fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

季節風大会

2012年10月30日 | 日記

 毎年一度行われる合評会です。今年も27日、28日とありました。それぞれの分科会に分かれ、二日間にわたって行われます。場所は本郷の古い旅館です。

  

アマもプロも同じ立場で、作品を出し、合評をします。私は毎年、違う分科会に出ようという気持ちでいて、今年はファンタジー分科会に行きました。ここは、人数を制限しないので、18人という最大数。

 自分の作品の欠点を指摘されるのは、つらいものです。でも、それを受けなくては次に進むこともできません。だれもおざなりで書いている人などいないのですから、読むときも心をこめて読まなくてはとも思います。今年読んだ作品の中からも、いずれ出版されるものも出てくることでしょう。私は、例年合評のあとは放心状態になり、作品の手直しに手をつけるまでけっこう時間がかかるのですが、今回はすぐに改稿作業にとりかかりたい衝動があります。でも、いきあたりばったりの書き方ではダメなので、少し冷静になろう。

 二日目の朝、一人で散歩しました。

  東大赤門

  安田講堂

  楠。ほれぼれする姿。

 三四郎池。おのぼりさんだなあ。

  銀杏散るまっただなかに法科あり  山口青邨  

 先日国立の一橋大では、銀杏がいっぱい落ちてましたが、東大は雄の銀杏が多いのか、かすかに匂いはしても、実はみかけません。   

 裏路地好きにとっては、本郷は一葉が住んでいたあたりというスポットで、あの辺の雰囲気が好きなのですが、込み入った場所なので、旅館の近くをうろつくだけにしました。そして出会ったのがこんなところ。こんな光景があると、いいなあと思ってしまう性分です。性分というか体質?

  

 

 

 

              


国立・一橋大吟行

2012年10月29日 | 俳句

                24日

 一期校って、立派だなあ。(←ある一定以上の年代の一部のみ持つコンプレックス)

 今週末には国立天下市、そして学園祭があります。校内は、その準備をする実行委員の赤い半被の学生の姿が見られ、大きな立て看板が並んでいました。

 

 「幸せってなんだろう」というテーマの看板もあり,ついつい、

 「幸せってなんだろう」つて文化祭   あぶみ

 なんて、ふざけた俳句を作り、句会のとき、「幸せは、気の持ちようだ」と諭されました。

   校内も立派です。  

 銀杏がたーくさん落ちてましたが、だーれも拾っていません。句会は、ロージナ茶房。辻桃子主宰が、ここで有志と句会を始めたのが「童子」の始まりという茶房です。今はファミレスがありますが、そういうものがなかった時代、コーヒー一杯で何時間でもいられるという喫茶店は、学生のたまり場として重宝されていたということです。句会もじっくりできます。

  

 11月4日には、天下市で、高橋秀雄さんと内田麟太郎さんのサイン会が、あります。茶房には、このポスターも貼られてました。私はそのころ岩手なので、残念です。

 クリックすると元のサイズで表示します  ご盛況をお祈りしております。


欅(ケヤキ)の洞

2012年10月28日 | 日記

              

 いつも歩く散歩道の途中にある大きな欅(けやき)の木です。どういう経過でこれほどの洞ができたのかわかりませんが、いろいろと妄想が広がります。(←どんな?)反対側は、つっかえ棒がしてあって、それがなければとうに倒れているのだろうと思います。が、確かに生きています。

   こんな感じ。

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 私は昨日から本郷の旅館で合評会です。詳細は後日ご報告・・・できるかな?http://www.kisetsufu.net/taikai121.html


高幡不動尊・あの世へ通じる石

2012年10月27日 | 日記

           

 本堂の屋根の胴葺きが張り替え作業をしていました。夕日に照っているこの屋根も、長い年月をかけ緑青の屋根になるのでしょう。    

   土方歳三

 家から近いと、いつでも行けるという気持ちがあり、結局年に数回訪れる程度ですが、立派なお寺です。お正月など、5日くらいまで人の流れが途絶えません。でも私が必ずここで立ち寄るのが

 上杉堂

 本堂の裏にあるこのひっそりとしたお堂の石です。これは、上杉憲顕(読みがいまいちわかりません)という武将を祀っているお堂で、この辺りは戦国時代は合戦の場にもなっていて、1455年に足利氏との合戦で傷を負い、ここへ逃れ自害した、その墓石とあります。これは民間信仰では、茶湯石・茶濯石(ちゃすすぎいし)とも呼ばれ、人が亡くなり、その百箇日のときにこの石にお茶とかけ忌払いの供養をするという伝承があったということです。あの世へ通じる石と思われていたのです。

 でも今回訪れて、あれ? こんな感じの石だったかなあと思いました。何かもっとゴロンとしたイメージを持っていて。記憶の中の石より平べったいというのが実態で、なぜか記憶が塗り替えられていたのでした。


音波歯ブラシ

2012年10月25日 | 日記

             

 かつて、歯科医院で働いていたことがあり、その最後のあたりで若い美人(←ここ大事)先生が、音波歯ブラシを使っているとおっしゃっていました。それでずっと気になっていたのですが、先生が使ってらしたソニッケアというのは3万円もするもの。(今ネットで調べると、もう少し安くはなっているようです)でもとても手が出ません。そこで、このたびこのパナソニックのドルツが8千円におつりがくるくらいだったので、(それでも歯ブラシとしては、ドキドキしながら)買いました。するとやっぱりいいんですね。私の場合、とくに奥歯の一本が内側に寝ていて、その裏がなかなか磨けないのです。そこが、磨けます。少なくても一年に一度(ホントは半年に一度行けばいいのだけど)歯石を取ってもらいに出かけますが、いつも2回にわけて歯石とりをしなくてはならなかったのが、このたびは一度で済みました。

 私は今3カ所に歯ブラシを置いている生活なので、もう一本欲しくなり、でも売り場にこの半額程度の製品もあり、ここで貧乏症が出て、そっちの安い方を購入。でもこれはやはりダメでした。歯茎が痛みました。安物買いの銭失いです。

 となるとソニッケアはどんなもの? と、思ってしまいますね。


煙草を捨てないで

2012年10月24日 | 日記

                     

 おとなりの子どもが、こんな健気なプレートを作って出しているのに、平気で捨てていく大人がいます。

  

 これから落ち葉の季節です。うちの前の落ち葉は半端じゃありません。でも落ち葉は冬の季語なのです。これから紅葉して、紅葉かつ散る、となって、そして落ち葉。

 


林檎華憐歌2

2012年10月23日 | 日記

 お聴きいただけたでしょうか。http://www.youtube.com/watch?feature=endscreen&v=4o56IwCGz80&NR=1

 マジで応援しています、ビートマリオ母。ドレスの具合もバッチリ。長年弘前でスパゲッティナポリタンのお店をやっていたそうです。息子も歌が上手ですね。(←こっちがプロ?)

   そして、CD買ってしまいました。

 この文字デザイン、あまりよくないなあなんて思っていたら、りんごの形になっているんですね。しばらく気づきませんでした。


ギャラリーアユミ-神楽坂

2012年10月22日 | 日記

 神楽坂は、2ヶ月に一度の読書会の会場でもある児童文学者協会の事務所があり、ときどき行くのですが、「ayumiギャラリー」のことはずっと以前に友人から勧められていました。

http://www.ayumi-g.com/ks/arc/14ayumig/sakuhin14.html

 

 以前は普通のお宅だったところを改装して画廊にしています。それがあの町の中で、いい雰囲気で残っているのです。画廊として入ることができるのは一階部分だけですが、先日は益子で陶芸をやっている方の二人展でした。もうとっくに終わっているので宣伝にもなにもなりませんが……。

  

 陶芸もですが、絵も彫刻も展示の場所によって、いきる場合とそうでない場合があります。


海外ドラマ「シャーロック」

2012年10月21日 | 日記

                   

 今週末には、季節風大会があり、ファンタジー分科会という最大人数参加の分科会に申し込みをして、作品も集まっていて、読み込まなくてはいけません。長編も何編も届いています。そんな時期にどうしてはまってしまったのか……。

 おもしろくて、やめられません。もともと本にのめりこんだのが、小学校のときに出会ったホームズだったこともあり。現代版のホームズ? と聞いたでけでは触手は伸びませんでした。だってあれは19世紀半ばのイギリスだからこその話でしょ? 科学捜査がこれだけ発展した現代でホームズの力が発揮できるの? と。でもふとちまたの評判をネットで読んでしまい、そしてそれがおしなべて好評で。うーん、どれ。と借りてみたら、ホントに参りました。

 ホームズのことを、レストレード警部の助手? の女性は「変質者。彼とは関わらないほうがいい、いずれ自ら殺人を犯す」とワトソンに忠告します。でもホームズは自らを「変質者ではない、高機能社会不適合者だ」と言うのです。高機能社会不適合者……いかにもです。

 そうだった、ホームズにはマイクロフトという兄がいたんだった。下宿はベーカリー221Bなどと、細部も蘇ってきます。それでいて、パソコンや携帯を駆使するが現代ならではの捜査展開が自然なのです。きのうシーズン2を3本借りてきてしまいました。だって、新作だけど7泊8日、しかも半額だったんです。


二つの空

2012年10月20日 | 日記

 10月13日の空の写真、あちこちで見ますが、見事な鯖雲でした。

  私は、市ヶ谷にいました。

  これはうちから見える朝焼け。

 冬は日の出が遅いので、リビングから朝日が見られます。皆既日食もリビングから見ることができました。でもこっち方面に今新築が建てられつつあり、景色が変わる恐れが出てきています。


国分寺薬師如来・お鷹の道

2012年10月19日 | 俳句

                

 10月10日、国分寺で薬師如来の御開帳がありました。国分寺には以前住んでいたので、お鷹の道など何度も来たことがありましたが、薬師如来は初めてお顔を拝しました。脇の日光月光菩薩、十二神将も含めて、非常に立派なものです。

 

 お鷹の道

 この水際で茸を採っている人がいたり、いちじくや柿が売られていたり、と句材たっぷりです。

 この後の句会では、「水の秋」とか「秋日和」とかが出るかなあと思っていたら、そうでもなく、茸に人気が集まっていました。

 神将に奉納の柿てんこもり   あぶみ

 御開帳というのは、春の季語です。でも春以外でも、こうして御開帳はよくあるのに、なぜ春なのか? よくわかりませんが、春の陽気のいいときに御仏などを公開すると、歳時記には書かれていました。 

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 風邪ひきました。多いようです。皆さまもお大事に。


フォーラム「子どもの本と命を考える」

2012年10月18日 | 活動

  日本ペンクラブ主催のフォーラムがあります。私もちょうど岩手にいる時期なので、申し込みました。もしこのブログを読んでくださっていて、お近くの方がいらっしゃいましたら、ぜひ。

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多くの尊い命を奪った東日本大震災は、子どもたち、若者たちが、「死」と向き合い、そして「生」について真摯に考える契機となりました。これまで児童文学は、宮沢賢治の「よだかの星」「銀河鉄道の夜」などをはじめ、「生」と「死」を様々に描いてきました。いじめ自殺も後を絶たない今日、子どもの本は「命」とどう向き合っていくかを考えます。

日時: 2012年11月11日(日)
開場 午後1時30分、開場 午後2時開演(午後4時30分終了予定)
会場: 岩手県民情報交流センター アイーナ 世代間交流室
(〒020-0045 岩手県盛岡市盛岡駅西通1丁目7-1 電話019-606-1717)

プログラム
開会あいさつ
問題提起   野上暁(評論家)
シンポジウム「子どもの本と命を考える」
パネリスト:森絵都(作家)
      柏葉幸子(作家)
       畠山重篤(牡蠣養殖業、エッセイスト)
質疑応答
閉会あいさつ
主催: (社)日本ペンクラブ(〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-3)
後援: (社)日本国際児童図書評議会
子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動

出演者プロフィール
○野上暁(のがみ・あきら)
1943年生まれ。評論家・作家。中央大学卒業後、小学館に勤務。「小学一年生」など子ども雑誌の編集長をはじめ、児童図書、学術書、文芸書などの編集部長、同社取締役、小学館クリエイティブ代表取締役社長などを歴任。日本ペンクラブ常務理事、「子どもの本」委員長。著書に『日本児童文学の現在へ』『子ども学 その源流へ』『越境する児童文学』、編著に『子どもの本ハンドブック』など。

○森絵都(もり・えと)
1968年東京生まれ。早稲田大学卒業。90年『リズム』で第31回講談社児童文学新人賞を受賞しデビュー。同作品で第2回椋鳩十児童文学賞を受賞。『宇宙のみなしご』で第33回野間児童文芸新人賞、第42回産経児童出版文化賞ニッポン放送賞を受賞。『アーモンド入りチョコレートのワルツ』で第20回路傍の石文学賞を、『つきのふね』で第36回野間児童文芸賞を、『カラフル』で第46回産経児童出版文化賞を受賞。『DIVE!!』(全4巻)で第52回小学館児童出版文化賞を受賞。2006年『風に舞いあがるビニールシート』で第135回直木賞を受賞。命をテーマにした作品に『カラフル』『ラン』『おいで、一緒に行こう』がある。

○柏葉幸子(かしわば・さちこ)
1953年生まれ。東北薬科大学卒業。1974年、「気ちがい通りのリナ」が第15回講談社児童文学新人賞に入選。翌年「霧のむこうのふしぎな町」と改題して刊行。1976年に第9回日本児童文学者協会新人賞を受賞。1998年「ミラクル・ファミリー」で第45回産経児童出版文化賞受賞。2007年『牡丹さんの不思議な毎日』で第54回産経児童出版文化賞大賞受賞。2010年、『つづきの図書館』で第59回小学館児童出版文化賞受賞。命をテーマにした作品に『帰命寺横丁の夏』がある。 

○畠山重篤(はたけやま・しげあつ)
1943年中国上海生まれ。宮城県立気仙沼水産高校卒業後、気仙沼湾で牡蠣や帆立の養殖業を営む。フランス・ブルターニュ地方やスペイン・ガリシア地方を訪ね、森、川、海の関係に着目。89年に「牡蠣の森を慕う会」を立ち上げ、漁民による植林活動を続ける。全国の子供達を養殖場に招き、体験学習を行っている。著書『漁師さんの森づくり』(講談社)、『森は海の恋人』(文春文庫)、『牡蠣礼賛』(文春新書)等。94年朝日森林文化賞、99年自然環境功労者環境庁長官表彰、2000年環境水俣賞、03年緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰、『日本の<汽水>紀行』で日本エッセイストクラブ賞、04年に宮沢賢治イーハトーブ賞、12年に国連のフォレスト・ヒーローズ賞、第46回吉川英治文化賞、『鉄は魔法つかい』で第59回産経児童
出版文化賞受賞。

募集要項(事前申込みが必要です)
対象:一般(高校生以上)  定員:100名  参加費:500円
申し込み方法(締め切り11月5日)
○ 往復はがきの場合:希望人数を明記して、返信ハガキにお名前、ご住所、ご連絡先を記入の上、下記までにお送りください。
〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-3(社)日本ペンクラブ「子どもの本と命」係
○ E-mailの場合:件名に「子どもの本と命参加希望」とし、本文にお名前ご住所、ご連絡先、参加人数をご記入の上、以下のアドレス宛てに送信してください。secretariat03@japanpen.or.jp

お問い合わせ:日本ペンクラブ事務局 03-5614-5391(平日午前10時~午後6時)

   たそがれどきのきいちゃん。

 


児童文学者協会公開研究会に出かけてきました

2012年10月17日 | 活動

                 

 14日の児童文学者協会の公開研究会は、ぎっちり内容のつまったすばらしいものでした。アーサー・ビナードさんは、詩人でもあり、母国語ではないからこそ、日本語への感性が鋭く、「原子炉」「使用済み燃料」などの言葉のまやかしを、教えていただきました。核を作り出すことの施設としての原子力発電所なのであって、発電は本当の目的ではないということも。となると、節電節電と騒いでいるちまたは、やっぱりごまかしに、のってしまっているということでしょうか。

 第二部のパネルディスカッションも、豪華メンバーで。岩手県一関からおいでになった及川和男さんは、実は存じ上げていなかったのですが、お話を聞いていて、以前岩手の病院の待合室で一気に読んだ、岩手県沢内村の深沢さんという村長さんのことを書いた本の作者だったのです! 今、姉吉という、このたびの津波で全く被害を受けなかった村のこと(過去の津波の経験から「ここより下に家を建てるべからず」という古い碑があり、それを守っていたゆえ)を子ども達向けに書こうとしてらっしゃるとのことでした。

 もっと詳しくご報告したいのですが、今いろいろアップアップなもので、こちらご参照ください。http://edc.jibunkyo.main.jp/ 当日司会進行をされた(もちろん準備からなにから)「日本児童文学」編集長西山さんのブログです。

    

 左は都心の大通り。電柱ありません。でもそこから出ている小路、小路は、右のようにすごい電柱、電線です。原子力発電所からだって、電線で電気が送られているのです。最初は鉄塔にのっている高圧線を通じて、山越え、野越え、こういう町まで。

 コンクリートの電柱の中には、ピアノ線が入っていて、多少のしなりは大丈夫だという豆知識も、メールしていただきました。ありがとうございます。「人それぞれ電柱それぞれ」という含蓄のある言葉も。


『童子』2012年10月号

2012年10月16日 | 俳句

          

 月初めに届いていました。

 今月号の桃子草子(主宰エッセイ)は、「胡桃が落つる日」と題した花巻のことです。賢治の生誕祭記念俳句大会にまつわる話です。あの二日間のことは、主宰もとても印象深かったようで、嬉しいです。今月号ではおさまりきれず、来月号まで続くほど。

 九月一日胡桃の落つる日なりけり     辻 桃子

 精神歌荻の声とも聞こえたる   あぶみ

 も、中に取り上げてくださいました。

 表紙は、主宰が子供のときに描いた絵です。お父様が日本画家だったので、いつもいっしょにスケッチをしていたとのこと。児童文学をやっているものとして、子どもの才能を伸ばすも殺すも大人次第だなあと思います。子供の可能性をどう伸ばすかというところで、これから頑張りたいと思います。今号には、

 夕顔をだらりと這はせ上機嫌   あぶみ

 を含む5句を同人欄に載せていただいています。