最高のエンターテイメント

2017-09-02 15:46:48 | 私の愛読書

この8月から、経済小説に埋没している。やはり小説、読書はいいものだ。私にとっては、お金のあまりかからない最高のエンターテイメントだ。何しろ、小説を読んでいる時間は、外部の世界を遮断し、嫌なこともいっさい考えずに過ごすことができる。自分の世界だけに没頭できる。最高の娯楽だと思う。

いま読んでいる本は、少し古いが、真山仁さんの『ハゲタカ』シリーズだ。いま、若手の専従者とともに、不破さんの本をテキストに『資本論』を勉強している。でも、企業や金融の現場を知らない自分のような人間にとっては、バブルとかハゲタカファンドとかいっても、実感としてなかなかつかみにくい。経済学の概念としてはいろいろ知ったかぶりをして説明もするのだが、リアルな内情は知らないわけだ。元外務省情報局長の孫崎享さんは、「他国を知るにはその国の小説を読むのが一番だ」と書いていた。それに倣って、経済界の現実を知るには、経済小説を読むのが一番だと考え、まずは真山仁さんの小説から読み始めた。

『ハゲタカ』は、かつてテレビドラマや映画にもなったが、私はみていない。画像を見てしまうとそのイメージがインプットされてしまうので、私はあくまで原作を読んで、かってに想像しながら楽しんでいる。

『ハゲタカ』を読んで、ハゲタカファンドのイメージはちょっと変わった。私の故郷の栃木県の日光や鬼怒川も登場する。足利銀行(足助銀行)の経営破たんも取り上げられている。若くして、ミカドホールディングスの社長になった松平貴子さんは、実に素敵な女性に描かれており、惚れこんでしまった。

 とにかくいろいろな発見や楽しみがある。しばらくは、真山ワールドにのめりこみそうだ。

 

 

 

 

 


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