目が覚めたら棺おけに入って土中に埋められていた、という究極のシチュエーションだ。そこからの脱出、果たしてそれが映画になるのか?という発想でスタートしたのだろう。
実際映画になって公開されてはいる。ただ興趣にとんだ面白い作品になったかというと、残念ながら・・・の感が強い。
「ワールド・トレードセンター」も生き埋めになった消防士の話だが、経緯や回想、気遣う家族など、現場以外の部分で「映画」になっている。そういう要素が一切なく、棺おけから一歩も出ないことがコンセプトだすれば、それを見せていくアイデアが足りなかったとしか言いようがない。
セットに関する限り、低予算と言われた「CUBE」どころではない究極のローコストだ。俳優も一人、衣装も一着、結局最もコストがかかったのは冒頭のタイトル・デザインではないだろうか?
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