fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~4巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。原稿・講演など各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

リベンジ柚子ジャム~一年間お世話になりました。

2020年12月30日 | あいさつ
         

 今回は、白砂糖で煮ました。

 やっぱり、色がきれい。

  

 種も少し入れたまま煮ます。これがとろみになるそうで。

 今年もあと1日ですね。なんとか年賀状も終わりました。毎年ばたばたしてますが、こうやってできるうちは、やりましょう。いつかやれなくなる日も来るかな、なんて。
 
 お節は、簡略。
 きょうは、松前漬けと紅白なますだけ作りました。千切りばっかりしてたなあ。毎年作っていた栗きんとんは、今年はパス。あの裏ごしがね・・。こうして、またひとつ減っていくのでした。
 お正月、普通のご飯でいいって言われているんだけど、普通のご飯だって、作らなくちゃいけないわけだから、実はそんなには違わない。
 
 仕事もあります。実は、編集者さんに、お正月はどこにも行きません。仕事があったほうが嬉しいです。と申し上げ、しっかり校正を送っていただいています。これが、わくわく。ありがたい。頑張ります。

 ということで、今年のブログ納めにします。
 一年間、大変お世話になりました。
 来年は、コロナが収まり、よい年になりますよう。
 よろしくお願いいたします。 

 

初詣前倒し

2020年12月28日 | 日記
 初詣の前倒しって、なんか変ですが。

  谷保天満宮
 たまたま車で通ったときに、駐車場が空いてそうだったので、立ち寄りました。
 
  梅林は、まだ寒々としてましたが、紅白ともに1本ずつ、咲いている木がありました。
 
 

 

 

『なまはげ』池田まき子文・早川純子絵(汐文社)

2020年12月27日 | 本の紹介
          

 大晦日の夜、秋田県男鹿半島で行われている伝統行事なまはげは、ユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
 恐ろしい形相の鬼が、出刃包丁を手に、家々を回り、「泣く子はいねがぁ」「なまけものはいねがぁ」と叫びます。そこだけクローズアップされると、ただただ、怖い鬼。
 でも、そのなまはげが、どういういきさつでこの地に根付いたのか。その伝説を知ると、男鹿の人達が、どうしてこの行事を大切にしているのかが、よくわかります。
 なまはげは、神として999段の石段を上ったところにある五社堂に祀られているのです。

 この民話が、秋田在住児童向けノンフィクション作家池田まき子さんが文、早川純子さんの迫力満点の版画で絵本になりました。

 なまはげは、本来家の中にずかずかと入り、子どもや嫁を脅したあと、「まあまあ」と家主から接待を受けます。今年はどうなのかなと尋ねたところ、かなり縮小して行われるようです。家には入らず、接待も受けず。仕方がありませんね。

 小さい頃、大晦日ではないけれど、男鹿に行って、なまはげを見て、泣いた記憶がしっかりあります。そりゃあ、子どもにしたら怖いですよ。でも、なまはげという鬼は実は神様だと大人になり気づくわけで、そうやって、ちゃんとしろと言われることって、大事だなと思います。
 叱られないように、勉強する。家の手伝いをする。最初はそうでも、それが身につくように、という先人の知恵でもあると思うのです。

 池田まき子さん、以前も書いたことがありますが、高校の同級生です。池田さんはノンフィクションの分野ですが、同じ児童書の世界で、こうして活躍されていること、とても励みになっています。

「みちのく山のゆなな」河北新報連載が終了しました。

2020年12月25日 | 自作紹介
       

 9月から毎週木曜、河北新報夕刊に連載していた「みちのく山のゆなな」が、昨日17回で、終了しました。夕刊のない地域は、今朝の新聞に載ります。
 イラストは、最終話。ゆななが赤ちゃんのときのエピソードです。
 物語は、ちょうど秋から始まり、里の秋祭り、神無月(山神様のお留守の山での事件)、クリスマス、新年と途中からは季節を先取りし、最終回は夏の物語でした。
 
 東北に伝わる民話や、東日本大震災のこと(ちょうど10年前、ゆななが生まれた年のできごと)も書くことができ、私にとって大切な作品になりました。

 Tさんからは、山神や海神も震災のことに心を痛めているというところに共感したと言ってくださいました。

 担当してくださったKさんの感想も、記録させてください。

 神話的な世界でありながら、身近で、時にはユーモラスさも感じました。愛らしく気の強い主人公のゆなな、威厳がありながら、どこか人間的なととさま、登場人物のキャラクターがきっかりと浮かび上がり、読者を引き込む魅力がありました。さまざまなエピソードではらはらどきどきしなからも、どこか懐かしく安心感を持って読めたのも、物語を貫く芯がしっかりしていたからだと思います。素晴らしい世界でした。

 新聞の1面を使い、仙台在住イラストレーター古山拓さんのイラストが毎回、1~2枚はいるという豪華な連載をさせていただき、感謝しかありません。
 古山さんの絵は時にやさしく、時に迫力があり、時に美しく、すばらしかったです。
 
 さて、これを何とか本にしたいと思っているところです。

オンライン面会~ドネペジル

2020年12月24日 | 日記
 先日、秋田の施設にいる母とオンラインで面会ができました。
 今年はコロナでずっと面会ができなかったので、一年以上ぶりです。
 10分間だけですが、よかった。
 95才の母、私(娘)、私の娘(孫)、娘の子たち5才と2才(ひ孫)での面会です。
 電話では話してましたが、顔を見られるとやはり違います。元気そうでした。
 母は、認知症予防の薬ドネペジルを10年飲んでいます。そのおかげもあってか、しっかりしていて、それが助かります。施設でも、最高齢ではないけど、それに近いのではないでしょうか。
(*薬に関しては、副作用などもあるのかもしれませんが、母に関してはそれもなく、でも安易にお勧めはできません。もしご興味のある方は主治医にご相談ください)

    5才(もうすぐ6才)の絵。恐竜の名前は、聞いたけど忘れました。赤いのは火山だそうです。

パンのプレゼント

2020年12月22日 | 日記
 古くからの友人が、手作りのパンとアップルパイを送ってくれました!! 

  

  一種類ずつ並べてみましたが、夕方届いて、すぐに全部は食べられないので、冷凍しました。その前に写真を撮ったので、光の加減がいまいち。もっともっとおいしそうです。

 そして、もちろん、最高においしかった。
 私は、こういうことができません。分量をきっちり量ってやることができないのです。なんかはしょってしまう。
 
  アップルパイなんて、葉っぱの形で、超かわいい。

 子供がまだ幼児期にすんでいたアパートで、一緒の方なんですが、お話しているうちに秋田出身ということがわかり、お互いが引っ越してからも年賀状のやりとりは途絶えず、割と最近、私がインスタを始めたら、彼女のおいしそうなパンであふれたインスタを見つけ、またやりとりが始まっていました。私が「おいしそうだなあ」「いいなあ」とコメントをしていたら、(これって、送ってっていってたようなものですね)送ってくれました。
 

冬至

2020年12月21日 | 日記
       

 きょうは、冬至。
 明日から日が延びていきますね。
 
 柚子はあるので、柚子湯にします。
 お昼のうどんには、皮を刻んで入れました。
 小分けにして、冷凍して、うどんやそばのときに、使います。  

『ジャンプして、雪をつかめ!』毎日小学生新聞でご紹介いただきました。

2020年12月18日 | 自作紹介
          

 12月5日の毎日小学生新聞でご紹介いただいていました。
 おお。東直子さんの絵本と一緒。うれしい~。読まなくちゃ。

 東北、北海道の雪、すごいですね。まさに『ジャンプして、雪をつかめ!』の世界です。
 雪かき、大変だと思います。
 っていうか、岩手のうちに今行ったら、道路から玄関までたどりつけないかもしれません。
 
 

手をのばしつづけるしかない

2020年12月17日 | 日記
 かわせみ句会という児童文学者の皆様との句会を主宰しています。
 ここにも何度か書きましたが、おばあさんの知恵袋という絵本屋さんでやっていました。でも今コロナのため対面ではできず、ネットでの句会に切り替えています。(といっても年に2度程度)
 このたびは、夏雲システムを使ったので、かなり私の負担も減りました。
 新しいメンバーも2人増え、楽しくできました。
 
 そこに新たにもう1人の参加希望があったのですが、お断りさせていただきました。大変申し訳なく思います。(ここは、見てないかもですが)いずれお店での句会にもどるはずなので、人数的にはもういっぱい。また、私は結構しっかり一句一句を見て添削します。その方の個性や勉強の段階なんかも、実は考えちゃったり。なので、これ以上の句は難しいというのが本音です。
 厳しくばしっと、忖度なく、切り捨てたりもします。実はこれ、体力がいるんです。
「おおぎやなぎさん、厳しいよね」(これ、俳句ではなく)と何度か言われたことがありますが。厳しくするって、疲れることです。こっちが、けっこうつらい。そこを悩んだりして、またそこで消耗もします。なにやってんだい? と思うこともあります。
 ということで、そういうことをできる範囲には限界があるわけです。

 でも俳句をやりたい、興味があるのでしたら、今本はたくさん出ています。ネットで検索すれば、初心者が出られる句会もたくさんあります。勉強の仕方はいろいろ。自分で探ることをするかどうかは、実はそのあとにも、ずいぶん違ってくるのではと、私は思うのです。これは俳句に限ったことではありません。
 受け身はだめ。
 ツイッターに、こんな投稿がありました。(意訳です)

 手に入れたいと思ったら、手を伸ばし続けるしかない。向こうがこっちの手の中に入ってくるのを待っていたら、いつまでも手に入らない。なりふりかまわず手を伸ばし、つかもうとしなくてはならない。

 全く同感です。

  石蕗

東京の冬・東北の冬

2020年12月16日 | 日記
 東北、北海道は雪ですね。しかも、かなり・・。
 岩手の家がある町の映像がテレビで出てました。うわあああ。
 うちの玄関から道路まで、埋もれてるだろうなあ。

 それに対して東京のすかっとした天気。寒いですけどね。
  

 ひとつひとつ、仕事をしていきましょう。これまでそうしてきたように・・って、実はこれまでのような勢いではできなくなっています。でも、ひとつひとつ。
 
 AIYA(秋田を中心とした児童文学の会)の合評作品も集まりました。皆さん、締め切り厳守で偉い! しかも、ちらっと見たら、第一回の前回より、またよくなっているっぽくって、嬉しい。読むのが楽しみです。

いろいろあります

2020年12月15日 | 日記
 いろいろあっても「書く」ことが私を支えてくれていることを再認識しています。
 人によっては、その支えが他のことの場合もあるでしょう。
 何もなくて、ただただ幸せな人なんていない。
 私はいろんなことが順調にいってると思われがちなのかなと感じることが、ままあります。
 とんでもない。
 
 去年の今頃もだったんですが、人の悩みを聞いていて、傾聴というのが大事だとはわかるので、聞くんですが、気づくととても心が重くなっていました。それは、私だってこういうことがあるんだよって言いたいけど、少しは言うけど全部は言えない。すると、それが常に心の中で渦を巻くんです。
 それが、この数日もまたありました。(別件で)
 相手の方はそりゃあ、大変。でもね、こっちだって大変なことを頑張ってきてるのよ・・となります。
 
 で、結論は私には「書く」ことが支えになっている。ということなのでした。(なんだかよくわからないですね。すみません)

 
 
 ふんばっていきましょう。

詩集『こんなときは!』森埜こみち(銀の鈴社)

2020年12月14日 | 本の紹介
             

 森埜こみちさんが、掌の詩集を出版されました。サイズ感わかっていただけるでしょうか。

 かわいい。
 
 しかられたときは・・
 泣きたくなったら・・
 考えるときは・・

 いろんなシチュエーションで、蝙蝠になったり、猫になったり、狐になったり。

 きょうの私は狐になりたい気分。

 自分を見失いそうなときは 狐になる
 自分の匂いと そうじゃないものの匂いを
 しずかに しずかに かぎわける


 森埜さん ありがとうございます。これは素敵なクリスマスプレゼント! 
 こういうのを読むと詩を書きたくなります。
 っていうか、こんな句集もいいなあと思ったり。
 
 あしたは、何になろうかな。

合評会メモ

2020年12月13日 | 自作紹介
 自分がいいと思うものを、信じて書くしかない。
 人が描けていないから、作者の個性も出ない。
 「よくある話」でも書き方次第。

 「驚き」が必要・・(幼年童話で)

 1つの作品に1時間みっちりの合評。それなのに、メモしてたのはこの程度。メモをとる時って受動的なのでね・・。頑張って能動的に参加してた・・つもり。
 私の作品はそこにはないのですが、意見を言い合うことで、「書く」ことの根本を問い直すことにつながっていきます。
 まな板に上げられた作品がこれからどうなるか? ではなく、ひとりひとりが「今」を乗り越えていくため、考える足がかりをつかむ。それが、合評会なのだなあ。と、ここに書くことでも、自分で確認しています。

  
 

『ぼくたちのだんご山会議』感想文~感激

2020年12月11日 | 自作紹介
        
 『ぼくたちのだんご山会議』(汐文社)が、夏休み、長崎県読書感想文コンクールの課題図書になっていました。その結果をまとめた冊子を送っていただきました。
 中学年の部の最優秀賞は2点。その2点とも、『ぼくたちのだんご山会議』を書いたものでした。

 嬉しい~。
 一人の子は、自分ちの近くにある「えぼしだけ」という山を思いながら、もし「えぼしだけ」にテーマパークができることになったらどうしようと、考えてくれました。
 一人の子は、『だんご山』の子達がいろいろな意見でけんかになったりするのを見て、自分自身の気づきにつなげてくれました。
 すごいなあ。

 ちなみに、低学年の子の最優秀作品は2点とも、『ぼうけんはバスにのって』(いとうみく)
 高学年の最優秀作品は2点とも『兄ちゃんは戦国武将』(佐々木ひとみ)でした。これ、「季節風」で占めたって感じで、むふっとなってしまった私です。書いたのは小学生なので、その子達の手柄ですが笑。

『俳句ステップ!』河北新報でご紹介いただきました。

2020年12月10日 | 自作紹介
       

 河北新報「東北の本棚」12月6日で、ご紹介いただきました。(クリックすると、オンラインの記事に飛びます)

     

 俳句の原点そのままの子どもの姿。
 俳句は心躍るリズム。など、嬉しいフレーズを書いてくださっています!!

 俳句のように、長く親しんでもらえる本になるといいなというのが、願いです。
 よろしくお願いいたします。