学校教育を考える

混迷する教育現場で,
日々奮闘していらっしゃる
真面目な先生方への
応援の意味を込めて書いています。

学級経営に悩んだら

2010-06-22 | 教育
若いときは,
自分が担任するクラスの子どもたちに好かれているのか,
嫌われているのかがずいぶんと気にかかるものである。

やはり,教師になったからには,
子どもたちに好かれたい,
いい先生と呼ばれたいという思いをもつのが
人情である。

しかし,クラスが思うように運営できない場合,
子どもたちに好かれたいという気持ちが強いと,
上手くいかず,悩みもまた深くなる。

私が昔,確か何かの本で読んだはずなのに,
どの本であったか,とんと思い出せないのだが,
クラスを担任するときに,
いつも心に留めている言葉がある。
それは,次のような趣旨の言葉である。

 クラスの半分の子どもはあなたのことが嫌いです。
 残りの子どものうちの半分の子どもは,
 あなたのことが好きです。
 そして,残りの半分の子どもは,
 あなたのことをなんとも思っていません。
 それぐらいが普通です。

この言葉を聞いて,
ずいぶんと気が楽になったことを
思い出した。

もちろん,教師の側からは,
子どもたちを嫌うなどということはあり得ない。
そもそも教師にとって,
担任する子どもたちは,
好き嫌いの対象ではないのである。

そこもはきちがえてはいけない,
大事なところである。