fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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被害者の写真

2015年02月28日 | 日記

 また少年の痛ましい事件がありました。そのたびに思うのですが、被害者の少年の写真や実名は伏せるべきではないでしょうか。ご家族の気持ちを考えると、辛くなります。

 そして、人の命を奪ってしまう人間のおろかさに、いったい何故? と思ってしまいます。他人の痛みを想像できないのか。絶叫系のアトラクションやホラー映画を楽しむように、興奮を快感として感じてしまうのでしょうか。他人を殺めた後の自分がどうなっていくのかという想像力の欠如も感じられます。

 愛されて育てられたら、人を殺めるような人間にはならないと信じたいです。と考えると加害者が加害者となるまで、どう育ったのか。加害者の周辺の人間もまた間接的な加害者なのではないか? と思ったりしてしまいます。とにもかくにも、痛ましい。

  じょうびたき(たぶん)


母の誕生日

2015年02月27日 | 日記

 秋田の母は、きょうで90才。卒寿ですね。大正の最後の年の生まれです。

 施設は、インフルエンザとノロウイルス予防のため、まだ部屋での面会ができません。(なんと、3月28日までダメなんだって)

 花キューピットで春の花を送りました。

 

 ピンクガーベラのアレンジメント イメージです

  とととと。母からお花のお礼電話があり、91とのことでした。あれ? まあ、本人の方が正確でしょう。(認知症の気はないし←私の方があぶない?)


もうすぐ4年ー震災関連の番組について

2015年02月26日 | 日記

 普段あまりテレビを観ません。岩手に行っても、朝昼夕の食事のときにつけるくらいです。でもそのとき、だいたいNHKなのですが、一日に一度は震災関連の番組があります。番組の中で、震災に触れているコーナーがあるというのが、正しいかな。で、いつも思うのですよ。東北ではやっぱりこうして、忘れない! 忘れることができない! 今私たちはこうなんだ! というのを常に流している。これが、東京にもどるとないんですよね。たまーにありますが。 

 ここが、どうも悲しいというか……。全国的に常にやってほしいというわけではないのですが、もう少しあってもいいように感じています。

 新幹線から見えた福島の空

  3月に入ったら、きっと特集番組がありますね。


ヤマナシの木

2015年02月25日 | 日記

 植物は漢字で書きたい方なのですが、(俳人なので)山梨は「ヤマナシ」とカタカナの方がしっくりきますね。山梨だと、山梨県をすぐ思ってしまうのと、賢治の童話に「ヤマナシ」があるからかなと思います。

 

 これは先日出かけた猿橋の駅前にあったものです。

 もちろんまだ裸木。夏に花が咲く時や秋に実が成るときも見たいです。もし、どこかヤマナシの木があるよーとご存じの方はぜひ、教えてください。昭和記念公園あたりにありそうなんですがね。

  幹にあった洞。(うろ)


猿橋ワイン

2015年02月24日 | 日記

            

 先日、猿橋に出かけた時、すぐそばにあった国定忠治が立ち寄ったというお蕎麦やさんで蕎麦を食べ、猿橋ワインと信玄餅を買って帰りました。猿橋ワインの箱には、甲州ワインとあり(これはいいですよね)、でも裏のラベルを見ると、「輸入ワイン、国産ぶどう」と。ミックスしているということ? でも。お味はよかったです。

 お雛様も出しましたよ。内裏雛なので、すぐに出るんですが、それまでがね……。


しずり雪(しづり雪)

2015年02月23日 | 日記

           

 いきなり、また岩手の写真です。

 「しずり雪」は、辞書を見ると、屋根や木から雪が落ちること。とあります。冬の季語です。漢字だと「垂り雪」。垂るを引いても、雪などが落ちることとあります。でも、この「垂」という字は、下に落ちてしまう直前を意味しているように思うのですが、どうでしょう。しずり雪に関しても、この写真のように、落ちそうになっている雪というイメージが私にはありました。(落ちかけているというか)なので、今頃の春になっての、「雪解け」の時期という意識がありました。

 でも、 ま、私の思い違いで、やっぱり「ドサッ」と落ちるあの状態を言うのかと、今思っているところです。木から落ちるときの瞬間は「しずる」というのはわかります。とすると雪解けの頃とは限らす、冬の季語というのもわかるというわけです。


風邪をひかずにすごしています。

2015年02月22日 | 日記

 気をつけていれば、ひかずに過ごせるのだなあと、思います。風邪っぽいかなと思った時点で、まずPL顆粒を飲みます。そしてひたすら塩水(お湯)でうがい。このとき喉の奥~の方までしっかりやります。そして、睡眠導入剤を飲んで早めにがしっと寝る! これまでこの「風邪っぽい」が治らす、二週間くらい風邪をひいてずるずるだったケースが二日程度で回復するようになっています。(ん、こう書くと、風邪ぎみにはなっているし、薬に頼っているということだなあ。でも、ダウンはしていないので)

 が、まだまだ油断は禁物ですね。風邪をひかないためにも、人混みにはなるべく出ないようにしたいです。(と、出不精の言い訳)出かけるとき、お天気が悪そう(17日のときのように)な時は、下着を重ね着。これが、予想以上に暖かい。

 雪解けの林檎畑

 この頃、咳の方も大分いいなあと思い、薬をちょっと止めてみたりして……、するとまたゴホゴホッとなって、がっかり、また服薬ということもありますが。(でも、減らして様子をみています)


春寒の谷保天満宮

2015年02月21日 | 日記

               

 17日です。朝は、霙交じりの春の雪で、出かけるときはもう雨になっていましたが、寒かった。

  ここだけ梅が咲いていました。

 ここは、なんども吟行で来ていて、目新しいものはないのですが、裏道に出ると、田畑のある景色が残っています。小流れには水草が生え、芹(クレソンか)も出ていました。畦には犬ふぐりや、姫踊り子草、なずななども見つかり、確かに春なのだなと思いました。

 が、句会場の中華屋さんが、寒かったー。でも、考えてみたら、今年初めての句会なのでした。まあ、見事に似たような句がたくさん出てました。神の鶏がどうたら、芹がどうたら……。その中で、ちょっとの違いでこっちがいいとか、あるわけですから、これも勉強。

 大活躍(俳句でね)

 


猿橋

2015年02月20日 | 日記

 15日、日曜日でしたが、甲州猿橋に行って来ました。

          

  谷が深いため、橋脚を作ることができず、両岸から差し出されたはね(木編に吉)木によって支えられている橋です。明治以前には全国的にあったそうですが、鉄橋技術の普及で次第になくなり、残っているのは貴重なのだとか。(この橋は昭和に作り直されたものです)

 三奇橋のひとつと言われています。あとの二つは、周防の錦帯橋と木曽の桟(かけばし)だそうです。

 中央線で高尾まで行き(あまりこっち方面に行かないのですが、ここまでが、うちからとても近いのですよ)そこから中央本線で松本行きに乗り換え30分程度。各駅停車でこの路線を行ったのは初めてでした。山が見えてなかなかの景色。

 そして、大月のひとつ手前、猿橋で降り、徒歩15分程度で橋に出ます。谷が深くて、景色がよかったです。川が緑色。四季折々楽しめそうな場所でした。ただ足が丈夫じゃないと、無理かな。(つい、吟行で来られないかなあなんて考えちゃうので)

  芭蕉も句を残していました。

 猿橋や月松にあり水にあり  芭蕉

 安藤広重の絵もあります。

  展望台が下ったところにある。

 

 

 

 すぐ見えるところに、水道橋があり、これもめずらしいなと思いました。明治のものだそうです。この中、水がジャージャー流れていました。

 うちからだと都心に出かけるのと同じ程度で、行くことができました。四季折々とてもよさそう。また出かけたいと思います。


捨てる……もどる? そして謝る

2015年02月19日 | 日記

 結構時間をかけて書いていて、推敲も何度もしている作品に対して、「これじゃあ、ダメだ」と自分でダメだしをしました。結果かなりの部分、いやほとんどを捨てての書き直しをするはめに。それも見通しがあるわけでもない。く、苦しいよー。と、ここでちょぴっと弱音を吐露。ゴールどころか進むべきコースも見えない。書き直しにもすぐには入れそうもない……。

 某作品に5年かけていることを考えたら、これも「あり」かなとも思ったりして。 姫踊り子草 

 自分が今書いている途中のものについて言及するのは好きじゃないんですが、たまには。

 他にも放ってある作品あるし……。

 その上、所属している団体からのお手伝いを頼まれて、平身低頭お断りするという苦しいことも。体力ないので、これ以上何かやるのは無理。ほんっと申し訳ありませんという以外にないです。(こうやってお断りするの、何回目だろうか。でも、みなさんやってらっしゃるし、お世話になっているばかりじゃまずいし、頑張ればやれるかななんて気になって受けて、あとからやっぱダメだったー、というのもやなので)

 あー、凹む。

 


『タイムストーリー・一週間の物語』(偕成社)

2015年02月18日 | 本の紹介

 きのうは、東京も雪でした。(朝)その中を吟行に行くのだから、酔狂だ。(これはまた後日)って、きょうも?

 さて。     

 

                            

 5分間の物語、一時間の物語、一日の物語、三日間の物語、そして一週間の物語という5冊のタイムストーリーが出版されました。いずれも、5話の短編から成るアンソロジーです。

 この『一週間の物語』には、椰月美智子さん、最上一平さん、森川成美さん、後藤みわこさん、眉村卓さんの作品が載っています。

「この世は夢」(森川成美)は、冒頭から、主人公ミカは、(自分は夢を見ているんだな)と思います。マトリョーシカのような花柄のスカーフをかぶり、雪道を歩いています。寝る前にロシア民謡の「一週間」をテレビで聞いていたからです。そして、友だちらしい女の子に「日曜は協会って、どうして決まってるのかなあ」と話しかけられます。物語は、このロシア民謡「一週間」をベースに進みます。が、「これは夢」と友だちに言ったことで、一転、ミカはある所に閉じこめられてしまいます。これは夢なのか、それとも? 

 夢というコントロールのきかない世界の中であがきつつ、自分の今いる世界の不確かさに気づくという「怖い」物語です。

 一週間というテーマを与えられた作家たちが、どう物語を紡いだのか、とても興味深く読ませていただきました。リアリズムだったりSFだったりと分野はいろいろ。他の時間枠のタイムストーリーも興味深いですね。読みたいと思います。


南天に雪

2015年02月17日 | 日記

         

 つきすぎですな。「即きすぎ」というのは俳句用語ですが、雪と南天の取り合わせが、ベタというか、絵はがきにでもありそうというか、そんな感じ。「即きすぎ」は、平凡の典型というわけでした。

 ただ、児童文学書いてると、この即きすぎのものを持ってくることで、安定感が生まれると感じる場合があるのですよ。安心感とも言えるかな。これが、俳句との違いだなあ。(そもそもぜんぜん違うけど)


温泉に行きたかったけど

2015年02月15日 | 日記

 温かい温泉に行きたかったけれど、雪が降って視界が悪い中運転するのが、怖いと感じて、今回は行かずに過ごしました。雪道(というよりカチンカチンの凍道)の運転、おそるおそるでした。

  小屋の軒からずり落ちそうな雪……

 なんか、猫っぽい。(と思うのは私だけか) 

 少し絞りをいじってみました。(が、これが絞ったのか開いたのか、よくわかっていない。適当にいじっただけ)←こういうところがなー。


灯油を入れるためには

2015年02月14日 | 日記

           

 東京へもどりましたが、岩手ネタ少し続きます。

 北国の冬はストーブが、命綱のような存在です。万が一のときはエアコンもあるけど、頼りない。ところがそのストーブには灯油がなくてはならず、その灯油を入れるためにはポンプが必要。(一台だけは、外の大きなタンクから常に補給されるようにしていますが)ところが、そのポンプ、電動式のが便利なのですが、調子が悪い。電池切れかと思い交換しても、やっぱりダメ。仕方なく、雪の中をポンプだけ買いに行きました。電池式のは、いないことが多いと(つまり使わないと)具合が悪くなりそうなので、手動式を。写真のは、今年初めて見た、容量の大きい手動式ポンプです。買っておいて、やっと安心。何より寒さ対策に心をくだく日々でした。

  ただ使ってみたら、このポンプ、結構力が必要。一番安い従来のポンプの方が使い勝手がいいかも。

 そして、この写真を見て気づいたこと。お店のシールを貼ったままだ。そういうところが私なんだよなあと思う次第。と、『宇宙兄弟』の日々人(この字だっけ?)的じゃない? とも思ったりして。最後のつめが甘い的にむっちゃんに指摘されるシーン、わかってくださる方もいらっしゃると期待して。(そこだけ似ててもしょうもないが)