fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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やまなし

2015年10月30日 | 日記
        

 やまなしの四季を追っています。中央本線猿橋駅前にあるものです。
 この日は、10月21日。もう実は落ちてしまっているかしらと思って出かけたら、まだこんなにびっしりとついていました。下に落ちているのを拾って帰り、ちょっと食べてみましたが、やはりおいしいものではありません。ピンポン玉をひとまわり、ふたまわり大きくしたくらい。

 

 

盗人萩

2015年10月29日 | 日記
       

 うちの近くの高架下にありました。
 服などにこの実がつくと、まるで盗人の足跡のようなので、盗人萩。いい名前。写真イマイチですね。
 
 秩父より盗人萩をつけてきし  あぶみ

 これ、句集に入れればよかったかなあ。
 あれ? でも、普通「萩」と言えば、萩の花のこと。これも「盗人萩の実」と言わないとだめだろうか。(今さらですが)
 こんな細かいことが気になります。
 
 先日も、イチョウの漢字表記のことが句会で話題になり、公孫樹、銀杏(ぎんなんと読む場合といちょうと読む場合があり)の使い分けはどうなのだろう。歳時記を見ると、公孫樹の花と、春の季語にだけは公孫樹を使っていて、秋のほうでは、銀杏散る(いちょうちる)、銀杏紅葉(いちょうもみじ)だけなのです。
 これに対して安部元気「童子」副主宰からお返事をいただきました。

 他にも「鴨脚樹」というのもあるが、どれもあて字で、基本的にはどの字を使っても構わない。が、慣用的には「銀杏」が一番多い。角川図説大歳時記では、全て「銀杏」で統一している。
 公孫樹紅葉、公孫樹の実、公孫樹の花、また鴨脚樹も間違いではないが、字面が固いし普段見慣れないので、よほど特殊な効果を狙うならまだしも一般には使わないと考えればよい。

 とのことでした。
 勉強、勉強。

国分寺・殿ヶ谷戸庭園

2015年10月28日 | 日記
        

 国分寺駅南口すぐです。
 岩崎財閥の持ちものだった庭園です。こじんまりとしていて、でも自然が豊富。
 四季おりおりに楽しめます。

  
 これは、酔芙蓉。朝は白くて夕方には赤くなるという不思議な花。この花はひとつだけほろ酔い程度に色づいていてきれいでした。
 で、一花はや酔ひはじめたる酔芙蓉 なんて、作ったけど、ダメー。コテコテ擬人化で、深みがない。
 こういうのを談林風っていうのかなあ。芭蕉はこれに嫌気がさして、別の道を選んだのですよ。なのに、現代の私がこんなのを作っちゃあいけません。
 花のきれいさに、負けたって感じ。

*談林風とかって、よくわかってはいません。違う違うという方、いらしたら教えてください。

東海林太郎

2015年10月27日 | 日記
       

 いきなり、秋田ネタです。
 秋田市の千秋公園のふもとに、この銅像があります。この銅像を作る際、たしか父も生前関わったはず。母に確認したところ、「東海林太郎の会」というのがあって、それに首をつっこんでいたようです。いろんなものに首をつっこむ人でしたので。
 前に立つと、センサーで歌が流れます。知らない方、多いだろうなあ。
 泣くな~よしよしねんねしな~♪ とか。

 東海林太郎さん、秋田出身なのです。
 しかも私が卒業した保戸野小学校出身。私、小学校の夏休みに、学校のプールに行っていたら、校長先生が、男の人を連れて、プールに来て、泳いでいる子達を呼び、「この方は、東海林太郎さんといって、皆さんの先輩ですよ」と言ったのです。「へえー」とプールから東海林太郎を見上げた、という経験があります。あれが、芸能人と会った初めての経験。それから実は吉永小百合ファンだった小学生の私は、秋田市であったコンサートに行っています。(従姉が、券をくれたのでしたっけ)

  
 これは、銅像の反対側。公園です。10月上旬、紅葉の始まりでした。


コスモス

2015年10月26日 | 日記
 きのうの記事でアップした立川の彫刻ですが、あの群像の前にカラフルな蛇のベンチがあって、そっちを撮ろうか群像にしようか迷ったのでした。
 ところが、昨夜の日曜美術館は、ニキ・ド・サンファルという女性彫刻家の特集で、そのカラフルな蛇は、現在六本木の新国立美術館で展覧会をやっているその方の作品だったことが判明。あっちも写真撮っておくんだったー。
 また、行ったときに撮りますね。
 となると、群像の方は誰の作品? と思って検索したのですが、まったく出てきませんでした。

       

 いつもの散歩コース。
 周辺はどんどん開発が進んでいます。ここも以前は田んぼがあったところ。でもこうしてきれいにしてくれているのは嬉しいです。去年はこの花の終わり頃、「どうぞご自由にお持ちください」と立て札が出て、いただいてきたので、きっと今年もと期待しています。
 が、ここも数年のうちには道路になってしまう予定のところです。

立川の彫刻とヤギ

2015年10月25日 | 日記
        

 先日用事があり、立川へ行きました。電車で1駅ですが、多摩川を渡ります。
 立川は大きな街。北口にはこんな彫刻群があるのです。が、以前はもっとたくさんあったような気がするのですが・・・。

  
 モノレール沿いに歩いていたら、こんなところもありました。ヤギによる除草なのでしょうが、ヤギさん達は秋の日を浴びて寝そべっています。

『移動図書館ひまわり号』(石嶋日出男・文/広田美穂・絵)

2015年10月24日 | 本の紹介
        

 お世話になっている元日野図書館館長石嶋さんが企画をし、作られた絵本です。
 石嶋さんは、退職後も続けて図書館に勤務してらして、退職したなんて全然知らなかったですが。

 日野図書館は、日本の公共図書館の転換期に(市民への貸し出しの仕方)当時の館長さんの尽力で、全国の規範となった館なのだそうです。(個人的な貸し出しの先駆け)
 50年前、図書館を作りたいけれど、すぐにはできないということで、車による移動図書館を始めました。その「ひまわり号」が主人公の絵本です。もちろん現在でも、数台のひまわり号が活躍中。
 図書館への愛があふれた一冊になりました。

 広田美穂さんは、私が文を担当した『ひのっ子日野宿発見』(日野図書館制作)の絵も描かれた方。繊細なタッチで、やさしくひまわり号と町や人々の様子が表現されています。
 ノンフィクション絵本なわけですが、ひまわり号の視点で語られるので、親しみがわきます。
 こういった絵本が作られるくらい、日野図書館は市民に親しまれているのです。
 貸し出し数に制限もなく、私など、児童書や絵本はすぐに読めるのでネットで予約を入れて、訪れるとカウンターで10冊前後(ときには20冊とか)受け取って、すぐに帰る。なんていう使い方をさせていただいています。図書館を中心とした「日野宿発見隊」も日野の歴史と今の風景を市民に親しんでもらおう、記録としてとどめておこうという取り組みをしています。

 色が繊細なので、写真に上手く撮れず申し訳ありません。


図書館からすぐのところにある「日野交流館」では原画展も行われています。

 ちなみに、ネット検索で日野図書館を入れると、「日野図書館事件」「図書館戦争」が出てきますが、これは有川浩さんの『図書館戦争』シリーズのことで、創作の中の事件です。先日テレビでも放送されてましたが、立川とか中央線沿線が舞台なのですものね。

秋の拾い物2

2015年10月23日 | 日記
       


 胡桃です。中の胡桃は真っ黒なものが多く、ごしごし洗うと、よく見る胡桃になります。金槌で割って、ほじくって、食べました。(← なーんて、言って。私は金槌で叩くのが手を叩きそうでこわくって、割るのはやってもらったのでした)
 少しでしたが、おいしかった!
 くるみ割り人形が欲しいなと思ったりして。


 古代の人達は、石で割って食べたのかな。大事な保存食だったことでしょう。
 
 そういえば、子どもの頃、掘りごたつでこの作業をした記憶があります。売っている胡桃のような大きいのがころりと取れると、嬉しかったものです。こんな小さなことですが、経験って大事。

『しゅるしゅるぱん』(福音館書店)予約が始まりました。

2015年10月22日 | 自作紹介
 アマゾン版元ドットコムで予約が始まっていました。
 どうぞ、よろしくお願いいたします。
 
 発売11月11日になっていますね。福音館の新刊案内では15日になっています。どっちだろう。15日は日曜日なので、本屋さんに並ぶことを考えると11日だと嬉しいのですが。

石川達三と秋田

2015年10月21日 | 日記
 先日秋田に行ったときのことですが、いつも利用している秋田県立図書館がめずらしく休館だったので、市立中央図書館へ行きました。(ここは、千秋公園の下、明徳館ともいい、かつて藩校のあったところです)ふだんここへ行かないのは、パソコンの電源の使用ができないから。
 でも、ここに「石川達三記念室」という一室がひっそりとありました。
 写真はダメだったのでありませんが、達三は絵も描いていたようで、油絵やスケッチもあります。改めて著作を見ると、『蒼茫』は、第一回芥川賞を受賞しているのですね。ブラジル移民となった秋田の農民を描いたもののようです。かなりの著作がありますが、今はあまり読まれていないのでは? と思いました。こんど『蒼茫』読んでみましょう。『僕たちの失敗』は若い頃に読んだような気がするのですが、まったく内容は覚えていません。

 秋田県横手市で生まれ、2才から7才まで秋田市で過ごしたようです。
 達三の言葉として、「文学には社会的視点が必要」とあったのが印象的でした。

    岩手の散歩中にいたトンボ

 

菊焚く

2015年10月20日 | 日記
        

 岩手のうちの近所に、このような状態になっていて、晩秋の景色だなあと思いました。
 「菊焚く」。ものにしたいけれど、なかなかできずにいる季語のひとつです。が、改めてみると実は歳時記にはちゃんと載っていなくて、枯菊のところに、「焚くとほのかなにおいがする」と説明がある程度なのでした。つまり冬の季語ということですね。

お寿司の日

2015年10月19日 | 日記
      

 先日秋田の母のところへ行った日、年に一度? のお寿司の日でした。
 それぞれのテーブルに一皿5かんくらい? まずは配膳し、その後お好みのものをここで握っていただけるよう。刻み食の方には、それに対応。具をたたきにしてありました。
 三食ご飯を出してもらえるというのは、ありがたいことです。
 施設での暮らしは、全てよし、大満足というわけではないでしょうが、私達子供にとっても、母にとってもよい選択だったのでは? と思っています。
 秋田はこれから寒くなりますが、施設内はそれを感じることなく過ごすこともできます。私は今年もう一度行けるかな? どうかな。

落穂

2015年10月18日 | 日記
       

 おかげさまで、今年も無事に新米がとれました。
 落穂は、仏壇に。

 今年はあまり丁寧に落ち穂拾いをしないでしまいました。なので刈田には、早速カラスが来て落ち穂をついばんでいました。冬になると白鳥も食べに来ます。
 イナゴもピョンピョン飛んでいました。あれが貴重な食料でもあったことはわかるのですが、やはり食べる気持ちにはなれません。子どもの頃に食べていたら違うのでしょうが。
 

鵙(モズ)の高鳴き

2015年10月16日 | 日記
       

 望遠でやっと捉えたので、尾が枝で隠れ、特徴がいまひとつわかりません。
 
 鳴き声がとても特徴があったのです。
 
 タタタタタタタ、というか、ツツツツツというか、その中間というか。とにかく、変っていました。そして、頭に浮かんだのは、「鵙の高鳴き」という言葉。言葉を知っていたけれど、実際に聞いたことはなく、もしかしたらこれ? と思い検索したところ、まさにそうでした。ただ画像が確かにモズかというと自信がありません。モズはくちばしが特徴があるのですが、ちょっと違う気もするのです。

 この写真の鳥がモズかどうかは、いったん置いて。
 鵙の高鳴きについて調べてみました。

 晩秋になると、鵙は一匹だけでなわばりを持つのだそうで、戦闘的になり、このような声で鳴くとのこと。
 「モズの高啼き七十五日」といい、モズの高鳴きを初めて聞いてから75日目に霜が降りだすとして、農作業の目安にしている地域もある、とのことでした。

 写真が不鮮明ですが、この鳥、ちがうよ、○○だよ。とか、うん、モズだよ、とか、詳しいかた、ぜひ教えてください!

 * 東京にもどっておりますが、しばらく秋田&岩手ネタが続きます。モズ?を見たのは、岩手の散歩途中です。
  でも、東京のうちの近くでも、鳴いていたのですよ! やっぱりモズだと思います。
  あとは鵙のはやにえ(文字が出ない)を見たいなあ。

書影が出ました

2015年10月15日 | 自作紹介
 福音館書店の新刊案内に書影が出ました。(書影のところをクリックしてみてください)
 11月中旬に本が出ます! 予告でしたー。
 表紙、いいでしょ? 蔵フェチの私にはたまりません。
 一ヶ月後ですが、よろしくお願いいたします。