使っていないカップ&ソーサーなど出して、ティータイム。
 あとは、来年、再来年に向けての仕事をがんばります。

 若い作家さん達の、素晴らしい仕事ぶりに、感心しています。私ももう少しがんばろうと思います。

未来屋書店多摩平の森店 俳句、童話を募集中です。句会や童話の会の集まりもなかなかできません。ぜひ、ご応募をお待ちしております。

今年の漢字

2022年12月18日 | 日記
 今年の漢字一文字というのを、毎年発表されますね。今年は「戦」でした。悲しいことです。
 友人作家さんが「猫」といってて、あ、私はなんだろうと考えました。

 ジャジャン。

 「傷」です。
 夏に転んだときの傷で一ヶ月くらい右手の親指があまり動かず、力も入りませんでした。
 夏に階段にぶつけたため、足の指の爪が、いまだにちゃんと治っていません。
 年を越しそうです。なんとかしのいでますが。予防できないかと先日、切除した医院に行ったところ、もっとひどくなって痛くなったら、と言われてしまいました。(切除した反対側が、うーんという感じなのです)今はテーピングで引っ張って、食い込まないようにしています。
 痛みはないので、靴を履いて散歩したら、痛くなりました。なので、歩くときはまだサンダルかな。冬なのに・・。家では片足だけゆったりタイプのもこもこ靴下をはいてます。あ、巻き爪です。

 そして、心も傷ついたこともありました(なんて、書くと何があったの? とご心配をおかけしそう)。
  誰にでもあるのではないでしょうか。小さく傷ついていたのが、ある日ざくっとなった的な感じです。こちらは日にち薬を処方中。
  生きていると、いろいろありますよね。
  こんなふうに書かないほうがいいのかなという気もしますが、小さく傷ついていたときに、全くそれを出さずにいたため、ざくっときたとき、こらえられなかったという気もするのです。よわっちくて、すみません。

 来年は、もう少し前向きな漢字になるよう、気をつけてすごしたいと思います。

      

 日が落ちる少し前、富士山が遠くに見えます。

柚子仕事

2022年12月17日 | 日記
 柚子を1箱いただいたので、柚子ジャムを作り、柚子ピールを作り、鍋もののときに、絞って食べたあとの皮は、刻んで冷凍しました。うどんや蕎麦に入れるとおいしい。
 ジャムは成功・・おいしい~。
 ピールは、少し苦みが残ってしまった。一晩乾かしたほうがよかったみたい。

 レーズンパンを焼いて、バターと柚子ジャム、最高です。

            ピール

         
          ジャム

 ジャムはとろみがあるってところが、違うくらい・・。