masumiノート

何を書こうかな?
何でも書こう!

こども店長さんに又「そんな人は業界を去ってください」と言われそう。

2016年02月24日 | ガソリンスタンドでの出来事

セルフでは携行缶に給油させて貰えないー

これは消防法でそう定められているからです。

でもー
セルフでも携行缶に給油して貰えるのです。
ユーザーが自ら行ってはならないだけなのです。

しかしスタッフが給油するのは、店にとっては非効率であり不採算なのです。
大阪に、単車への給油は1リッター当たり10円増しにしているPBフルがあるのもそういう理由です。

※携行缶への給油は大したことはなくても、それをやるとトラックの荷台にある発電機などへの給油もしなくてはならなくなる。
それは、荷台によっこらしょと登っても数リッターしか入らない、そういうシロモノ。


なので大手のセルフではそういうサービスを行いません。
逆に個人経営のセルフでは携行缶への給油サービスを行っているところもあります。


そして、
念押ししておきたいのは、
大手は元売からの特価・戻し・事後調整(所謂数量インセンティブ)があるので、売り値は安くてもしっかりマージンは確保しているということです。
逆に零細フルは売り値は高くても仕入れ値の格差ゆえに低マージンでの経営を余儀なくされている。



セルフが安いのは知ってるんやで。自分で入れることも出来る。
でも、ワシら農家は車だけやない。機械やら缶やらも世話にならないかん。
それやのに安いから言うて車はセルフで入れて、面倒臭い缶だけ持って来られへんがな。

何年か前に、当店の常連さんがおっしゃってくれた言葉です。



車はセルフで携行缶だけ当店を利用する消費者に対して快く接客ができないのはこの言葉を聞いたからかも知れません。



だけど人間には感情があります。

「ごめんなさい、車と違うんです。後ろの座席に容器があるので、それに軽油をお願いしたいんですけど宜しいですか?」

こんなふうに言ってくださる方には、(業界の歪な構造のせいで気を遣わせて申し訳ない)という気持ちになることもあります。


でも、こんな人はダメです。
お客さん扱いが、どうしても出来ません。

***


軽自動車で来店されガソリンの計量機に横付けされたのは良いのですが、給油口が反対側でしたのでそれを伝えると、ひとこと、

「軽油なんです!」

「?」
一瞬固まりました。

軽自動車だから軽油だと勘違いしている類の人かしら?
いやいや初心者マークも貼っていないし、年齢的にも・・・、と思い、
「えっと・・容器ですか?」

「後ろ!」

この瞬間にmasumiさんのなかでその人は、単なる消費者の、そのまた“当方を疲弊させるだけの存在”に分類されました。


あとの接客は“言わずもがな”でございます。

ケド言っちゃう書いちゃいます。

ご自身で缶を車から下ろしてもらって、
(給油後)ご自身で携行缶の蓋を閉めて貰って、ご自身で車に積んで頂きました。


5分ほど車を走らせればフルサービスのお店が他にもあります。
当店が気に入らなければそちらへ行かれるでしょう。


因みに上記の方の場合は、そのような対応は致しておりませんので悪しからず。




2月25日 追記

<昨夜こうちゃんに言ったこと>

コストコのスタッフはお給料を貰って、“善い人”を演じられるのに、
ウチは自己資産投入しながら、(私は)嫌われる役をしてる。

歳取って店を畳んだあとの“付き合い”を考えたら、携行缶だけの人にも愛想良くしといた方が良いのは分かってても、

できないんよ。





こうちゃんと目が合ったら、

何でかわからんけど、泣きたくなってくる。






5年後くらいに店を畳んだあと、習い事とか行きたいけど・・・
行くとしても、誰も知った人がおらん大阪とかまで出なきゃいけないかな、って思ってしまうんよ。


*****

>ウチは自己資産投入しながら

普段の収支はトントンです。
ここでいう投入は、マスコミが2月危機とセンセーショナルに報道した地下タンク改正法の対応工事のことです。