fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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年の果

2014年12月31日 | 俳句

 衿首を剃つて仕上げや年の果   辻 桃子 (「童子」2013、3月号)

 皆様一年間、どうもありがとうございました。よいお年をお迎えください。

  選挙に行った小学校の水車

          


夢の世

2014年12月30日 | 俳句

 夢の世に葱を作りて寂しさよ    永田耕衣

 俳句は思いを言わない、ということをいつも念頭に置いて俳句を作っています。そのためには写生の力を身につけなくてはなりません。これが、意外と難しい。で、時にこのような幻想的な、ちょっとどういう意味かすぐにはわからないような俳句にも心惹かれるものです。夢というふんわりとした言葉から始まっている句ですが、葱という土着の象徴のようなものを持ってきているところで、地に足のついた感も出ているのでは? と思う次第です。(なんて、私が講釈をたれるなんておこがましい。とても有名な句です)

 今年もあと今日明日。あわただしい中で、ちょっと現実から離れるひとときを。

  さいたま市某所から見えた富士


年の暮

2014年12月29日 | 俳句

 ともかくもあなたまかせの年の暮     一茶

 という感じの私ではありません。今年は、クリスマスは全く何も飾らず、クリスマスらしいものも食さず過ごしました。でもお正月はそういうわけにはいかないのでね。お雑煮は食べたいし、栗きんとんは作りたいし。いろいろ食材買っておかないと。

  さいたま市で見た豪華なお地蔵さん

 何がって、よだれかけが、ミキハウスだった。


数え日

2014年12月28日 | 俳句

 今年もあとわずか。こうして、あと何日で今年も終わり的な季語が「数え日(数へ日)」。

 ちょっといろいろがいろいろで、あれこれあわただしく、ブログを休もうかなあと思ったのですが、そうよ、こういうときのための俳句よ。ということで、これからしばらく今の時期にふさわしいかな? と思える句を置いておこうと思いました。味わっていただければと思います。俳句の合間に近況などときどき織り込もうと思います。

 ということで、

 数へ日の泡噴いて芋煮えたぎる    辻 桃子 (「童子」2013年3月号) 

  近所の金柑


「アナと雪の女王」

2014年12月27日 | 日記

 DVDで見ました。うーん。しのごの言わず、ミュージカルアニメとして、歌を楽しむ作品、かな。アナの表情はかわいいと思いました。でも戴冠式の後、山にのぼり氷の城に行ってしまったエルサは、何も飲み食いもしなかったのかなあとか、そんなことが気になったりして……。あれは二日間くらいの話? エルサはどうしてあんなすごい魔法を持っていたの? 城のけらいとかは力をわかっていたはずなのだから、戴冠式のやり方だって考えるだろうに(←しのごの言ってるよ) でも、あの音楽が頭の中でリフレインしているのですから、その影響力はさすがです。

「ベイマックス」も見たいと思うのですが、やっぱりDVDかな。

   多摩センターのイルミネーション


『すてきな恋がいっぱい5つの話』(きらきら宝石箱)ー文渓堂

2014年12月23日 | 自作紹介

             右は台湾版です

 このたび、増刷になったとのお知らせをいただきました。私は、中に「勾玉ミラクル」という1編を書いています。中学年以上向けかな。

 クリスマスプレゼントをいただいた気分です。増刷になるということは、また書店に並ぶということ。表紙のあんびるやすこさんの絵はホントにかわいらしいので、子どもたちが手を伸ばしてくれると嬉しいな。(いわゆるジャケ買い)


『モーモー村のおくりもの』(堀米薫)ー文研出版

2014年12月22日 | 本の紹介

                中学年から

 宮城の牛飼いでもある、じょうさんの新刊です。

 母を亡くして、獣医である父とともに、美咲はモーモー村へ一年間という期限の約束でやってきます。人よりも牛の数の方が多いというモーモー村。ついてすぐに出くわしたのは、牛の出産でした。

 何しろ、堀米さんは牛を何百頭も飼っている牛飼いですから! その描写は迫力があり、かつ平易で子どもたちでもすんなりと読むことができます。実際に牛たちと日々暮らしているからこそ描ける描写が満載なのです。牛の鳴き声しかり。モウモウだけじゃあないわけですよ。

 脱帽です。自然、命、人の暖かさがいっぱいのモーモー村へ、私も行きたい。

 この物語は「ちゃぐりん」という雑誌で、連載されていました。書店では売っていないのですが、農協系で取り寄せることができる雑誌。私は岩手で、たまに農協に出かけるのですが、そのロビーにあるので、この物語も、中の1編を読んでいました。でも、一冊になると、その暖かさ楽しさが何倍にもなった感じ。もちろん加筆もされているとのことです。

 都会の子どもにも、そして田舎の子どもにも、そして大人にも読んでもらいたい一冊です。


ひっつき虫

2014年12月21日 | 日記

             

 川原を散歩していると、たくさんあります。猫を飼っていた頃、よくこれを体中にひっつけて帰ってきてましたっけ。

  調べたら、コセンダングサというらしいです。アメリカセンダングサというのも、ありますよね。あれも、ひっつく。ひっつき系の草のようです。

 同じひっつき虫でも、「おなもみ」という草の実は、なんと絶滅危惧種なのだそうです。いつか見た記憶があるんだけどなあ。数年前? たしかに最近は見ないか。


干し芋

2014年12月20日 | 日記

            

 このごろのマイブームが、この干し芋です。買っておいて、小腹がすいたときに食べていますが、おいしいし、健康的♪ もともとお通じは悪くないのですが、さらによくなってもいます。便秘ぎみの方がいらっしゃったら、おすすめです。実はこれを食べるようになって、以前より食べているのにもかかわらず、体重が若干ですが、減ったのですよ。ダイエット食品でもあるかも。

 それに安いことも嬉しい! 「繊維質が腸の働きを助け、健康で美しい体をつくります」と書いてます。買った直後は柔らかいけど、翌日とか翌々日になると(ラップが甘いからか)少し堅めになり、顎の周辺の筋肉も鍛えられそう。

 


歳末のアキバ

2014年12月19日 | 日記

 年賀状の印刷をしました。宛名は手書きなので、まだです。宛名の印刷、以前やったことはあるのですが、すぐやり方を忘れてしまう。で、結局まあいいか、手で書こうと。

 プチ冬ごもり中ですが、先週でかけたときの写真を小出しに。

  ヨドバシカメラ口です。

 13日、上野から中野へ移動する合間に、アキバに寄りました。電気街口ではなく、ヨドバシカメラ口に出て、こちら側にあるパソコンショップ(中古、ジャンク品の)ととなりのホビーオフを眺めてきました。景気がいいのか、歳末だからか、すごい人でした。やはり外国人率が高い。(外国語がとびかっていました)あとは、リュック率か。


編集中

2014年12月18日 | 日記

 北海道や東北、そして北陸も荒れ模様。岩手も雪だろうか。家のまわりはどうなっているか。私はこの冬、岩手秋田へ行かずにすます予定。なにか突発的なことがない限り、次に行くのは来年の3月です。きのう東京はピカピカの晴れ。風は少々冷たいけれど、北国の凍りつく寒さとは比較になりません。

 さて、ただいま「童子句帖」の編集を担当しています。

 

 去年の今ごろ編集して、3月に出た最新版が、もう残りわずかということで、新しい句帖の編集に入っています。句帖なので、空白の多いノートなのですが、一年間の「童子」から、維持会員の句を一人一句、300句弱をピックアップして、載せてもいるので、その作業です。今回は巻末の季寄せの見直しも仰せつかりました。

 入力の後は名簿との付き合わせや、並べ替えなど地道な作業ですが、みなさんの句を読みながら、いいなあと思える幸せもあります。

 冬の灯に聞いてよと言ふ聞くと言ふ    銀河 みゆ(「童子」)


上野の彫刻たち

2014年12月17日 | 日記

 上野は久しぶりでした。まずは、この人。

  考える人(ロダン)

  カレーの市民(ロダン)

  カレーの市民(別アングル)

  弓をひくヘラクレス(ブールデル)

 いずれも、国立西洋美術館の庭でした。立派なもんです。カレーの市民がいいな。中へは入らず、庭を素通りして彫刻だけながめて、公園の奥へ行ったのでした。「考える人」のいる「地獄門」もあります。

 


お祝い会

2014年12月16日 | 日記

                      影が映ってごめんなさい。

 「季節風」の仲間、松弥龍さんの初出版(『ぼくとお兄ちゃんのビックリ大作戦』ポプラ社)をお祝いする会が、中野のレストランで開かれました。私は13日上野でコンサートを聴いてから、アキバへ寄り、そして中野へ。

  みなさんのスピーチ、そしてご本人の挨拶、とてもよかったです。真摯に書き続けてらした当然の結果としてできた本なのだなと思いました。松さんのお人柄が作品にもにじみ出ています。松さん、改めておめでとうございました。

 「季節風」関連のイベントになかなか出かけられずにいたのですが、久しぶりにお会いしたみなさんの暖かさ、そしてエネルギーに、行ってよかったと思いました。


コンサートin芸大奏楽堂(上野)

2014年12月15日 | 日記

 13日、友人からチケットをいただき、たまには音楽に浸りたいと、出かけてきました。フルオーケストラの映画音楽を堪能。バッハの「トッカータとフーガ」からロッシーニ「セビリアの理髪師」、アルビノーニ「アダージョ」、チャイコフスキー「白鳥の湖」など映画に使われたクラシックから、映画のために作られた映画音楽まで。いろいろいろいろ。オーケストラは芸大の先生や学生、芸大フィルから集められたメンバーでした。

 後半は、シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき(2001年宇宙の旅)、「美しく青きドナウに」、「ゴジラのテーマ」「スターウォーズ」のメドレーまで。よかったです。スターウォーズのジャジャジャジャーンときたときには、目頭が熱くなりましたよ(なにしろ、一番好きな映画なので) 指揮者の真後ろ2列目の席で、迫力ある演奏だったなあ。生はいい。

  パイプオルガン

 旧芸大の奏楽堂は、木造の趣のある建物ですが、現在は改修中。でかけたのは、芸大の敷地の中の立派な奏楽堂でした。

 旧の方はときどき芸大の学生さんの演奏会があり、しかも、入場料だけで聴くことができるとあって、私は以前なんどか来ていました。でも、最近は足が遠のいていたのです。現在は場所を変えて行われている模様です。学生さんのミニコンサートに関しては、確か木曜日の午後だったような……。もしご興味のある方は、HPでお調べください。

  旧奏楽堂(上野公園内)