masumiノート

何を書こうかな?
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特殊な販売構造@謎だらけのGS業界

2016年02月23日 | ガソリンスタンド2

2月22日燃料油脂新聞より(※青系文字がmasumi)

元売統合 設備機器更新に影響
「POSへの再投資できない」
※交換時期が来ていても元売統合で2重投資になる可能性もあるし、撤退するかも知れないし?



低マージン続く
業転仕入れでも経営困難


当社の仕入れ値を下回るセルフの安値に囲まれている。
業転を仕入れて自己防衛しているが、マージンはとれない。
業転と系列の価格差はリットル11円。

100%系列仕入れでも、業転仕入れでも販売店の商売が成り立ちにくい根本原因は、不透明・不公平な仕切価格差と、それに基づく廉売。

あらためて元売の供給施策の責任を指摘するとともに、早急な改善を求めている。



PB-SS出店続く うま味薄れず関心高まる
背景に仕入れの優位性


仕入の優位性に加え、閉鎖物件の再開に際し賃料が低く抑えられるとなればー

「燃料油収益を確保し、低コストによる運営効果を引き出すにはPBしかない」という見方が強まっている。




家族経営で生き残る 1SS店 セルフに活路


コスト削減と合理化を実践し、経営維持できる基盤を確立しつつある。

※家族経営の1SSであっても、「セルフで、合理化」をやれるところ(商圏)もある。
でも、
販社や大手広域セルフが50%のセルフ比率の商圏で、当店がもしセルフになったら、その瞬間に当店の存在価値は消滅する。



石油業界の問題訴える 読者投稿
「業転販売やめてほしい」 新潟県


※別記事で全文紹介させて頂きますm(_ _)m





SSも顧客選別「利益重視した経営を」

顧客は必要に応じて、安値店やセルフSS、フルサービスSSを使い分けている。
顧客自身が自分の要求を満たすSSを選別しているという事だ。
その要求にSSが無理に応える必要はない。



「廃業もひとつの選択肢に」苦境語る地場業者

今のままでは赤字が増える一方。このままでは借金を抱えることになる。
思い切って廃業するのも、ひとつの選択肢。
老朽化対策もままならない状態だ。



特殊な販売構造に疑問 「経営安定達成できない」


小売業の中でSSは特殊な業種・・・

※売り値が1リッター100円の時も、1リッター200円のときも、
マージンは、1リッターいくら。(←量販志向へ向かう)

石油製品は価格が乱高下するもの。
利益率を高める商売に切り替えていく必要が求められている。






田舎には田舎の

2016年02月23日 | ガソリンスタンド2

数日前の業界紙に、“都会の経営者からみたら田舎の地域密着(堅実な掛け取引)が羨ましく映るかも知れないが、田舎には田舎の苦労がある”ということが書かれていました。

そのお店は“7割以上が掛け取引”とあったので、かなりの田舎で商環境も規制緩和以前から殆ど変化なしに来ているような地域じゃないかと思います。

その苦労は、支払いが滞っていても、「催促ができない」。

所謂「盆暮れ払い」という慣習が色濃く残っているのだと思います。


片や、業界の環境は激変しています。

業転の仕入れ値は日替わりで、支払いもCOD。
系列であっても最近では小切手から振込みへの変更を促されたりしています。

そんななかで、
お客さんからの代金回収は「催促が出来ない」、しかし、仕入れ代金の支払いは「待ったなし」なのです。




幸い当店には既に盆暮れ払いの掛け会員さんはいなくなりました。
20年前は同じように掛け会員さんも大勢いて、盆暮れ払いのお宅も何軒かありましたが、安値店の出現で潮が引くように去っていかれましたので(^^;

当時、盆暮れ払いの、更に手形(半年先の決済)なんていう建設業の取引先がありましたが、
その社長さん(故人)は、「支払うことに変わりはないのだから手形も現金と一緒や!」と、そのようなことをおっしゃっていました。

「手形が決済されるまでに仕入れ代金を支払う現金が足りなければ自己資産を投入したり、銀行で借り入れしないといけない」という理屈が通じないような方で・・・、その後、倒産。
売掛金未回収のまま損金(貸し倒れ)となりました。アララ


※当時、建設業の手形は当たり前で、そういった貸し倒れによって連鎖倒産したガソリンスタンドも多く、
それが掛け取引から信販系ビジネスカードへの切り替え推進という流れになったのだと思います。


お蔭様で現在の掛け取引先は個人も法人も毎月きちんとお支払いして下さるので助かっています。

たまに「ごめーん、忘れてた~^^;」という方がいらっしゃいますが、お愛嬌です(*^^*w


他にも田舎ならではの、アンナコト~♪コンナコト~♪あ~った~よねー♪ がありますが、それはまたの機会に(笑)


まぁ何が言いたいのかっていうと、
田舎には田舎の、都会には都会の、長所と短所があって、
その店にはその店のやり方があるわけで。

だから上の方でお偉い方々が、「地場業者の経営力強化のために云々」とやってくれるのは良いのですが、

>石油製品の安定供給を支えるSSの統合・集約化、業務提携、物流の合理化

・・・なんか、引っ掛かるんですよね...
(--;うぅ。。


掛け取引が7割もある田舎では “合理化”なんて不可能に近いと思うんですよ。

って、こんなこと書くと、

「やりもしないで文句ばかり」とかって、言われちゃうんでしょうけど。
゛(6 ̄  ̄)ポリポリ