fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

大晦(おおつごもり)

2012年12月31日 | 日記

 いよいよ今年も最後の一日となりました。予定外で東京での年越しとなり、おせち料理は例年通り紅白なますと栗きんとんだけ作り、今晩はそば、あしたはお餅を食べるだけです。岩手では餅つき機を新調したのですが、松の内にはいただけるでしょう。

  去年今年貫く棒のごときもの     虚子

   年花買いました。

 こんな感じで売っていました。

 菊など花はもっと立派でしたが同じように竹筒にはいったものが花屋さんで1500円、竹筒だけでも150円でした。上の写真のは、子どものお小遣いかせぎで作っているのかもしれません。ちょっと飾りをプラスしただけでバッチリです。私が子どものころ、死んだ父は盆栽の梅がお正月にちょうど咲くように、少し前から家の中に入れていましたっけ。買ったものにも梅の枝がついていたのでお正月に咲くといいな。

 どうぞ皆さまよいお年をお迎えください。


静かな年の暮

2012年12月30日 | 日記

                  

 写真は東京のうちから歩いて数分のところです。こののどかな景色がいつまで残っていてくれるでしょうか。やはりある程度自然のあるところで暮らしていたいものです。(かなり?)

 

 見事に晴れた東京の冬。東京多摩地区の12月、極月です。

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 27日の記事の訂正です。100円のプリンターは、私が勝手に壊れているから100円なんだろう、買ってきたあと開けたりしているのは直しているんだろうと思っていたのですが、壊れているわけではないのだそうです。100円で買えるようになったのはここ3年くらい、たぶん引越とかのときに持ち込まれたものを店側はチェックをしないで売っている、だからもしかしたら壊れているかもという形なのだとか。5,6台買ったけど(もっと買ってるような気がしますが)壊れていたのは1台だけだったそうです。職場に置いたり友人に差し上げたりしているみたい。ということでした。


アキバ

2012年12月29日 | 日記

                        

 アキバ、おもしろくないけど、おもしろいです。チラシに書かれている文字がちんぷんかんぷんなところは、こりゃダメだと思いますが、

 

 写真わかりにくいけど、左の店は「すだれ屋」さん。こういうのがポチっとあったりして、おもしろい。エプロンをつけたおばあさんが歩いていたりもするんです。

 これは区立の小学校。すごすぎ。

 というわけで、きのうの写真は、JR秋葉原電気街口でした。あの石は、江戸時代にあのへんにあった武家屋敷の石垣です。秋葉原は江戸城から見ると鬼門の方角にあたるので、身分の高い武家は屋敷を構えることはなく、下級武士の屋敷があったくらい。神田明神は、鬼門封じのため移築されたのだそうです。

 相変わらず出かけていないので、撮りダメ写真放出です。          


ここはどこでしょうか

2012年12月28日 | 日記

            

 食料の買い出しくらいの他は、ほとんど家にいる生活が続いています。勢いネタ切れっぽくなってきました。

 で、クイズ、ここはどこでしょうか。わかった方はメールかメッセージをくださいね。こういうとき、景品でも用意しておけば楽しいのでしょうが、申し訳ありません。でもこれだけじゃ、ふつうはわからないよね。でもわかる人いたりして? 

 ヒントを出しかけて、やめました。


パソコン&プリンター

2012年12月27日 | 日記

             

 よく私は送っていただく添付ファイルが開けない、ということがあります。それはパソコンが古いからです。なぜ古いかというと、うちのパソコンは、新品で買ったものがほとんどないからです。(一台だけ、岩手で使っているのは新品でした。だから岩手だと、意外とファイルはちゃんと見られるのです)

 プリンターは、たぶん一度も新品を買ったことがありません。こういう値段のものばかり。

 

 パソコンだったら、一桁上くらいでしょうか。アキバやPCなんとかという、中古ショップ大好き人間が(私ではないですよ)見つけては買ってきて、(どこかが壊れているので)楽しんで直して、使えるようにします。プリンターは私は書いたものの出力に使うだけなので、カラーをほとんど使いません。するとたまにカラープリントをしようとすると、色が出ないということが多々あり。でも100円のだしなあと、あきらめます。年に一度、年賀状のときだけは、やっぱりカラーがほしくて、ヘッドクリーニングをしたりするのですが、今年はどうなるでしょうか。(つまりまだやっていない……)

 インクも純正のものではなく、ネットで10分の1程度の値段のものを買っています。私はぜんぶおまかせなのですけどね。パソコンもプリンターも、予備とかいって、狭い家になぜか何台もあるのです。


体をつくるもの

2012年12月26日 | 日記

                      

 ここ数日私の体を支えてくれたものたち。OSー1はやはりいいみたい。ポカリスエットほど甘くなく体にすっと入る感じがあります。点滴をするのと同じ作用というほどではないかなと思いますが、これは冷蔵庫に常備しておいたほうがいいなと思いました。りんごは岩手から2箱送ってもらっている江刺りんご。あとは弱った体のための漢方。もちろん他のものも食べてましたが、この3つはかかさず体に入れていました。

 今回下痢嘔吐がひどくはなかったことで、逆に菌が残って長引いたのかなという気もしていますが、やっぱりストップできるならそうしたいですよね。軽い筋肉痛のようなものもあって、これはまだ若干残っています。

 どうぞ皆様お気をつけください。            


へんな夢

2012年12月25日 | 日記

 体調悪くて一週間、寝てました。下痢嘔吐は一日だけだったのですが、体に力がもどらず、という状態でした。症状がひどくはないので、病院でも整腸剤と胃薬が出るだけ。そんな中、よく夢を見ました。夢というのはなんでもありの世界なので、自分の見た夢は他の人が聞いてもさしておもしろくないものです。童話だったら夢落ちはもっとも素人がやる手段。俳句でも夢で○○を見た的なものは、だいたいがダメです。

 で、私が見た夢は(ここまで言って、それでも書くかって感じですね)

 設定は私は新米看護士。病棟で入院患者さんを受け入れています。病室でベッドに案内して、廊下にもどったら、ベテラン看護士さんに「耳栓取った?」ときかれます。私はしまったとひきかえし、さっきの患者さんの耳から耳栓を取ります。でも取るのに手ではだめなので、となりのベッドの患者さんのところからピンセットを借り、茶色い耳栓をティッシュペーパーに包み、ピンセットを返そうと思うのですが、ちゃんとアルコールで消毒しなくっちゃと、アルコール綿をさがす。ようやく廊下へもどり、ベテランさんに報告したら、こんどは「それでさっきの患者さんの主治医は何先生?」ときかれるのですが、わからないのです。また病室にもどり、「ええっとさっきの人は」とさがして、主治医の先生の名前を見ます。で、自分はすぐに忘れるからと手にボールペンで書いて、ついでに患者さんの名前も(ここは、もしかしたらまたきかれるかも、と思っているわけです)メモします。そしてそういえば、さっき他にも3人患者さんを案内したけど、あの人たちの耳栓をとらなかった。あの人たちは、どの病室のだれだったかしら……、これをベテランさんに言うべきか知らんふりしているべきか…、と悩むのです。

 なんて夢でした。脈絡なく子どもの患者と別の看護士さんが出てもきたんだけど、よく覚えていません。つまりなんでこんな夢を見たのかなあと、やっぱり思うわけで、このあたふた具合、焦り具合が、自分を象徴していたのかなあと。それとひとつひとつの行動をちゃんと意識してやっていないとか? ミスをそのまましらばっくれようかと悩むあたりが、なさけないし。

 ホントしょうもないです。結論は、起きて、現実の世界での夢をちゃんと見ろ、ですね。というわけで、写真もなしです。


クリスマス

2012年12月24日 | 日記

                  

 我が家は、クリスマスらしきもの、皆無です。せめて先日横浜みなとみらいにあったツリーを。

 地下鉄の出口の遠き聖夜かな   あぶみ

 え? これだけ? 皆様はよいクリスマスをお楽しみください。私は苦しみます……。


『求めない』(加島祥造)ー小学館

2012年12月22日 | 本の紹介

 下半期に読んでおもしろかった本にこれを一度いれ、はずしました。先日タオイズムの話を聞いたとき、この方の名前が出て、この詩集が有名ということで読んでみて、とても心に染みました。

 一冊のほとんどが「求めない-すると」という書き出しです。

 求めない

 すると--

 自分の時間が回りだす

 というようにです。でも人は何かを求めないということなどない、ということもきちんと書いています。ずっと読んでいて、そうだなあ、そうだよなあと感じていました。ただどうしても先日の下半期~に入れることができなかったのは、やはりこれはある程度人生をくぐりぬけた人に向けての言葉かなあと思ったからです。私は一応子ども向けのものを書いている人間なので、子どもはどんどん求めていいと思うので。求めるものの究極は、幸せです。どの子どもにも幸せな未来があってほしいし、そのためにはそれが可能な世の中であることを私は求めたいです。

 まだまだこの心境には至ることができません。

 でも、疲れた心に訴えるもののある本です。ご本人は英文学の翻訳者や大学で教鞭をとった後、現在は長野の伊那谷で独居し、詩作、水墨画などを書かれてらっしゃるそうです。

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 写真なしにしようかと思ったけれど、寂しいので。上は、岩手県の錦秋湖近くの綱取断層という岸壁です。化石が静かに眠っています。

     


2012年下半期おもしろかった本

2012年12月21日 | 日記

 今年まだ10日ありますが……。あくまで「おもしろかった」「よかった!」と思った本です。順不同。

・『下町ロケット』(池井戸潤)小学館  今さら言うまでもないですね。おもしろかったです。

・『K』(三木 卓) 文藝春秋 この方は詩人でもあり、児童文学者でもあるのです。『イトウくん』(福音館)という幼年童話は、(失礼ながら)かなりのご年配の方が書かれたとは思えない現代的な子どもと家族を描いていて、おもしろかったです。『ばけたらふうせん』は永遠の名作! 『K』は、亡くなられた奥様とのことを書かれた私小説。光太郎と智恵子のような二人。

・『八月の光』(朽木 祥) 偕成社 3編の短編連作集ですが、とくに最初の『雛の顔』がすばらしいです。被爆二世の作者ならではの作品ですが、原爆の恐ろしさを伝え、なおかつ文学として昇華された深く心に染みてくる作品です。

・『光の朝』  (村田喜代子) 文藝春秋 とくに3・11以降「光」が、原爆や核をも象徴してしまっているようです。村田喜代子さんの作品には、ほとんど子どもが登場しません。そして変な男女間のゴタゴタのない大人の世界を描ける方だなあと思います。ご本人も3・11後に癌告知され、放射線治療を受けられたとか。放射線治療を受けながら、テレビで原発事故の報道を見ているという現実を描くことで、放射能という見えないものの現代でのあり様をじわじわと感じさせてくれます。

・『ソルハ』 (箒木蓬生) あかね書房 アフガニスタンの少女の物語。イスラムの世界は、どこか遠くにあるのですが、現実に今の地球で、このように生きている子がいるのだと知らせてくれる物語です。児童書なので、子どもの視点で描かれていて、わかりやすかったです。

・『お父さん、牛になる』 (晴居彗星) 福音館書店  ある日、朝起きると、お父さんが牛になっていました。という言ってみれば、カフカの「変身」の児童書版です。「変身」を読んだのがもう何十年も前なので、細部は覚えていないのですが、悲しい話でした。『お父さん、牛になる』なんて、ある意味二番煎じだし、ある意味、「食べて寝たら牛になる」から来た話だし、なんですが、なんでしょう、このリアリティ。ちょっと泣いてしまいました。 

 ほかにも読んでおもしろかった本、メモっていたのですが、そのメモが見あたりません。(←しょっちゅう)忘れているものもあるような気がしますが、しかたないですね。思い出せるのはこんなところ。来年は携帯にメモるようにしてみようかな。

  寒いところに立っていた頭の寒そうな小坊主


『童子珠玉集 6』-童子吟社

2012年12月20日 | 本の紹介

                   

 5年間の『童子』の珠玉がぎっちりつまった一冊です。会員の句がひとり一句以上は掲載されて、主宰の鑑賞がついています。なんともぜいたくな本。私の句もあれこれ載せていただいています。たとえば、

 砂風呂の砂から春の頭かな   あぶみ

 とか……。こんなヘンテコな句を珠玉として採っていただいているというのが、嬉しいです。

 ブログのネタ切れのときにでも、この珠玉を紹介するというのもいいかな、なんて思っています。

 


電柱でござる④

2012年12月19日 | 日記

              

 ひさびさ、電柱ネタです。これは、先日宮城県鳥の海という被災地に行ったとき、新しい電柱工事をしていたところです。これからつながれる何本もの電線ですが、痛々しい感じがしました。2011年3月。最初に道路の瓦礫がどけられて車両が通れるようになり、次にされたのが、新しい電柱を立てることだったのではないでしょうか。(人への支援以外で)まだ一面の瓦礫の町に、新しい電柱が並んでいた光景が思い出されます。でもこの鳥の海周辺は、人はもうまったく住んでおらず、施設もなにもないので、電気もすぐには必要なかったということなのかもしれません。

 この写真を撮ったのは、一ヶ月以上前? 今はもうう電気も通っていることでしょう。雪も積もっているかもしれません。


テンペラ画③ 

2012年12月18日 | 自作紹介

 先日の文字ですが、御多越留=おタオル (おタヲル)だそうです。3人もの方からメールをいただきました。みなさんすごいっ。ありがとうございました。私なんて前に古文書講座に通ってなんて書いていたのに、なさけない。

 すっきりしたのに、本人ダウンです。やっぱり予定通りにはいかない。結局いま東京。

   テンペラで描いた無花果の葉

 


なんて読むの?

2012年12月17日 | 日記

                             

  東側道路向こうでの土地造成が終わり、土台工事が始まりました。来年3月末まで、工事が続くということで、建築会社が挨拶にきました。土地造成の際もこのタオルを持ってらしたのですが、なんて書いてあるのかがわかりませんでした。そこで、「これはなんと書いてあるのでしょうか」と尋ねました。ところが、挨拶にこれを持参してらした二人ともわからないのです。たぶん「御迷惑をおかけします」という意味合いのことなのでしょうが。会社に帰ってきいてきます、といってましたが、その後なんの音沙汰もありません。

  ところで、工事が早速始まりましたが、やはりうるさいです。リビングのソファに座っているぶんにはいいのですが、立ち上がると、窓から工事の人たちが見えます。ということは向こうからも見える? と気になってしかたがありません。これまで道路を歩く人は、少し下なので顔が合うということもなく、レースのカーテンなどしていませんでした。が、これでは神経がまいってしまうと思い、臨時でカーテンをつけました。これだけのストレスをタオル一枚で「すみません」というのですから、安いものです。しかも、なんて読むのかわからないし!

 ここにバーンと家が……。

 これ、少し前です。今は土台ができてます。5軒の新築ですが、うち4軒はこの奥、傾斜地の下側になるのでうちへの影響はありません。一軒が問題。でもご近所になるわけですからね。今まで、(一応)東京にいてリビングの窓からは自然しか見えなかったのが、幸せでした。すぐ手前の空き地(ホントにすぐの東側)は、今年の夏、地主さんが木を伐ってしまわれました。それまではけっこううっそうとしていました。

  4分の1だけというヘンな下げ方。


選挙

2012年12月16日 | 日記

              錦秋湖

 世界の平和を願って。

 なんですが、この人! というのがいません。でも選ばなくてはいけません。あの人とかあの人とかが政治をやってくれたらいいのに、と思う人が身近にいるんですけどね。

 一票を持って、出かけてきます。