SEA side

静けさの中で波の音だけが永遠に響きつづける。
美しいものとの出会いの記憶・・・・。

映画 「シーサイドモーテル」

2010年07月02日 | 映画(サ行)
 このブログのタイトルと共通している。

 今どきの豪華配役は・・・生田斗真、麻生久美子、山田孝之、玉山鉄二、成海璃子、古田新太、温水洋一、・・・と見事にそろっており、話も面白ければ、冒頭とラストをまったく同じ写真でリンクさせた語り口もなかなか凝っているのだが・・・、映画としてはイマイチ感がある。

 山の中のいかがわしいモーテルの4つの部屋で別々に進行する群像劇風の物語が、微妙に絡み合う。

 脇役まで含めた個性的な俳優陣は健闘、たぶん絶妙の間の演技を披露しているはずだ。だけど舞台と違って、映像は編集される。そのリズムが意外と単調でメリハリに乏しく、山場がない。終わったと思ったらまだ話が続く、という繰り返しでなかなか終わらない。

 アナザーバージョンを作ったらとびっきり面白くなった!という可能性もありうる、もったいないほどの素材だ。