児童文学の同人誌はたくさんあり、その多くが同人誌の雑誌を発行しています。
ふろむの皆さんの場合、定期的な雑誌ではなく、このようなアンソロジーとして発売になるというのが特徴。なんと3冊目です。
みちのく童話会の田沢五月さん、ちばるりこさんもメンバーです。
「黒いリフト」 ちばるりこ 怖い話です。リフトって、それでも、宙ぶらりんで運ばれて、風が吹くと揺れるし、乗り降りには緊張するし、怖いです。それが一つだけ黒い座席のが回ってきたら・・・。
そして急にリフトの速度が速くなったら・・・。怖すぎます。
気を失って、気づいたときには親切な女の人に助けられていました。が・・。
順を追って怖くなっていく、段階がさすがです。
「真夜中のコンサート」 田沢五月 は、逆に最初は幽霊? 怖い話? と思っていたら、そうじゃなかったという展開。
トラツムギという鳥の鳴き声がキーポイントです。
主人公が最後に将来の夢を語るところが、私は大好き。
トラツムギの声、ネットでは聴くことができましたが、実際に確かめたいです。
かわのむつみさんとは、いろいろな会でご一緒になってます。なんと表紙のイラストがかわのさん。そして本のタイトルになっている「魔女やしきのサーカス」がかわのさんの作品でした。子ども達、絶対好き。私は今でも、古い洋館があると、入ってみたいなあと思ってしまうたちです。
「落合くん」 加藤りょうこ
「ゾンビがきたぞ」 鳥野美知子 もよかった。
もちろん、他もいろいろで、楽しい1冊です。
きょうは、所属している日本児童文芸家協会の集まりがあります。
本当は総会から出たらいいのでしょうが、夜までずっとだときついので、年間賞の贈呈式と懇親会に出席。すでに何人かの方と、「お会いできますね」と連絡しています。楽しみ。
本当は来週がもうひとつの団体日本文学者協会なのですが、今年は秋田の関係と重なり出ることができません。
本日お会いできる皆様、よろしくお願いいたします。