fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

岩手の散歩道

2024年08月30日 | 日記
     

 実りの秋。

      
 ガマが穂綿になりつつあります。

       
カヤの木。

       
 カヤの実。
 『ぼくらは森で生まれかわった』の舞台モデルの地。この木も出てきています。

        
 以前、この実をバケツいっぱい拾っている方がいたので、どうするのですか? と尋ねたところ、燃やして厄除けにすると・・。

 『ぼく森』と同じ出版社さんから、今年も出ます。

      
 
 初校。本の形でお送りいただきました。矢印がキーワードです。イラストがすばらしくて、元気が出る本になりそう。お楽しみに!

岩手のおいしいもの

2024年08月30日 | 日記
       

 くるみ餅。生産は一関でした。一関は世界遺産平泉があるところ。餅文化の地です。

      

 三陸産のとろろめかぶ。東京のスーパーのものとは、鮮度が全然ちがいます。

      

 ホタテ。これ、陸奥湾のものかもしれません。
 以前は三陸産のホタテが一枚100円くらいで、スーパーで買えたのですが、今150円。
 まわりが焦げてて見た目悪いですが、ガスコンロで焼いているので。おいしいです。

 陸奥湾のホタテを書いたのが、『東北おいしい物語』の「チームじょっぱり」です。
        

 先日は、tbcラジオ、gogoはみみこいラジオな気分、「みちのく児童文学リレー」コーナーでご紹介させていただきました。
       


岩手の花

2024年08月30日 | 自然観察
 岩手の家は、畑ももうやっていなくて、花も自然に出てくるもののみ。

      

 ミョウガは、家の裏にいっぱい。もう花が咲いて、終わりですが、かろうじて食べられました。キュウリと会えるとおいしい。大好きです。

     
 露草。

    

 ニラの花。
     

臭木の花(クサギ)

2024年08月30日 | 自然観察
       
 そばを通ると、いい匂い。決して臭くないのに、どうしてこういう名前なのでしょう。
 少し実になりかけてます。実がまた、花と全然ちがって、いいんですよ。
 
 夕方の散歩も、少し涼しくなってきました。

      

 空も秋。

岩手にいます。きょうからは、秋田。
  来る直前に、初校送りますと連絡があり、岩手に送っていただきました。仕事がおいかけてきてくれて、ありがたいです。
  様子は、後ほど。

郵便局のゴーヤ

2024年08月29日 | 日記
 地元の郵便局では、毎年夏、日よけのゴーヤカーテンをしています。
 そこで収穫されたゴーヤをいただきました。

      
 嬉しい。ゴーヤチャンプルにしました。

 それにしても、10月から郵便料金が値上げ。
 メールで済ます場合が多くなり、値上げしないと成り立たないのかと思うものの、値上げになると、ますます使わなくなる。負の連鎖のようにも思います。
 出版社さんもペーパーレス化が続いています。
 クレジットの明細などは、手数料100円前後を払って、毎月送っていただいてます。

 年賀状も、いずれ、区切りをつける日が来るかなと思っています。

夏休み終わり

2024年08月28日 | 日記
 地域によっては、もう二学期が始まってますね。

          
 『家守神③ 金色の爪と七不思議』では、主人公拓が夏休み最終日に、まだやっていなかった自由研究をします。
 ネットで選んだのは、「雲を作る」研究です。ペットボトルの中に雲を作る! これ、私も実際にやってみました・・。
 なるほど、これ、雲か・・。 
 小学生のころ、家族と鳥海山(山形と秋田の県境)に登り、少し上に雲が見え、あそこまで行けば雲に触れると思って頑張っても、頑張っても、雲がない。霧の中にいるだけだったという経験があります。
 
 その『家守神』シリーズ、いよいよ最終巻、5巻も入稿です。発売は12月予定。
 終わるのは寂しいけど、いいラストを書けたという気持ちでいます。
 1~4巻未読の方は、ぜひ読んで、ラストをお待ちください。
 
子ども達が、気持ちよく二学期を送ることができますように。

      

一年が過ぎました。

2024年08月27日 | 日記
 一年が過ぎました。
 何から? というと、意識朦朧的になり二度救急車で搬送されてから、です。
 一度目は、2023年6月7日でした。軽い熱中症と診断され、点滴ですぐに元気になり帰宅。でも一ヶ月経たずに、再度同様のことが起きました。詳しくは書けないのですが、いろいろ検査をし、ある病気の可能性にいきつき、服薬を始めました。それが10月。なので、服薬開始からはまだ1年は経ってません。
 でも、薬が効いていて、その後は普通に過ごしています。一生飲むのかどうなのか? はわかってません。
 去年の今頃は、まだ不安があり、いくつかお仕事もお断りをさせていただきました。
 その頃は、集中力も低下して、仕事は午前中くらいしかできなくなってましたし。
 医学はありがたいです。その後は、体力は衰えているとはいえ、普通に仕事もできています。
         
 
 こう書くと、何の病気? と思われるでしょうね・・。なので今まで書かずにいました。癌のような命に関わるものではありません。いつか、詳しく書けるといいのですが、今はすみません。
 一日一日が大事。

 絵本作家のよしたけしんすけさんが、ずっと、微うつ(軽い鬱)で苦しんでいらしたことを公表されました。だからこそ、あのいろんなことを分析した絵本(それをユーモアで書いている)ができたんだなと納得もできました。ご本人はつらいと思いますが、公表された勇気に拍手。
 


 

カカオニブ

2024年08月26日 | 日記
         
 右の二つが、カカオニブ。ベトナムのおみやげです。
 カカオ豆を細かく砕いたもので、チョコの原料とのこと。食物繊維で、余分な糖や脂を排除してくれ、ダイエット効果があるそうです。カカオ100パーセントのチョコの味でした。

        ヨーグルトに入れて。

 上の写真の左側のものは、蓮茶ですが、まだ飲んでいません。飲んだらレポートします笑。

俳句甲子園がはじまります。

2024年08月24日 | 日記
 松山で、俳句甲子園が始まります。
 東京都からは、女子2チームが参戦。地方大会で敗れた開成高校も投句審査で進出です。
 もちろん、他の県のチームも勝ちを狙ってくるでしょう。
 楽しみです。

      

 『わくわく子ども俳句スクール』2巻『俳句を楽しもう』(おおぎやなぎちか著・辻桃子、安部元気監修/国土社)にも、俳句甲子園のことを書かせていただいています。*今アマゾンで品切れなのが、残念。

     

     

時々読み返したい童話

2024年08月23日 | 日記
たかどのほうこ作『へろりのだいふく』。
三木卓作『ばけたらふうせん』。
どちらも幼年童話です。

動物たちを擬人化した物語は、人間の子どもだと制限されるところを、飛び越えることができます。
『がまくんとかえるくん』はどちらも一人暮らし。だからこそ成り立つ物語。
先日読んだ『くーちゃんとぎんがみちゃん』は、チョコの銀紙とチョコの擬人化。しかもかわいい女の子。こちらも一人暮らし? そして二人で海へ行ったりします。
人間だと、学校帰りの寄り道もままならない昨今ですので。

        ママコノシリヌグイ

ベトナム・バッチャン村での陶芸体験

2024年08月22日 | 日記
 今年4月に行ったベトナムでも、陶芸体験をしました。
 ハノイに近いバッチャン村は、ほぼ村全体が陶芸品のお店や窯場です。
 ろくろは、手回しでした。気軽に楽しめ、色付けもして、帰り、その後娘の家に焼いた完成品が送られてきていました。


 夏に帰国した娘から、渡された私の作品笑。

塩の瓶が映ってる・・。ここ、本を作るための作品だったら、撮り直しですが、このブログはご容赦を。
 最近読んだ本も映ってますね。作者さんだったら、「わたしの本だ!」とわかるかな? どちらも考えさせられたし、面白かったです(詳しく書く余裕がなくて、こちらもすみません)。

しかし、日本での体験は、成型後はしっかり乾燥させてから素焼き→絵付け→焼くと、乾燥の時間が必要でしたが、バッチャン村では、それがなし。たぶん観光客向けのお手軽体験だからでしょう。
 日本には江戸時代、安南焼きとして伝わっていたとのこと。その頃は中国の支配下にあったわけです。

水を入れて飲んでみましたが、厚ぼったい笑。でも土を触って形つくる体験は、いいです。孫達も楽しんでました。ベトナムのいい思い出です。

陶芸体験

2024年08月21日 | 日記
         

 ずーっっと前にした体験ですが、楽しかった。
 秋田市郊外の不衒窯(ふげんがま)です。

 今年出る本の中で、陶芸体験を出してますが、このときの体験をいかし、先生にもチェックをしていただきました。これは板づくりという手法で作ったもの。形はいいけど、釉薬がぼてっとしすぎています。さっとやらずにおそるおそるつけてるからでしょうね。

      
これも。釉薬は、秋田杉とあきたこまちの籾殻を焼いた灰で作ってらっしゃるとのことでした。

      

 これは、その先生のもとで長年修行している友人作。レベルが違います。呉須という絵の具で描いています。

八月

2024年08月20日 | 日記
 八月も後半になりました。
 六日、八日、十五日。この三日間は特別です。
 終戦から八十年近く経ち、リアルに戦争を知っている方がどんどん少なくなっています。
 でも、伝えようとしている若いかた子ども達の姿も、報道されました。
 だいたいが、NHK。民放は、相変わらずのクイズやドラマなど。

 靖国神社に対して、抵抗のある方も多いでしょうが、私は戦死した方を祀る社はあっていいと思っています。死んだ伯父があそこにいるという気はしませんが。以前は何度か出かけて、奥にある資料館を見ていました。それが、あるとき、立派に建て替えられ、それから行っていません。
 零戦とか、人間魚雷とか、遺された手紙とか、とても貴重な資料が、以前は普通の公民館のような建物のガラスケースに素朴に並んでいたのに、きれいに「見せる」形になっていて、違和感がつのりました。
NHKのドキュメンタリーでは、特攻をやってました。零戦で突撃するのは、映画にもなってます。潜水艦から放たれた人間魚雷の内部の様子に、呆然となりました。そうです。回天には窓なんてありません。外がまるで見えないのです。その状態で乗り込んで、敵に突撃しなくてはならなかったなんて・・。
 特攻で亡くなられた若者の数は6000とも言われているそうです。
 自国民を殺すなんて、自爆テロと同じ。上に立つ人間の判断が間違うというのは、恐ろしいことです。現在の世界では、プーチンがその最たるもの。
『昔はぼくと同い年だった田中さんとの友情』というドラマもよかったです。現代の子達に、こうして伝えていくことはある種使命です。



句集『広島』

2024年08月19日 | 日記
 句友、葉音さんが、「ゆふがほ通信」というのを送ってくださいます。ご自身が幹事をしている句会の通信です。そこに今月、句集『広島』の紹介がありました。
 ご了解を得たので、転載させていただきます。

1955年に公募作品と、著名な俳人の句を交えて出されたものだそうです。一部です。
 
 日に灼けし骨片を目つむりて拾ふ   広島 伊賀崎静子
 炎天下筏となりて屍往く   広島 伊藤ひろ江
 ごくごくと姉が水飲む原爆忌  広島 橘冬青
 原爆のまち停電の林檎つかむ   神戸 金子兜太い
 広島に月も星もなし地の硬さ  大阪 西東三鬼


 震災もそうですが、直接知らない人間はなかなか詠めないもの。語り継ぐことは必要です。

      
 風船葛