masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

お口にチャックが出来なくて...

2016年02月20日 | ガソリンスタンド2

木曜日と金曜日の出来事。

1、携行缶への燃料を買いに来られた一見さんに「セルフでは入れさせてもらえないから」と言われてー

そうですよね。でも全てのお客さんがそんなお客さんばかりだったらウチの店は潰れてます。車の燃料も全てウチで入れてくれるお客さんがいるから店がやれてるわけで、お客さんも(あなたも)こうして携行缶への燃料が買えるわけです。



2、公用車で給油に来られた市職員の方に「ガソリン、安くなりましたね」と言われてー

そうですね、でも仕入れ値が下がったのは4週ぶりのコトなんですよ。
(中略)
そんなふうに仕入れ値に大きな差があるのに、一律の単価ということに対して、正直、私は大変不満に思っているんです。
市の担当者の方と組合の交渉時に安値店の値段を出されるということをお聞きしましたが、時には逆ザヤになることもあり、それならその安値店へ給油に行ってほしいと思うくらいです。



3、配達した灯油の代金を支払いに来られたお客さんにTカード(クレジット)を出されてー

「配達でのソレは勘弁してほしいんです」
(※ここにはクレジットカードの手数料だけでなく、心情的にも複雑な要因が絡み合っております)


**********

1番目の携行缶の方は、「嫌な事言ってごめんなさいね」と言う私に、「いえいえ、その通りですから」、とおっしゃって下さいました。

2番目の市職員さんは、仕切り格差等知らなかったようで、「市に言っておきます」と。

3番目の方は・・・・
気まずい思いをさせてしまって申し訳ないという気持ちと、「でも、」という気持ちとでモヤモヤしております。
(※因みにこちらのお宅は以前はご家族全ての車・携行缶・配達灯油の現金会員さんでしたが、現在は携行缶と配達灯油だけです)


・・・

こうちゃんの胃痛と頭痛の原因の1つに、こんなmasumiさんの存在があるのかもしれません。

 

PS
業転玉で薄めて、1リッター当たりの粗利を10円増やして・・・
そうすればお客さんにこうしたことを言わずに済むのかも知れないけど。

 


※関連記事

公用燃料


公用燃料は夫婦喧嘩のもと

私も勝手な生き物です。

ガソリン(石油)の流れと値段(価格差)、そしてガソリンスタンド。





業転は「生き残りの手段として買うべき」という議論もあるが、

2016年02月20日 | ガソリンスタンド2

2月18日 燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)

仕切り値下げ4週ぶり
ガソリンなお続落18県
公正取引環境の整備 適切な価格指標不可欠



新現金会員制度を警戒


コストコの年会費は4,000円
こちらはプリペイドカードを止めて、年会費2,000円で、だそうです。


こうちゃん曰く
「うちも昔は現金会員は500円の入会金をもろてた、そういう時代やったんやなぁ...」

でも今は無理。
コストコはガソリンだけじゃないから、ホームセンターでの豊富な商品があるから、年会費を払う価値もある。
ガソリンスタンドで年会費を頂戴しようと思ったら、安値だけじゃなくて、サービス、知識、技術力も必要になるだろう。
そういう戦略は、大手には出来ても、地場零細店では無理だ。



安売り認識に温度差
「赤字は業者自身の責任」


「価格設定はSSの採算ラインから算出するもの」としたうえで「それで経営が成り立つことが前提」という。
確かに業者自らの経営努力で設定できる価格なら問題はない。
赤字が出れば会社(SS)が潰れるだけで「業者自身の責任」となるからだ。

ところが元売から特別な恩恵(助け)を受けているSSにはこれが当てはまらない。



市場正常化 道険し 受給不均衡が大きな壁
元売販社姿勢に憤り


資金力がモノ言う市場
「不安だがSSは生活の糧」

「元売販社のセルフにはスタッフが大勢いる。
地場の小規模店はアルバイトを雇う余裕もないため、家族で経営するしかない。
また資金力のある販社店のスタッフは定期的に休暇があるが、地場店は店を開けなければ収入が得られない。
開店から閉店までの時間、交代で休みは取るが、誰かが休めばその負担は誰かが負わなければならず、休暇もなかなか取れない」

資金力のあるSSが勝ち抜いていくのは間違いないが、その代償は地場の小規模店の淘汰だと指摘する声は少なくない。

元売販社の価格より仕切りは高い。交渉しても聞く耳を持たない。地場小規模店など消失しても構わないとの考えが見え見え。
系列より安い業転玉を購入すれば製品保証ができないためサインポールを外させてほしいと担当者が駆けつける。
小規模店は系列の縛りで競争力を損なわれ、今後元売の集約、再編成で需給のタイト化に期待しても系列のネットワークには入れず、資金力のあるSSだけが勝ち抜く構造といえる。

系列内にいても先行き期待が持てないが、生活の糧だから、毎日店を開け、休みもなく頑張り続けている。

と話す、地場SS店主は少なくない。

***

こうちゃん娘のMちゃんが結婚した時、
遠方の友人のために土曜日に挙式したいと言うのを、「店があるから無理」と日曜日にしてもらったこうちゃん。

実の親が死んでも、翌日のお葬式当日しか店を休業にしなかったこうちゃん。

当日は町工場への納入や、お風呂を沸かすための灯油の配達、
それらの供給責任を果たしてからの、お通夜でした。


・・・私は、
「そんなの嫌だ」と思っています。



軽油 価格差拡大最大20円 配達への悪影響懸念



栃木県石商 村上理事長が提言
公正公平な競争実現を
地場SS存続危機訴える


われわれ地場SSの立場から元売会社や国の行政にもっとも強く求めるのは公正で公平な競争の実現だ。
そのためには一刻も早く優越的地位の濫用、不当廉売、差別対価を根絶してほしい。

県内市場は現在、深刻な価格差問題を抱え、地場SSの経営環境は悪化の一途をたどっている。

ここにきて元売再編に絡み、セルフを中心にそれぞれの立ち位置を確保するための過当競争やシェア争いが激しさを増している。

とくに廉売を助長する要因として、業転と系列仕切りの格差、事後調整による不透明な系列内仕切り格差を指摘。

異業種が幅をきかせ、元売販社や商社系、広域系が追随し、われわれの商売を阻害し、市場から駆逐している。

業転については「生き残りの手段として買うべき」という議論もあるが、
「資金的に余裕がなく買えない人」や「それぞれの理由で買わない人」がいる以上、全面的な解決手段とはいえないため、
業転格差はリットル2円まで縮小すべきー


地場SSの存続の危機は地域社会にも多大な影響を与える。

なかでもエネルギーの安定供給は、高齢化や過疎化が進むなかでの日常的な対策、さらに東日本大震災のような災害時、緊急時の対策として重要な意味を持ち、役割を担っている。


もちろん事業存続のためには自ら経営能力を高め、人材を育成し、利益を上げ、後継者に継承していくことが必要だ。
しかし市場で行われている競争は公正、公平とは程遠く、SSは減り続けている。
この状況は決して看過できない。


元売には需給バランスの適正化と公平で透明な仕切価格体系の確立。
行政とくに公正取引委員会には公正競争実現のためのさらなる監視活動の強化をあらためて強く求めていく。




この業界には自浄能力はない。


価格競争も、仕入れの格差も、無くならない。


だから掛け取引を必要とする法人は、利幅30円以上でも理解を示すしかない
灯油の小口配達もいずれはこうなる。→喜ぶしかない。


価格競争では効率化が優先され、不採算なものは切り捨てなければならないのだから。

だけど地場業者は・・・・・。





業転は生き残りの手段ではなく、“生き延びる”手段だと思います。

「うちが配達しなければ、では誰が配達してくれるのだ?」 
「だから、一日でも長く店を続けなければならないのだ」、という気持ちでなら、

系列店で業転を買ってたって、 胸を張ってお客さんの顔を見れば良いと思います。



PS
だけど、
その陰で全量系列仕入れの同業者は苦労しているということは、心に留めておいてくださいね



追記

>「それぞれの理由で買わない人」

平成11年に制度化された化学部室排出把握管理促進法(化管法)により、
「環境負荷化学物質含有の有無についての証明書」を必要とする取引先がある販売店です。


流通証明書と品質等の証明書は違います。


ライオン2頭が国立公園から「人口密集地帯」に

2016年02月20日 | ニュースから一言二言

ケニアの首都ナイロビ(Nairobi)で19日、ライオン2頭が国立公園から「人口密集地帯」に逃げ込み、レンジャー隊員らが追跡に当たった。 >>記事を読む(外部リンク)

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マックと散歩しているとき、この茂みからもし熊が現れたら?
マックとボール遊びしながら、この近くで移送中の車からライオンが逃げましたなんてことがないかな?

...なんてことをたまに想像した。


ただ同然だったガソリン、60倍まで値上げ

2016年02月20日 | 切り抜き

ただ同然だったガソリン、60倍まで値上げ ベネズエラ
ベネズエラのマドゥロ大統領は17日、世界で最も安く「ただ同然」とされてきた国内のガソリン価格を約60倍まで値上げすると発表した。外貨収入の96%を原油輸出に頼る同国は、原油の国際価格の下落で財政が急速に悪化。補助金による低価格の維持が難しくなった。1999年の故チャベス政権の誕生以降、値上げは初めて。

 地元紙エルナシオナルなどによると、レギュラーガソリンは1リットル当たりの価格を0・07ボリバル(約1円)から1ボリバル(約17円)、ハイオクは0.097ボリバルから6ボリバルに引き上げる。

 同国は原油の確認埋蔵量で世界最大を誇る。マドゥロ氏は、原油価格の急落で「原油輸出による収入が、2014年の370億ドル(約4兆1800億円)から昨年は125億8700万ドルに減った」と説明。米国や隣国コロンビアに比べ、国内のガソリン価格が極めて低く抑えられてきたとして、「(新価格を)受け入れ、支持してほしい」と国民に呼びかけた。

 同国では89年、ガソリンなどの値上げをきっかけに大暴動が発生。以降、ガソリン値上げはタブー視され、年200%超とされる高インフレの中でも極端な低価格が維持されてきた。(サンパウロ=田村剛)