fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

中秋の名月

2023年09月30日 | 自然観察
 写真はありません。
 秋田で見上げました。
 中秋と、仲秋と、どう違うんだったか。
 新築の友人宅を訪問して、楽しかった!

       

  これは、前日の夕方。

  秋田新幹線の盛岡から秋田まで間の川が、めっちゃきれい!

       

テレビの報道について

2023年09月29日 | 日記
 インボイス制度が始まる! となったら、やたらテレビで解説が始まりました。
 今この瀬戸際になって、やっと? 遅すぎませんか? 
  
 J事件についても同様です。報道解禁? つまり、規制があった? 
 あれ、野放しにされてたって、あり得ないでしょう。自分の息子や孫がと思ったら許せないはずです。

 でもテレビをつけると、旅番組、おいしいものの紹介番組がいっぱい。もちろん、これで景気がよくなる効果はあるんでしょうから、否定はできないけど。あと、クイズ番組ですね。同じ芸人があっちでもこっちでも出てらして。
 先日やってたNHKの「魔改造の夜」は、おもしろかった! 無邪気に真剣にネコのぬいぐるみを改造する大人達(エンジニア)、いいなあと思いました。
 
 本を紹介する番組をやっていただきたい。
 
       

『5分で本を語れ チームでビブリオバトル!』赤羽じゅんこ作・浮雲宇一絵(偕成社)

2023年09月28日 | 本の紹介
     

 赤羽じゅんこさんとは、『なみきビブリオバトル・ストーリー 本と4人の深呼吸』でビブリオバトルの本を一緒に書きました。続編も出たので、何度も一緒にビブリオバトルを体験もしました。
 その後、何年経ったでしょう。こうして、単著としてビブリオバトルの本を出されて、素晴らしいです。
 童夢とさくやという二人が、最初校内のビブリオバトルで一騎打ち。でも童夢は惨敗します。
 そこから、今度大きな大会に出ることになった二人のそれぞれが描かれ、そしてラストで交わります。この流れもよかった。さくやの性格描写にも感心しました。
 そう。書き手として、すごく勉強になりました。これから改稿しなきゃならない作品の方向性が見えたような気もしました。感謝。
 今、修行中の方にもぜひ読んでいただきたい。あ、もちろん、本を楽しんで。
 ビブリオバトルは、コロナになってから、書店や公民館でやられていたのが、中止になることが多く好きな方は残念だったと思います。でも今ふたたび、活気を取り戻しています。この本、その流れで読んでもらえそう。
 赤羽さんは、11月には、国分寺市のビブリオバトルに参加するそうです。
 アクティブだ! 
 作家としても、長く書かれていて、かつこうして乗りにのってらっしゃいます。
 

『感動文庫』

2023年09月27日 | 本の紹介
 
ストレートなタイトル、これもありですね。
 そして、感動しましたよ、ほんとに。
 自分が、感動できる話をという依頼を受けたら、かなり悩むと思うんですよね。そういう書き手目線でも読んでいました。
「よっていっきゃんせ」は、鹿児島在住の季巳明代さん作。
 鹿児島出身で、東京で「うんまか屋」というお弁当屋さんをやっている家族のやりとりが、もういい感じで! 出てくる食べ物が、どれもおいしそう!! 主人公の隆、料理の手伝いするんですよ。そして、ラストは、じんわり。
「うんまか屋」うちの近くにあるといいのに。 

 光丘真理さんほか、有名作家さんが書いてらっしゃいます。
 ぜひ、お読みください。

 

「オンチの葉っぱ ららららら♪」のご紹介。子どもたちにとって一期一会となるような児童書を岡山県備前市在住の児童文学作家、片山ひとみさんが紹介する番組。

2023年09月25日 | 日記
すばらしい動画を作成し、ご紹介いただきました。
感激です。
 そうなんです。自己肯定感を持ってほしい。私も持ちたい。
 ありがとうございました。

【この一冊】⑨「オンチの葉っぱ ららららら♪」作:おおぎやなぎちか 絵:つじむらあゆこ 子どもたちにとって一期一会となるような児童書を岡山県備前市在住の児童文学作家、片山ひとみさんが紹介する番組。

スペース~白彼岸花

2023年09月24日 | 自然観察


  白い彼岸花もありました。
 散歩してて、植物の変化を見られるのって、いいです。
 この変化があるから、散歩がおっくうじゃない。空の変化も。

 スペースというのは、X(旧ツイッター)でできるんですが、先日初めて体験しました。
 10月1日には、みちのく童話賞の受賞者発表に伴って、やるため、そのお試しをやったわけです。
 ZOOMを初めてやったときも、離れたところの方とつながってすごいと思ったけど、スペースは、誰でも聴けるのだからすごい。素人がラジオをやるみたいな感じです。(ちがう?)
 10月1日20:00から30分くらいやりますので、Xのアカウントのある方は、もえぎ桃さんのところからお入りください(という言い方でいいのか?)
 
 これから、もっとどんどん、いろんなツールができるんだろうなあ。
 

作家が自著を宣伝することについて+アルファ

2023年09月23日 | 日記
 私がまだデビューもしてなくて、作家という職業を意識もしてなかった頃。
 三十年くらい前でしょうか。
 知り合いの小さな出版社の社長さんが、「もう、作家が小説を書いて、ふんぞり返っている時代は終わった」と言っていたのが、とても印象的でした。自ら宣伝しないとダメだというのです。
 なので、私は、自分の本が出てから、できるだけ宣伝をしました。書店さんへの挨拶もできる限りしました。
 それは、私が行き来している秋田や岩手、その途中にある仙台、そして自宅周辺に限っていることなのですが・・。
 正直「誰?」的な反応も多かったです。
 名刺を受けとっていただけないこともありました(でも、そういうとき、私は、ああ出版社の営業の方はこういう思いで、やってくださってるのだなと思いました。私はそういう書店さんには再訪しなかったけれど、営業の方はそういうわけにはいかないでしょう)。でも、多くの書店さんは快くご対応くださいました。その場で、棚差しだった私の本を面陳にしてくださった書店員さんも。本当にありがとうございます。
 そういうご訪問をきっかけに、大展開していただけたのが、未来屋書店多摩平の森店さんです。

       

     
 感謝しかありません。現在も、『家守神』シリーズ、『ヘビくんブランコくん』『ファミリーマップ』を平積みしてくださっています。
 新聞社さんを、自らご訪問もしています(秋田魁、岩手日報、河北新報)。

 さて、なぜこのようなことを思い出して書いているかというと、この夏、体調を崩したことをきっかけに、今後はあまりアクティブにそういう活動はできないなと感じているからです。車の運転も今はやめていますし(今後ずっとかはわかりませんが)。
 家で原稿を書く。編集者さんとやりとりをする。SNSで発信する。そのくらいしかできないかもしれません。
 それでも、もしご要望がありましたら、色紙などはお送りさせていただきますので、おっしゃってくださいませ。このブログへのメッセージでもOKです。
 秋田市の図書館に、講座の企画を持ち込み、俳句の講座もしましたし、自分で部屋を借りて、童話と俳句の講座もしました。これもまた、その後の仕事につながっています! 

以前は知り合いの作家さんの講演会、イベント、好きな画家さんの展示会など、情報が流れてくるとせっせと行ってましたが、こちらも、今後はあまり出かけられないかもしれません。ネット配信も・・。
 つまり引きこもり? まあ、様子を見ながら、無理をせず。です。
 
 あ、でも先日、義姉と電話で話していて、彼女はかなりあちこち病気になってる人なのですが、めっちゃ明るくて元気なんですね。うん、そうだよ、明るくやっていこうと思いましたよ。
と、ここまで書いて、なんか大病でもしてるみたいな雰囲気ですね。
 すみません。悲観的になりやすいたちなんです。ちゃんと普通に生きてますし、暮らしています。仕事もできてます。ただ、これからは外でのことはあまり・・というかんじ。と言いながら、こんどの週末は、秋田へ一人で行ってきますよ。
 
 

インボイス制度

2023年09月22日 | 日記
         

 反対の声が多い中、インボイス制度が始まります。
 昨年から少しずつ出版社さんから、アンケートが来ていましたが、この頃もまた・・。
 私は出版社さんとの間で、この制度を使ってやりとりをするのは無理! と判断しました。
 おそらく、同じ原稿を書ける作家さんが、インボイス登録していらしたら、そちらの方に書いていただいたほうが、出版社さんは利益が出る。のだと思います。
 でも、今でも原稿を書く以外の雑務もいっしょにやってて、やっとの状況。
 大手の会社で経理をしっかりやる方がいないと、対応できないのが今度の制度なのではないでしょうか。
 つまり、夫婦でやってる小さな会社とか、フリーの芸術家とか、大変だと思います。
 私は、このあと10年仕事をしてるかどうかわからないので、もう・・なのですが。
 弱い者いじめ的だなあと感じています。そういうことが、この制度にかかわらず、あちこちで。

棉(ワタ)吹く~「アンクルトムズケビン」について

2023年09月21日 | 自然観察
        

 実は、これ、お隣に成ったワタです。
 うちでいただいた種を半分さしあげたのです。うちは、花は咲いたけど、まだ実になってない・・。
 この状態を、季語で「棉吹く」「桃吹く」。棉の文字は、綿吹くとなっている歳時記もあります。
 採取された状態は、もう綿でいいのか? 

 これから糸にするって、すごいですね。
 私は子どもの頃に、世界文学全集で「アンクルトムズケビン」を読んで、黒人奴隷が綿の畑で労働していたという知識ができました。物語としては、どんなんだったか。
 と思い調べたら、トムは奴隷として辛く、悲しい生涯だったようです。そして、今、アメリカでは、「アンクルトム」というと、「白人に媚びを売る」という蔑称的な言い回しになってるとか。
 南北分裂の危機の時期に出版されたため、アンチ本(白人の元で幸せに暮らす黒人の物語)も出版されたとか、なかなか面白いです。南北戦争のきっかけになったとも言えると・・。リンカーンが、作者ストウ夫人にあったときは、「あなたがこの大きな戦争を起こした小さな夫人ですね」」といったそうです。
 
 トムが最初にいた白人から売られて、転々と主人が変わるのですが、その一人が綿栽培をしていた農場主だったみたい。そこが印象に残ってるわたしって・・。今ネットで、そのあらすじを見て、そういう話だったかになってます。こちら が詳しかったです。赤をクリックすると、サイトに飛びます。

こんなことをつらつら調べると、子どもの頃に読む本は、全てを理解できる必要はないのではとも思いますね。何か印象に残り、大人になってから再読して、こういうことだったのか、こういう背景だったのかと思うのもよし。

秋の七草

2023年09月18日 | 自然観察
       

 萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花

 尾花は、ススキ。
 朝顔は、桔梗という説もあります。
 萩は、ゆるがず。草冠に「秋」ですからね。

 10代くらいのころは、荻とよく違いがわかりませんでした。
 荻に似てるのは、ススキ。
 このブログで、荻と芒(ススキ)の違いを書いた記事は、よくアクセスがあるんですよ。こちら 赤をクリックすると、その記事に飛びます。
 荻とススキ、私、かなり見分けられるようになってます。
 私の散歩コースの川沿いにあるのは、荻だな。でも、お月見のときはススキ代わりに刈ってきます。
 生え方の違いが一番ですね。一定の間隔で広々とあるのは、荻。ススキは株なので。

『センニンじいさんしゅぎょうちゅう!』横田明子作・おしのともこ絵(国土社)

2023年09月16日 | 本の紹介
          

 サッカーチームに入っているリョウマは、お風呂でころんでしまい、右足をひねってしまったため、試合のスターティングメンバーからはずれてしまいました。
 このシチュエーション、サッカーじゃなくても、いろいろな場面でありそうです。つまり、自分が選ばれないということ。
 がんばってきたのに・・。
 リョウマはでも、両親にはそのことを言えません。
 当日はお弁当を作ってもらい、出かけました。そこで出会ったのが、センニンじいさんです。
 このセンニンじいさんが、味がある。
 
 いい展開です。
 作者の横田明子さんは、ベテラン。
 おしのともこさんのイラストもまた、味があるんです。
 イラストレーターとしてのご活躍の場をどんどん広げてらっしゃいます。